
下記、図書において、著者が明確に書けない部分を、分析する。
本文まえがき
「あれをしてほしい、これをしておいてくれ」発言は常に一方通行であり、愛する相手との会話とはとうてい思えない。そこに次のような感想を漏らした読者もいた。
「まるで家政婦の手記だ」
高倉の本名である小田剛一のふりがなが「おだたけいち」ではなく「おだごういち」になっているのだ。
>従弟のところには、何も書かれていない申請書を持ってきて、サインしてくれといわれたというのである。
まさかと思うが、住んでいた家、鎌倉の墓、愛車やクルーザー内のどこかに、遺書めいたものがあったとしたら………。
彼女は高倉健の急逝後、2ヵ月足らずの12月27日付で高倉プロの代表取締役に就任し、すぐさま赤坂の事務所を閉鎖した。古参の専務(日高)や事務員をクビにして、オフィスを顧問弁護士(野村晋右)事務所に移し、高倉プロの社長としてさまざまなイベントを仕掛けてきた。
それだけでなく貴は、高倉健が生前購入していた鎌倉霊園の墓、そばにあった江利チエミとのあいだの水子の眠る墓まで、ことごとく破壊してきた。それは、まるで故人の生きてきた足跡や思い出やその匂いをすべて消し去ってしまいたいから、そうしているかのようにも映る。それは近親者にとって、痛恨の出来事であった」。
あるテレビ放送「長編ドキュメンタリー映画・健さん 2016年制作」では、馴染みの鮨屋の主人が出て来て、お互いを紹介したのは自分だとの発言がある。詳細を■疑問点6に、
■疑問点5
だから、『入院するわ』と。当然ながら、病気じゃないのに入院できないよと慶応病院の主治医に言われたものの、結局、『疲労と貧血』ということで個室へ入りました。それでも病院食しか出ないのが不満だったのか、すぐに退院しています。
>そして遺骨については各人に、『どうぞお持ち帰りください』と提案しています。
夫婦同然だったと言っている愛する人の遺骨を、参列者5人に >『どうぞお持ち帰りください』 と、言えるだろうか? まるで葬式の返礼品、香典返しの 物 のように…。
結果、故郷の先祖代々の菩提寺に分骨された遺骨は、東宝社長の分と、誰かから預かっていた?高倉プロモーションの元秘書の分だけとなった?
>この間、七回忌を機に東宝の島谷が実妹の敏子に遺骨を返還した。そして今度の没後10年を迎えるにあたり、高倉プロモーションの秘書が預かっていた遺骨がようやく戻ってきたのである。
>ひょっとすると、養女が高倉の遺骨を散骨したと言い出したのは、実はこの映画を観て真似ているのではないか。ふとそんな思いが頭を過った。(敬称略) 『FRIDAY』2024年12月6日号より 取材・文:森 功(ノンフィクション作家)
>養女は斎場で映画関係者たちに高倉の遺骨を分骨した。それを不可解に思った一人が、敏子に遺骨を届け、三回忌のとき正覚寺の墓に納骨されたのだ。
寺には高倉健の本姓である小田家代々の墓とともに、「寒青」と刻まれた碑が建つ。高倉の遺骨が納められた唯一の場所である。
健さんは私とハワイに行ったり、修善寺に行ったりしました。旅行に行ったときも必ずその写真と線香を鞄に入れ、行く先の宿に並べて手を合わせてきました。大事なご両親の写真の祭壇がなくなってしまうなんて、どういうことでしょうか」
■疑問点6
>すべてを相続した「養女」の父親インタビュー
■疑問点7
健さんの滑舌の自主トレ場面は詳しいけれど、奇怪な“密葬”の場面は1行もない。離婚した江利チエミを語る健さんは登場しても、江利との間の水子を祀る墓が健さん没後に更地となった事実も理由も明かされない。

この場合、遺言に従って兄弟姉妹にも相続財産を分け与えることができます。また、遺言がなくても、相続人間で協議を行い、相続財産の分割を合意することが可能です。
遺産はそれだけではない。多くの高倉健映画の版権も、すべて養女相続となる。
>森にいわせると、結婚ではなく養女になったのは、高倉健の遺産だけでなく、これからも入ってくる映画の権利など、もろもろの収入も手に入れられるからだそうである。 私にはよくわからないが、もしそうだとしたら、法律に詳しい人間が彼女の後ろにいるのだろうか。疑念は膨らむばかりである。