弁護士 中島 真希子


 東京弁護士会には,市民窓口委員会という特別委員会が設けられ,弁護士に対する市民の苦情の窓口となっている。苦情内容については様々なものがあるが,特に問題性が大きい場合,担当部署による調査が行われ,弁護士に対する処分が行われる場合がある(典型的な例が非弁提携行為である。)。

 弁護士会としての処分がなされない程度の事案であっても,当該弁護士の事件処理方法や,弁護士の対応・態度に苦情が寄せられる場合がある。事件処理に寄せられる苦情で多いものは,処理方法がずさんである,依頼者への報告がない,話を聞いてくれない,説明不足等であり,処理の遅滞に対する不満も多い。また,弁護士の対応・態度等については,電話に出ない,対応が横柄・尊大である,言葉遣いが乱暴である等の苦情が寄せられている。報酬の説明不足・預り金の精算等金銭面の不満が寄せられることもある。

 上記のような点が特に不満につながることを十分に意識して職務に励むことが必要と思われる。 

(参考文献・LIBRA Vol.6 No.5 2006/5 .83頁)

                                      以上

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