8a64de2d.JPGDisc 1「Metalic Rain」に関して、その「料理した」結果、感じたのは...同音をオーバーダブする事で、単純に雨音(+打ち付ける金属パーツ音)の数が倍になる事で、その音響の「スピード感」が出たという事。加えて、ランダムに打ち付ける雨音というのはある意味、フリー即興的な雰囲気も持っていて、それが倍の「手数」になる事でも、よりホットな(雨音による)フリー即興演奏に仕上がる。「レインドロップ」という「バチ」で金属パーツという「タイコ」を打ち続けるパーカッシヴな「現象即興」。...なものだから、音響の感触としては「雨音」...という叙情的な雰囲気は一切なく、金属的。...仮焼きマスター盤を(いつもやるように)寝る時にイヤホンで聴きながら寝に入るワケだけど、今回に限ってはやたらやかましくて眠れやしない!(笑)...途中でスイッチ切って寝た。

...そんな感じで次のDisc 2「Water Pipe Vibration」...も同様の過程を踏む。...このカテゴリーは(Metalic Rainと同時期の)去年録り溜めた素材の中から「台所の水道」を使って様々な「容器」に細く垂らした水の「振動」を物に与えた時に生じる音響を収録したもの。...これもそれぞれ...プラスティック・コップ/ジュース缶/鍋のフタ/陶器など...で試した。ここではさらに「水」という質感から変容したメタリック・ノイジーな現象を醸し出す。幼稚なまでに色々試した結果、「Metalic Rain」よりはバラエティに富んでいる仕上がり。

今回の3CDR「WP3(water point 3)」は、「水」という素材をあくまで「音が発生する為の動力原理」...として捉えている為に、通常の「水的作品」とは印象が別の物になっていると思うし、そここそが(面白い)ポイント。...ナチュラル系素材を使っても、僕の場合、出口はいつも「メタルジャンク」になってしまう。/ちょっと一息付いたら、次は残りのDisc 3「Shower Jamboree」(シャワーの水滴音響シリーズ)の編集作業へ...。/(diary: 2004, 6-8)