barfly diary

daily voice of nobuo yamada (abh) / since 2005 https://www.abh-oto-yamada.com/ https://www.instagram.com/abh_yamada/

April 2008

9e3713e8.jpgここんところ映画絡みで珍しくメディアに浮上している水谷豊、ちょっと嬉しい。...僕にとっての水谷豊は(かすかな記憶の)「バンパイヤ」から始まって、何と言っても70年代:「男たちの旅路」(NHK)、「傷だらけの天使」そして(邦画No.1)「青春の殺人者」(オマケに「熱中時代」)。...社会や親という力の前でもがき苦しみながらもソリッドに傷口を自滅的にさらけ出していくかのような氏の放出されるエネルギーは松田優作とはまた違ったタイプの身体性があって、どっちを選べ、って言われたら僕は水谷豊になる。あの、いつも居心地が無さそうでイライラしてるあの感じが当時の若者のダークサイドな部分を見事に体現してた。

...そんな時代から2回り程時代が変わり、最近のドラマではグっと抑えを利かせた冷静な役どころで新境地なのでしょう。最近出てたバラエティでの素の水谷氏も自然体で魅力があり、今後、めちゃくちゃ悪者だったり、逆にコミカル(でいてちょっと切ない)な中年のドラマなんてやってくれたら楽しみ(それこそとびきりの美人女優とのラブコメなんか絶対観てみたい...そんなプロデューサーいないかな)。例えば最近の三浦友和にしても、時代がいくつか巡り、中年になって新たな魅力が染み出てきて再浮上している俳優って限られると思う。水谷豊も充分「今」に機能する持ち味を感じる事が出来て嬉しい。そして今後が楽しみ。

余談ですが、写真は前から家のソファの枕にしているクッション。...実はこの(ほぼオンボロな)クッションと水谷豊との関係があって...(元々、立川出身の)水谷豊さんのお母さんがかつて住んでいたのが国立で(今も健在かは知りません)、僕の母親とは地域絡みでちょっと知ってる間柄だった時があったらしく、ある時、国立での市民バザーで皆で(不要な)売り物を出品してた時に、その豊お母さんがバザー用に持参したのがこのクッションで、僕の母がそれを気に入ったのか、おそらく¥100程度で買って、それをしばらく経って僕が国立の実家に帰った際にそれをもらった(もしくはくれた)...といった経路(もうそれも20年位前の話だろーか)。...水谷豊さんのお母さんが昔、子供時代の豊の為に刺繍して作ったお手製のクッションが今、家の居間ソファの枕としてクタビレてもギリギリ健在...というワケです(YuTaKaのロゴがかすかに残っている)。

e6870fdd.JPG2008, 4-5

79681bf6.JPG2008, 4-3〜5

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● 例の「パフューム」にハマってからその後すぐさまTSUTAYAに。...そこで既リリースの彼女らのコンプリートベスト盤を。全編通してツボを突くテクノJポップで、結局捨てた曲がなかった事からも楽曲クオリティがキープされている。先日TVでモーニング娘を観たのだけれど(気が付くと顔がほとんど入れ代わってて違うグループに見えた)、比べちゃうと明らかに楽曲の質が悪く、まともに見られない(結局モーニング娘って「LOVEマシーン」だけのグループだったって気がする。どうでもいーんだけど)。パフュームの新作のレンタルは5/3らしいので楽しみ。/その楽曲プロデュース:中田ヤスタカ氏の本プロジェクト「Cupsule」もいくつか聴いてみたけれど、初期あたりはまだピチカートの後追いって感じで弱い。近年になるとテクノ装丁になって、そーなると逆にパフュームとほとんど同じで区別つかない(笑)。この人はパブリックなプロデュースの方が合ってるのかも。

● 「マボロシ/ラブシック」...前作からすると音楽性が高くなっている。いくつか捨てた曲もあるけれど。ラスト曲「Hardcore Hiphop Star Pt.2」が何か新しくて特にカッコいい。やはりMummy-Dの声質は好きだなぁ。

● 「7o'clock jump Vol.2」...バンド「勝手にしやがれ」が企画した、ジャズな匂いを持つ和バンドを集めたコンピ盤。生粋のジャズ畑とは違い、ロック、パンク、ジャズ、ロカビリー、ジャグ等、匂いは同質でもアプローチが様々なのでバリエーションがありつつも統一感はある。部屋で流すと気持ちいい。そんな中、「a-bra:z」という3人組のスイング・ユニットが、実は元チェッカーズの武内(G)/大土井(B)/藤井(尚Sax)...と知り、「へぇ〜」って感じ。熟練されたスイングきかせてて、少なくとも僕は藤井フミヤの音楽よりは明らかに興味はある。

● その他...(30年越しでやっとちゃんと聴けた)「落日のテーマ」(1975)のみ目当てで五輪真弓のベスト/(おそらく初期盤で未聴だった)荒井由実「14番目の月」(1976)...「天気雨」が良かった。バックのシュガーベイブのコーラスも良く、2nd「ミスリム」内の「12月の雨」に近いテイストの(ほのかに)軽快なナンバー。/同じくユーミン3rd「コバルトアワー」(1975)。...持ってたアナログ盤は昔ジャリのアスファルトにレコードをストーンと落としてしまい、その際出来た傷でB面が飛び飛びだったのでCDで改めて。...クリアな音でちゃんと向かい合って聴く「雨のステイション」「卒業写真」はやはりグっとくるものがある(ちなみに「雨のステイション」の舞台は西立川駅だとか)。つくづく初期ユーミンの(個人的な)神髄は...ローテンポで虚無と少女的空想ロマンティシズムの混ざったバラード曲にある、って感じる。/「Curly Giraffe」の2007年のライブ盤。...スタジオ作品の方が独特の空気感があっていいけれど、この人の(インナーなどで)使用する写真が割といい。完全に70年代の質感を意識している。/「山崎ハコ」...ベスト盤があったので試しに。ほとんどチョイスしなかったけれど、「コンコン...釘を刺す」...と童謡風に唄う「呪い」という曲と、ラストの打って変わって開放的な「気分を変えて」というライブ録音をセレクト。

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● (レンタルではないけれど)ある時、テキトーにカセット出してたまたま聴いたのが「T-REXのトリビュート」。イエローモンキーとかマルコシアスバンプやローリー、ちわきまゆみ、高木完、暴力温泉芸者、サエキけんぞう等々がそれぞれカヴァしていたのだけれど、そんな中、「BRAIN POLICE(つまりは頭脳警察)」も参加していて、パンタが歌う「Rip Off」がちょっと良くって、他の世代のアーティストはテクは上手いけど印象が薄い中、パンタ(頭脳警察)はやはり何か感じるものがあり、「そうだ」...と、昔(それこそ70年代?)カセットに録ってた「頭脳警察」の「頭脳警察3」(1972)、「仮面劇のヒーローを告訴しろ」(1973)、「悪たれ小僧」(1974)を引っぱり出してきて1本のMDにダビングして聴いてた。特に「3」冒頭曲"ふざけるんじゃねえよ"は当時中学生で初めて聴いて「これがロックという音楽かぁ...過激なサウンドだなぁ」...などと(多分)思ったものでした(笑)。...改めて今の耳で聴くと、当時にしては意外と細かい(微妙な)所でのちょっとしたアイデアが試されていたりして、ただの一辺倒なロックではないニュアンスを感じる。全体のサウンドや印象は今で言うなら「エレファントカシマシ」に割と近いかな。/そーいえば以前、義兄のMくんが、昔何かのフェスで(当時の)「頭脳警察」のライブを観たらしく、その時の様子をちょっと聞いた事があった。けっこう時代なアジだったり騒然とした雰囲気だったらしい。今度会った時もう一度聞いてみよう。

...しかし、本当に(新しい)洋楽というものを聴かなくなったなぁ(今のシーンを把握できていないってのもあるけれど)。

その節からしたらけっこう時間に余裕のあるこの頃...つい何となく去年の怒濤のメモリー・アーカイヴ「Y子嬢」の追想記を自分で一気に読み返してしまう(笑)。/そー言えばこういう感じの恋愛をネタにした日記って僕の周辺ではほとんど見かけないし、そーいうのって他にあるかなぁ...と検索してみた。...それなりに一杯あるっぽく、適当に飛んでちょっと面白かったのがこれ。...対象にハマっていくお熱とそんな自分を軽いタッチで茶化してるバランスで読みやすい。もう一つは恋人が77才!という30才差の恋愛日記...両者の日記、そして僕のY子嬢も含めて、事実ならではのディテールのリアルなエピソードが読んでる人それぞれに「イメージさせる」要素になっているんだと思う。それ故、一口に恋愛のエピソードとか言っても人それぞれ実に様々なパターンや状況や人生があるなぁ...と感じた。

d40f144f.JPG先月イラストをやりました(音楽雑誌の老舗)「MUSIC MAGAZINE」5月号が今発売中です。僕が担当したのは「ジャジーでポップ!」という、最近のジャズテイストを織り交ぜた新しいポップの動きを特集したページの扉と中面イラストです。表紙はノラジョーンズ、書店で目に止まったらページめくってみて下さい(このイラストはHP内の仕事作品ページにも組み込まれています。

...この仕事の作業中、雰囲気出す為に久々にJAZZをBGMにしてリピートしてた流れが気分として残ってしまい、最近もジャズCDやジャズカセット引っぱり出して聴いてたり...クールジャズ、ニヒルジャズ、アンニュイジャズ、レイジージャズ、人生...甘美...ビタースウィート...(30の頃を思い出す)。

a8f02f38.JPG2008, 3-14〜31

56ced2bc.JPGWhen: 2008, 3-17
Where: Jinbocho

b861bf84.JPGWhen: 2008, March day
Where: Room

63f9a432.JPGWhen: 2008, 3-10
Where: Roppongi(Tokyo mid town-garden)

ミッドタウン外に出ると(まだ未完っぽい雰囲気の)ミッドタウン・ガーデン?なエリアに。その一帯はいくつかのパブリック・アートが点在していて、そっちにはちょっと反応。彫刻とブランコを融合させたオブジェや人が近づくとセンサー反応してムクムクと起き上がる水の噴水など、人を誘導させる作品になっている。

defc1718.JPGWhen: 2008, 3-10
Where: Roppongi(Tokyo mid town)

(もういい加減古い話しだけれど)この日、仕事の打ち合わせで久しぶりに六本木に出向く。打ち合わせた後、(東京の田舎に住む僕は)お上りさん気分で「せっかくなので噂の"トーキョーミッドタウン"なぞも拝見していくか」(笑)...と、元防衛庁跡地へテクテク。案の定、ソフィスティケイトな装いの建物は自分的には味気なく淡々と回る。

ad395192.JPGWhen: 2008, 3-10
Where: Roppngi

03ebc0f5.JPG2008, 3-11

a57dfce2.JPG2008, 3-3

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50bd2498.JPG2008, 3-1

※アーカイヴ記事の表示不具合を放置したままですが、これを機に有料版へ
切り替えるかもしれないので(5月から?)それきっかけで何とかします。

● 楽曲「ポリリズム」は普通に楽しくて好きだったけれど、昨夜の(ガキの使いの後の)歌番組で特集してたパフュームのライブ、歯を磨くのも後回しにしてつい見入ってしまう。パフュームにハマってしまった。(ポリリズム然り)数曲披露した楽曲、そのどれも程よくフェチ・ツボを押さえたクォリティとセンスがあり、(ダフトパンク路線からの?...よくは知らないけど)エレクトロ・ディスコサウンドの見事なJ-POP化だった。加えてチャーミングな振り付け含めて(こーいう振り付けという楽しさを体現したユニットは70's ピンクレディ以来ではないか...古いけど)、このアイドルのトータルプロデュースがこれまた見事で、頭のいいブレーンだなぁ...って感じた。僕としてはこのテのJ-POPモノでハマるのは数年前のハルカリ以来で、このパフュームもある種の磁力を放っていた。現在かなり閉塞感漂う日本の歌謡の世界でパフュームが新しい基軸になるのかも。/楽曲製作の中田ヤスタカ氏自身のユニット音源も聴いてみた。パフューム合わせてたまにはこの辺の音楽もいくつかプールして仕事のBGMにでもしよーかな。

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...という事で音楽ネタが出たついでに、3月17日に打ち合わせで出た神保町...となればせっかくなので打ち合わせ後に久々立ち寄ったジャニス。そこで借りたいくつかの盤のメモを(当初、目当てにしてたノイズ系の盤はことごとく無かったので主に70's 日本モノを)。

● 「ゆらゆら帝国/空洞です」...やっとちゃんと聴く事できた。結論から言うと「でっかいクエスチョンマーク」の頃を境によりストレンジ・ポップな路線に移行したと思うけれど、その後期の中では一番お気に入り。音楽(特にロック)の旅を深めていくとほぼ必ず行き当たるのがミニマル化だと思っているのだけれど、慎太郎氏もだんだんフレーズの反復とアンサンブルの解体作業を突き進めていった一つの完成形。ミニマル故に多分、初めてゆらゆら帝国の作品がインテリア・ミュージック化としても機能していた。ただ、そーは言っても氏の感性のアクは軽さを装いつつも薄まっていくたぐいではないので家具の音楽「化」にはなっても家具の音楽そのものにはならない(なれない)あたりがミソ。(深読みしなければ)コンパクトであっさり聴ける作品。

(ゆらの曲で一つあげるなら「頭炭酸」の僕にとって)5曲目「まだ生きている」のタラッタ〜な雰囲気が好みですね。あと、何と言っても「学校へ行ってきます」。...冒頭の尺八+ファズギター+慎太郎ローテンション語り、そして"学校へ行ってきます"というフレーズのチョイス...の、何ともストレンジな組み合わせに「奇妙な感覚作るなぁ...」と感心してしまう(子供さん、小学生になったのでしょうね)。/勝手な推測で...この先、(あまりバンドとしての作品というより)あとはいずれ慎太郎氏の(メチャメチャ好き勝手音をいじくりまわしたような)2枚組ソロかなんか製作すれば、日本の音楽の歴史に刻まれるような傑作が仕上がる...というシナリオは容易に想像出来る。

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あと借りたのをざっとランダムに:

● 「センチメンタル・シティ・ロマンス」...1975年1stと1976年2ndを。1stのジャケはよく印象に残っていて音楽自体も(周辺印象で)すでに何となく分かっていたのだけれど今回でちゃんと聴いた。「はっぴいえんど」の影響を感じさせつつ、そこにより米国・西海岸テイストを盛り込ませた、耳に心地いい上質なポップサウンド。クオリティは高いんだけれどもう一歩アクが強ければ、と思う。デビューした彼等にあてた細野晴臣氏の当時のライナー文が熱く面白かった。/この辺の曲聴いてると、例えばキリンジがいかにこのあたりの影響下にあるかが分かってくる。

● 「休みの国」...まったく知らなかったけれど、和モノ・アーカイヴで(ついそのバンド名に興味を持ち)目に止まる。1969年/72年/77年の作品をそれぞれ。69年1stがやはり一番印象的。さすがに時代なのかメッセージ・フォーク&ロックの匂いが全編に漂い、沸き立つ血のままに楽曲が仕上がっている感じがいい(バンドはだんだん大人しい感じに)。

● 「中山ラビ」...最近の70年代女性モノ音源の気分の流れで、この人もちゃんと聴いてみようと(代表作)「ひらひら」(1974)含め72年1stも。むかーし桃井かおりが好きだった時、ラジオに中山ラビがゲストで、その時オンエアしたのが「ひらひら」。やはりこの曲は好きだけれど、時々ロックなナンバーもあったりして、今で言うラップ調のボーカリングもあったりして、この人はフォークよりロック向きかも...という印象が、現在のパンキッシュなスタイルへの変貌を思うと逆に自然だったのかも(そーいえば小金井にいた時、武蔵野公園での「はらっぱまつり」に中山ラビ出ててはじけてロックやってた)。

● 「ブレッド&バター」...74年と72年盤。良質なソウル・ポップを探るべく。昔、友達がくれたテープの中に「Japanese Woman」(1980年頃)って言う曲がけっこう好きだったので。

● 「梶芽衣子」..."恨み節"系とは違った、フリーソウル歌謡風なコンセプトの元1974年に作られたアルバム。そんなに期待してた程ではなかった。

5d112436.JPG2008, 2-24

...という事で、今や特に天気のいい日はほぼ必ずラム夫は我が家へ勝手にやってきてはこぶと格闘して走り回っては例の「ネコパンチ」をくり出すも、地上戦ではこぶが迫力を出すが、ある程度追い詰められるとラムは空中戦に持ち込み、そこで上がれないこぶはジレンマでやがて諦めてしまう...というパターンを繰り返す(でも、人間が忙しい時は2匹で勝手に暴れて遊んでくれるので助かる)。

...助かるとは言っても特に「ピョーン」と軽々飛び上がるラムはそのおかげでコンポ上のMDケースを何度倒してMDを散乱させた事か。こぶら対策に加えて最近はラム対策もしなければならない。/最初に比べて今は大分警戒心が取れてきたラムではあっても、それでもまだ完全には気を許してはくれなくて、人間が近づくと「シャー!」と牙向いてネコパンチで引っ掻こうとするので扱いがまだちょっと気を使う。

...それでも、家の中を自由勝手にケモノ2種が遊んでいる図というのは何だか悪くない。気が付きゃここはプチ動物王国(笑)。

037693c8.JPG2008, 2-24

この家の隣に住んでいるのは料理学校に通う女子の学生さん。お隣さんが引っ越してきてからちょっとして猫ちゃんと同居しているのだけれど、ここはベランダで繋がっているので時たま天気のいい日など、ウチが窓を開けると日光浴好きなこぶらはベランダにすかさず出る。するといつからか登場したお隣さん猫「ラム」ちゃんもベランダ越しに興味津々にしてる。好奇心旺盛なこぶらもガーっと隣のベランダに向かう。...そんなこんなで遊びたがっているけれど警戒心も強いラムちゃんは恐る恐る隙間をくぐってウチのベランダに来るようになり、こぶらも戦闘体勢でガーッと行くけれどすばしっこいラムちゃんはまさに忍者のごとく身をかわし高い場所に逃げ込む...。

6cf70200.JPG2008, 2-24

ここに越してきてから来月で1年になる。(前の家でもそうだったけど)階段の昇り降りをフリーにさせていたけれど、将来的に足腰にくる、と言われてもいるので、ここに越してきてしばらくしてから階段の上と下にこぶガード用の「通せんぼ」板を作ってある。ただの板だけだと味気ないので、例えばこぶがちょっと覗ける位の穴を3つ開けてる仕様。...その穴はあまり大きいとこぶが顔を突っ込んで抜け出せなかったら困るし、でそこその大きさに。でも、思ったより穴が小さく、例えば1階で食事の匂いがしてソワソワし始めた2階のこぶらが下界の様子を伺うべく穴から覗くにはそれは小さく、目でなく鼻になる(笑)。

でも、このこぶらガード用のしきり板も簡単な鍵で止めてあるだけなので最近では「ガタンガタン」と何度もこぶが板に押しかかるせいで鍵が開いてしまい、数回勢いづいて階段から転げ落ちた無茶イヌ。

74031f2d.JPGWhen: 2008, Feb/March day
Where: Nisitokyo/Fuchu

4dc6d11b.JPGWhen: 2008, Februay day
Where: Kodaira

c58c6d32.JPGWhen: 2008, 2-18
Where: Yakusiike Park (machida)

(すでに2か月程前になるけれど)この日、高校の親友:Oが白血病で亡くなってから早13年が経ち、13年前の告別式以来一度も彼の墓へ訪れる事がなかったのだけれど、急に何かの気持ちが起きて墓参りをするべく町田へ車を走らす。...最初、墓地の場所が迷った。さすがに13年前の記憶はそれほど頼りにはならなかったけれど、地図を見て、目星を付けてやっとこさ到着。「そうそう、この霊園だ」...と、記憶の端っこにあった13年前の3月のあの日の情景と変わらない景色に一瞬であの時にフラッシュバックする。

ゆっくりと坂のスロープを上がっていき、彼が眠る墓石の前に立つ。自分でも驚いたのだけれど、淡々とした気分で訪れたつもりが、墓を前にすると自然に涙が込み上げてきた。墓という石のオブジェにすぎないものに、内包された彼の記憶や面影がそのオブジェを通してガンと存在していた、その何とも言えない力にも驚いた。事前に自販機で買った(彼が生前吸っていた)キャスターの煙草を線香変わりに。付き合って自分も数年振りに煙草を吸ったけれど、すでに不味かった。

墓地を後にして、帰り道、「薬師池公園」という所でこぶらの散歩がてらグルっと散策する。

3fb64276.JPGいやぁ...この3月はここ数年で最もハードワーキンな月だった。特に後半にかけての怒濤の仕事波は何とか昨日で収まり(っと思う)こーして無為な時間を持てるようになった。/ちょっと時間が出来てきたこの時を使って手付かず放置の色んな雑務をちょっとづつ引き戻したいと思ってます。

...とか僕が言ってても、知人の話しで...最近関わっている仕事関係の先方は深夜2時3時とか平気で打ち合わせ連絡が来て、朝方5時にデータを取りに来る...とかメチャクチャな仕事に振り回されているらしい。...そんな殺伐とした不健全な仕事スタイルに比べたら僕の場合は全然ヘルシーなんだけれど。

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