ほぼ何も残せなかった今回の日本代表のウブさは何だったんだろう。日本戦の時のギリシャが何故勝ちでなく引き分け狙いに向かったのか僕の頭では当初理解出来なかった。でもギリシャは10人になった段階でよりその目的がチームとして強固に明確になった。そして自分らの守備力を持ってすれば日本の攻撃力なら(屈辱ながら)点を取られない自信があったんだと思う。日本の単調なクロスの繰り返しパターンが余計にギリシャの守備に自信を与えてしまった。そして退屈極まりなかろーがノーゴール試合を見事に成し遂げ、ギリシャは最終戦に勝利するというシナリオを描き実行する。3試合の対戦相手との実力差を自覚し、それぞれの対戦相手に促して対処した。サッカーとしてはつまらないんだけどギリシャの地味なしたたかさは最終コートジボワール戦での終了間際のPKという運まで引き寄せ、そして16強ステージを手に入れた。気の毒極まりないのはコートジボワール。あと数十秒程で手に入る予定だった16強ステージを寸前でさらわれてしまった。振り返れば日本にはコートジボワールやギリシャには何だかんだあっても勝てるんじゃないか...という少しフワフワした感じがあったような気がする。そこもウブだった。日本と条件はほぼ一緒だったギリシャがステージに登った差はそんな所にもあったような気がする。
コロンビアも然り、強さを誇る国はサッカーの魅力とは躍動である事を改めて教えてくれる。オランダやドイツは見ていて負けるイメージが湧かない。しかしいずれどちらかは敗者になる。同じ敗者でも美しき敗者とただの敗者に分かれる。ただの敗者は弱者とも言えるかも知れない。美しき敗者になるにはそこに至るドラマが決定する。肉体と精神が限界を超えた領域で繰り広げられた果ての死闘の体現者らにそれは与えられる。今回の日本は最後のコロンビア戦でやっと美しき敗者のゾーンの入り口にやっと辿り着けそうな所で時間切れになった。あえて"たられば"を言うならば、このパフォーマンスが最初の試合であったなら、と思う。
勝つ/負けるの二元振り分けの世界の容赦ない現実のシビアさ。ただ、人はそのリアリズムにこそ惹かれてしまうんだと思う。
こぶはボールを与えるとその(ボールへの)執着心、嗅覚、俊敏性、球際の強さなど、それは凄まじくちょっと人間離れしている(そりゃそーか...笑)。でも、本当に何回に一回はちゃんと飛んで来たボールの速度を殺す絶妙なトラップをしてみせる。
PS:つい本日、こんなタイミングでどーやら録画ハードが壊れたかも知れない...残りの世界カードは絞り込んでリアルタイムで観るしかないか。
コロンビアも然り、強さを誇る国はサッカーの魅力とは躍動である事を改めて教えてくれる。オランダやドイツは見ていて負けるイメージが湧かない。しかしいずれどちらかは敗者になる。同じ敗者でも美しき敗者とただの敗者に分かれる。ただの敗者は弱者とも言えるかも知れない。美しき敗者になるにはそこに至るドラマが決定する。肉体と精神が限界を超えた領域で繰り広げられた果ての死闘の体現者らにそれは与えられる。今回の日本は最後のコロンビア戦でやっと美しき敗者のゾーンの入り口にやっと辿り着けそうな所で時間切れになった。あえて"たられば"を言うならば、このパフォーマンスが最初の試合であったなら、と思う。
勝つ/負けるの二元振り分けの世界の容赦ない現実のシビアさ。ただ、人はそのリアリズムにこそ惹かれてしまうんだと思う。
こぶはボールを与えるとその(ボールへの)執着心、嗅覚、俊敏性、球際の強さなど、それは凄まじくちょっと人間離れしている(そりゃそーか...笑)。でも、本当に何回に一回はちゃんと飛んで来たボールの速度を殺す絶妙なトラップをしてみせる。
PS:つい本日、こんなタイミングでどーやら録画ハードが壊れたかも知れない...残りの世界カードは絞り込んでリアルタイムで観るしかないか。