2006年11月07日

サダムの死刑判決

サダム・フセインに死刑判決が下された。
くだらない喜劇のような裁判だった。米国のイラク民主化計画は完全に暗礁に乗り上げ、サダムの時代のほうがまだマシだったと言われるありさま。こんな形でしか独裁者支配の終止符を打てないのかと思うと残念でならない。

死刑判決前、米軍のイラク撤退後のシナリオで、次のような驚くべき筋書きがあるという見方があった。
いわく、混乱を極めるイラクの治安状況を回復させるため、解体した旧イラク軍を復活される。復活したイラク軍はクーデターを起こし、イラク戦争後の選挙で選ばれた現在の政府を倒し、バース党政権を復活させる。復活したバース党政権の指導者には、サダム・フセインか誰かに大統領になってもらい、この3年間は何もなかったかのように、イラク戦争前の状態に戻る。

今回のサダム死刑判決で、このシナリオはありえないと思われるようになるのだろうか?

ちなみに、バース党(バース=「復興」、「再生」の意)は、現在のイラクではアウダ党(アウダ=「復帰」、「再来」)と呼ばれているそうだ。

Posted by abir at 05:21│Comments(0)TrackBack(0)イラク 

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