アタシのひそかな自慢はミンガスのライブを生で聴いたことがあること(^^;。あれは新宿厚生年金だったと思う。確かドラムはダニーリッチモンドだった。ミンガスは随分ベースのテイルを気にしていた。演奏してはテイルを蹴飛ばしてたっけ(^^;。凄い迫力だった。20年以上前のことだから記憶が薄れてきてるのが情けない。
さてこのディスク、
当然の出会いではないだろうか?ミンガスとラサ〜ン。ラサ〜ンはついに開花した。ラサ〜ンの原点はもちろんブルース。そして心の師匠はミンガスだ。ラサ〜ンは一生懸命に演奏してます。そして楽しそうに聴こえるな(^^;。
おりしも公民権運動が盛り上がりつつある1961年、バートランドでのライブから1ヵ月もたたないある日に、ラサ〜ンはNYCでミンガスのレコーディングに参加した。レーベルはアトランティックからだ。ミンガスはここでは全編ピアノを弾いている。そのピアノがまたいいんだな、これが。Devil Womanなんか酔いどれて聴くとミンガスのボーカルとピアノがハートに染みてくる。いい気分になれるんだな(^^;。
ミンガスいわく・・・・カークはジャズそのもの。本物だ!
笑えて、レイドバックしていて、訴えていて・・・ここには生活色が溢れたいろいろな色彩を感じるサウンドで満たされている。これぞジャズ!完璧なアルバムだと思う。イーストザットチキンのoh yeah!の掛け声はいつ聴いても笑えちゃう。
日本語でおや?おや?おや?と聴こえちゃうんだな(^^;。
ラサ〜ンとミンガス・・・モノホンのジャズマン、ある意味分かり合ってる二人。
当然の出会いと別れがあるものだ。