中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

jarablusの戦い(トルコ戦車部隊の越境)

トルコのjarablus 作戦(「ユーフラティスの盾」という作戦名)では、その後トルコ戦車部隊が国境を越えて、シリア領内に入り、ISと交戦している模様です。
al qods al arabi net は、ロイターの記者が少なくとも6台の戦車が国境を超えるのを見たと報じており、y net newsは20台の戦車が入ったと報じています。
また反政府軍部隊もトルコからシリアに入った模様です。
これに対して、シリア政府報道官は、トルコの介入はシリアの主権に対する侵害であるとして非難した由。
また、YPGもトルコの介入は、あからさまなシリア内政への介入であると非難した由。
http://www.alquds.co.uk/?p=586554
http://www.alquds.co.uk/?p=586632
http://www.alquds.co.uk/?p=586655
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4845723,00.html
取り敢えずの状況は以上の通りですが、通常の軍事常識からすれば、歩兵部隊の随伴なしでの戦車だけの侵攻と言うことはなく、戦車部隊を守るためにも、歩兵の随伴が常識ですので、相当規模のトルコ軍兵士の介入も時間の問題でしょう。
丁度、米バイデン副大統領がトルコ訪問中だったと思いますが、彼は米国の立場について、どういう話をしているのでしょうか?
それにしてもシリア情勢はますます複雑になってきました。

siria情勢(ハサカ等)

シリアの情勢は、本日のトルコ軍の介入の如く、極めて流動的ですが、政府軍と反政府軍、クルド勢力との間で、力のバランスが、ハサカ及びアレッポで、また反政府側に有利に傾いているのでしょうか?
al qods al arabi net のハサカ情勢及び、ロシア機のイラン基地使用に関するイラン側の説明に関する記事の要点のみ載せておきますが、特にロシア機のイラン基地使用が、アレッポの政府軍とイラン軍(イラン政府はアドバイザーと主張しているが、革命防衛隊の戦闘部隊)を支援するためであったとすれば、彼らの状況は非常に悪かったということになります。
ロシア機のイラン基地使用については未だ未だ謎ばかりですが、取り敢えず

・ハサカでの政府軍とシリア民主軍(YPGが主体)との戦闘については、仲介者(それまでのニュースからすればロシア)が停戦を働きかけていたが、シリア人権網によれば、停戦の合意ができ、政府軍は占拠していた総ての地域をクルド治安部隊(al asaish アラビア文字からの訳)に引渡し、政府軍及びその他の民兵は総てハサカ市外に撤退することとなった。
・但し治安上重要な拠点は政府軍の警察の保護下に置くこととし、政府職員や代表もそこに留まる。但し、如何なる形でも、政府軍やそれを支持する民兵等軍事的な存在は認められない。
(記事は、併せて、既報の通り、米軍がシリア政府軍機の空爆に警告し、2度に渡り米軍機を差し向けたと書いているので、おそらくは政府軍は空軍の援護を失い、それまでも不利な戦いをしていたのが、それ以上の戦闘ができなくなった、と言う事情かと思われる)
・他方ロシア機のイラン基地使用については、23日イランのイランーロシアーシリア調整官がイランTVに対して、ロシア機はシリアで反政府軍に対応するために、イランがその介入を要請したものであると語った。
(現実にロシア機は主としてアレッポ地域、とkに政府軍と反政府軍が激しく衝突していた、al ramousa 地域等南アレッポ中心に空爆を行ったので、この説明が正しいとすれば、政府軍および革命防衛隊は相当な苦戦を強いられており、イランとしてはやむを得ずロシア機の応援を要請し、それがhamadan空港の使用許可となったものかと思われる。
ところが、ロシアがこの事実を公表したために、イラン国内の反発が高まり、ロシア機のイランからの作戦は中止せざるを得なかったということか?
どうもまだなぞは残るが、そういう筋書きなら、一応の説明にはなる)
http://www.alquds.co.uk/?p=586239

供給大臣の腐敗スキャンダル疑惑(エジプト)

al jazeera net は、エジプトの供給大臣が、「21世紀最大」の腐敗スキャンダル容疑を受けていると報じています。
al jazeera はエジプト政府と鋭く対立しているメディアですので、どの程度信頼すべきニュースか疑問はありますが、この報道が事実ならば、今年のエジプトの小麦生産が非常に多かったと報じられていたこと(何しろエジプトは小麦の生産が全く需要に追い付かず、世界有数の小麦輸入国。確か、最近国内産小麦は国際価格よりかなりの高値で買い取ることで小麦の増産を奨励していたかと思う)の種明かしになると思われるので、参考まで。

エジプトでは議会の監査委員会が、小麦にまつわる21世紀最大のエジプトの腐敗スキャンダルと呼ぶ疑惑で、供給大臣khaled hanafiの罷免を求める圧力が高まっている。
疑惑は今年の7月に供給大臣が、エジプトは、国内生産者から記録的な大量の小麦(500万トン)を購入した、と発表したところから始まった。
世界1の小麦輸入国であるエジプトの、例外的な大量の国内生産の量の発表は、大きな疑惑を招き、検事総局が、5000万ドルに上る架空の購入疑惑であることを確認した。
議会監査委員会の関係者によれば、架空の購入国産小麦の量は200万トン以上に上る由。
(注;これは記事にはないが、事実であれば、おそらくは関係者が輸入小麦を国産小麦と偽って、国際価格と補助金付の価格の差額を着服したのではないかと思われる)
また、大臣自身も「スマート補助金」(日本語でどう訳したらいいかわからないが、本当の貧困者だけが補助金付の安いパンを購入できる一種の身分証明書か?)の疑惑の対象となっている。
また同大臣は、国家の金でカイロの中心に豪華ホテルを建て、それを利用しているとの疑惑も受けている。これに対して、大臣は個人の資金で建てたものであると釈明している。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/24/فضائح-فساد-تلاحق-وزير-التموين-المصري

モースル奪還作戦(al qiyaraの戦い)

イラクのモースル奪還作戦の重要な第1段階として位置づけられている、al qiyara奪還作戦が23日から始まり、イラク軍および連邦警察の対テロ部隊の攻撃は、米軍等有志連合空軍との連携の下に、急激な進展を見せて、既にal qiyaraの中心に突入し、IS戦闘員と市街戦を展開している模様です。
作戦は南方及び西南の2方向から進められ、al qiyata製油所を占拠し、市の病院等も占拠し、イラク国旗をア掲げた由。
イラク軍筋によれば、IS戦闘員70名が死亡したが、イラク軍側でも18名が死亡し、イラク軍の砲撃で、住民10名も死亡したよし。
またISのal qiyara司令官(名前からするとチェチェン人のように思われる)が死亡した由。
ISは、狙撃兵、自爆車等で抵抗しているが、多くの線ツインは逃走し、残っている戦闘員は市の中心にたてこもっていて、IS通信等はイラク軍に対しては、自爆攻撃で対抗する説いている由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/23/القوات-العراقية-تسيطر-على-وسط-القيارة-بدعم-التحالف
http://www.alquds.co.uk/?p=586235
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2016/08/24/العراق-أنباء-عن-مقتل-قائد-داعش-العسكري-بمعارك-القيارة.html
他方イラク軍航空機は、モースルで大量のビラを散布し、住民に対して避難することなく自宅に留まるように、またISには近づかないようにと警告した由。
これは、最近al howeija郡で、ISが避難しようとした住民やその家族を捕まえ、大量処刑した例に鑑み、その2の舞を避ける為の由
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2016/08/24/العراق-منشورات-فوق-الموصل-تحث-المدنيين-بعدم-النزوح.html

jarablusの戦い

朝方、トルコに支持された反政府軍とクルド勢力YPGが、トルコ国境に近いシリアの町jarablus をどちらが先にとるか競争するとの、アラビア語メディアの報道をお伝えしましたが、その時にもトルコ軍が介入しそうであるとの見方を伝えましたが、どうやらトルコ軍は初めからの介入を選んだ模様です。
hurryiet net とアラビア語各メディアは、いずれもアナトリア通信等を引用して、トルコ軍が有志連合空軍と協力して、jarablus奪還作戦を始めたと伝えています。
それによると、国境沿いのトルコ軍は現地時間24日0400に、ISの目標63に対して224の砲弾を撃ち込み、引き続きトルコ空軍F16が空爆したとのことです。
トルコの地上兵力の攻撃はまだ始まっていない(現時点でははじまっているかもしれないが)が、特殊部隊が越境したとのことです。
また、シリア反政府軍数百名がトルコ領内で待機している由
トルコ軍は、作戦の目標は、国境地帯からISを駆逐し、トルコ領内の安全を確保することとシリア領土の一体性の確保(この言葉はロシア等も、よく自己の作戦の正当化のために使いますが、それぞれ意味するところは違っていて、トルコの場合はシリアのクルド勢力YPGの領土的支配の阻止と言う意味だろうと思います)とのことです。
また国境のトルコ側の都市等からは、安全のためとして住民の退避が呼びかけられていましたが、地元当局はその辺一帯を軍事地帯に指定した(外国メディアの活動等規制されるのではないか?)由
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-military-launches-operation-in-syrias-jarablus-to-clear-isil.aspx?pageID=238&nID=103174&NewsCatID=352
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/08/24/عملية-مشتركة-للجيش-التركي-والتحالف-ضد-داعش-شمال-سوريا.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/24/بدء-عملية-عسكرية-تركية-ضد-تنظيم-الدولة-بجرابلس
http://www.alquds.co.uk/?p=586503
取り敢えずの所は以上で、まだトルコがどの程度の兵力で介入するかは不明です。トルコ軍は最近のクーデター未遂で、多くの幹部が逮捕されたり、放逐されたりして、その軍事能力も低下していると思いますが、相手がISと言う非正規軍で、この程度の作戦であれば、そう大きな問題はないと思います。
なお、有志連合がトルコ軍と協力するということは、と言うかそもそもトルコ軍が介入すると決めたからには、有志連合にとてトルコと対抗するクルド勢力を支持するという選択はなく、おそらく彼らに対してはjarablus には手を出さないようにアドバイスしたのでしょう。

トルコとシリア(jarablusの戦い等)

シリアのトルコとの国境に近いjarablus (現在ISが占拠中で、ISにとってトルコ国境地帯で最後の拠点とされる)を巡っては、トルコの支持する反政府軍(自由シリア軍が中心)とクルドYPGが中心のシリア民主軍が、いずれもその制圧を狙ってますが、al jazeera net は、この状況を「反政府軍とクルド勢力のjarablus を巡る競争」として、双方ともに相手よりも先に同市の制圧を狙っていると報じています。
また、何度か報告した通り、トルコはこの地域でISの砲撃に対する報復砲撃をしたとしながら、現実にはISの支配地域とYPGの支配地域に対して砲撃を加えています。
23日もかなりの規模の砲撃を加え、また先日テロのあったgaziantep旅団の戦車、装甲車等が現地に向かいつつあるのが目撃された由。
トルコ外相は、国境地帯からISを駆逐するためには、トルコはあらゆる支援を惜しまないとしている由。
また、国境のトルコ側のKarkamış の住民に対しては、ISの砲撃で危険だからとして、退避を求め大部分の住民が退避した由(と言うことは相当大規模な戦闘を予測しているのか?)
従って、反政府軍(北からの攻撃)に対しては、トルコ軍が砲撃その他で支援することが、予測されているところ、他方のYPGに対しては、これまで米軍中心の有志連合が空中支援をしてきたところ、このようにトルコ軍が支援している反政府軍との戦闘も予測されるjarablus で、米軍機が支援を行うか否かは不明の由。

と言うことで、シリア北部、トルコ国境に近いjarablus の状況は、米軍の動向も含めて、はなはだ複雑微妙な状況になってきましたが、米国からはバイデン副大統領が24日トルコを訪れ、エルドアン大統領と会談することになっており、その主題は先日のクーデターに関与したとトルコの主張するギューレン師の引き渡し問題と思われるが、クルド問題についても話し合われることは確実と思われる
他方クルドとの関係では、23日イラククルド自治区のバルザニ議長が訪問しており、エルドアンとも会談している。今のところ、彼らが具体的にいかなることを話し合ったのか、内容は未だ漏れてきていないが、クルド自治区ではPKK等とも対立する勢力だけに、この時点でのバルザニの訪問の意味が気になるところです。
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-army-backs-op-to-take-isil-held-town.aspx?pageID=238&nID=103135&NewsCatID=341
http://www.hurriyetdailynews.com/iraqi-krg-head-barzani-visits-turkey-for-high-level-talks.aspx?pageID=238&nID=103147&NewsCatID=352
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/08/23/تركيا-سنقدم-كل-أشكال-الدعم-لطرد-داعش-من-جرابلس-السورية.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/23/المعارضة-السورية-والوحدات-الكردية-تتسابقان-نحو-جرابلس
http://www.alquds.co.uk/?p=586213

イラク情勢(モースルの南の状況)

イラク北部のISの支配下のモースル解放作戦では、その南にあるal qiyara の町(al qiyara飛行場は既にイラク軍は確保した)が、戦略的に非常に重要な地位にあるとされていますが、アラビア語メディアの報道からすれば、23日始まったal qiyara 奪還作戦は、非常に順調に進んでいる模様です。
もしかすると、これまでも何度か書きましたがISの戦意が低下しているのでしょうか?
なお、モースル作戦については、クルドのペッシュメルガの役割が大きな議論の的となっているところ、現在の所al qiyara作戦にはペッシュメルガは参加していない様子。

・イラク合同軍(警察のテロ対処部隊、軍等)は23日、al qiyara 奪還作戦を始めたが、作戦は米等の有志連合の空中支援委に助けられ、南部および南西部の2方面(報道では3正面と言うのもある)から、al qiyara向けに進撃している。
しかし、al qoyaraの近くで、自爆車のより、イラク軍兵士15名が死亡した。
・しかし、イラク軍はal qiyaraの中心街に突入し、ISとの間で市街戦を交えている
・他方、多数の住民が避難していて、彼らを保護することが重要な役割となっている。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2016/08/23/العراق-انطلاق-عملية-استعادة-القيارة-من-داعش.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/23/القوات-العراقية-تتقدم-نحو-القيارة-ومقتل-جنود-بمفخخة
http://www.alquds.co.uk/?p=585981

ロシア・イラン関係

先ほどロシア機のイラン航空基地からの引き上げについて書きましたが、al arabiya net は皇帝(プーチンのことか)とムッラー(イランの政体のことか)の同盟は終了したか?などと言う大げさな記事を載せていますが(中身はhamadanの飛行場の重要性とか、何故その名前がnujaと言うのか等が大部分です。関心の向きはアラビア語ですが下記ネットを御参照)、その中で、何故ロシア機が突然作戦を中止したのか、についてのコメントを載せています。
要旨はトルコとロシアの接近で、ロシアがアサドの処遇についてトルコと意見が接近した為であろう、とのことですが、そうだとする具体的な証拠と言うか事実関係は述べられてなく、本当にそうであるのか甚だ疑問ではあります。
しかし、この問題についてアラビア語メディアでは、唯一解説らしきものは、目についたところではこの記事だけなので、取り敢えず、関連部分だけ、何らご参考まで

16日ロシアのメディアがロシア軍機が、イラン空港をシリアの過激派攻撃基地として使用していると報じた直後には、イランの国家安全保障評議会議長が、ロシアとイランは対テロ作戦で手を携えているとして、これを称揚し、作戦が続くことを示唆した。
しかし、その数日後には、イラン国防相がロシアに批判的な発言をしたが、これはロシアのイラン基地地用に関するイランの困惑を反映している。
そして、その発言から数時間後に、イラン外務省は、hamadan基地からの作戦の中止を発表した。
ロシア国防省は作戦が成功したので、取り敢えず中止したとしているが、ロシア軍機のイランからの活動の5日間、特にアレッポにおける状況は何ら変わっていない。
反政府軍は、al ramousaの占拠を続け、その支配地域に対する封鎖を解除して、その場に居座っている。
ロシア軍機の攻撃が、反政府軍が新たに政府軍地域を攻略することを阻止したかもしれないが、その代償として、多数の民間人が死傷し、特に瓦礫の下から救い出された少年の画像は、世界中の涙を誘った。
従って、この突然のロシアの作戦変更は、先にロシアがシリアから航空機を引き上げると宣言して逆に強化したように、戦術的な変更なのか?それともロシアーイラン間に何か大きな問題が生じたためか?との疑問を投げかけることになった。
一つの可能性は、トルコとロシアの接近である。しかし、この接近にもかかわらず、トルコはアサドに対する基本的な立場を変えていない。ロシアが変わったのであろうか?
消息筋は、トルコは移行政府ができるまではアサドが政権にとどまることに合意したとしている。
しかし、これはトルコにとってみれば、将来2歩前進するための、1歩の後退に過ぎない。
もし、ロシアがこの政策に同意したとすれば、アサドの地位はred line であるとしてきたイランの政策と矛盾することになる。
最近のロシアのシリア介入強化で、イランの影が薄くなりつつあるが、イランからすればロシアはイランの長い努力の結果を自分のものにしようとしているように見えるであろう。
イランの元外交官も、イランは過去4年半ロシアの協力を得て、アサドを支えることに成功してきたが、ロシアは基本的に自己の利益を追求しており、同盟者であるイランやあアサドを裏切りかねないとみている
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2016/08/22/هل-انتهى-حلف-القيصر-الملالي-بتعليق-استخدام-قاعدة-همدان؟.html

シリア情勢

シリア情勢はますます複雑で錯綜してきて、米機と政府軍機の衝突の可能性も出てきています。
アラビア語メディアから取りまとめたところ次の通り

・米国防総省はシリア政府に対して(ロシアを通じて)、ハサカで現地の米軍兵士に脅威を与える如何なる航空機をも撃墜する用意があると警告した。
先週政府軍機が、クルド勢力と随伴の米兵士を空爆したことに対して、米国防総省は重大な懸念を示し、実際2度にわたり、現地に航空機を派遣したが、衝突は生じなかった。
国防総省報道官は、シリア政府に対して、航空機を現地に近づけないようにと警告したと語ったが、飛行禁止地域という言葉は使わなかった(オバマにとっては禁句か!)
なお、ケリー長官とクリントン大統領候補は飛行禁止地域設定を支持している(クリントンが昔支持していたことは事実であるが、最近彼女とケリーが支持したという報道は知らないが、報道のまま)
また、この警告はロシア機に対しても適用されるのか、との質問に対し、如何なる航空機であれわれらの兵士に危険を与えるものは対象となると答えた由。
http://www.alquds.co.uk/?p=585952
・他方ハサカでは、22日も戦闘が続き、クルド勢力は市の80%を支配した。
戦闘は両者の停戦を仲介しようとするロシアにも拘らず続いている。
・政府軍の否定にも拘わらず、クルド勢力は彼らをハサカの政府軍の最後の拠点に包囲して、拡声器を使って投降を呼びかけている。
・この戦闘激化のため、多くの家族が近隣地域に避難している。
・このハサカの戦闘の関連で、YPGはアレッポのal kasttelo道路を封鎖して、政府軍が包囲から逃れられないようにしている。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/abu_mustafa/article/edit
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/23/الوحدات-الكردية-تحاصر-قوات-النظام-بالحسكة
(トルコ軍がシリア領内を砲撃したことは先にお伝えしましたが)
・自由シリア軍を中心とする反政府軍は、ISからjarablus を奪還するための作戦を開始しようとしている。
彼らの筋によると、作戦は数日以内に始まる由
・他方トルコ軍は、シリア領内からの臼砲攻撃に対する報復として、jarablus の南の村2(一つはISが支配、もう1はクルド勢力が支配)を砲撃した。
砲撃の数は40発の由
(どうやらトルコ軍の砲撃は、地上戦開始の前の準備砲撃のように思われるが、戦闘が始まった場合、トルコ軍はどうするのでしょうか?地上侵攻するのでしょうか?)
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/8/23/معركة-مرتقبة-للمعارضة-لاستعادة-جرابلس-من-تنظيم-الدولة
・ロシア軍および政府軍航空機は、アレッポの各地を空爆し、民間人数十名が死亡した。
政府軍機は樽爆弾も投下した。
また政府軍はYPGが支配するal sheikh maqsoudをミサイル攻撃した
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/08/23/روسيا-تستهدف-منازل-في-حي-السكري-بحلب-وتقتل-13-مدنياً.html

ロシア機のイラン基地使用中止

あれは一体なんだったのでしょうか?
ロシア軍機がイランのhamdan航空基地からシリア空爆を始めたのも突然でしたが、その後記憶では3日連続空爆を行ったあと、22日にイラン外務省はロシア機のhamdan しようは中止され、ロシア要員は引き揚げたと発表し、続いてロシアも航空機や要員等は総て引き揚げたが、必要があれば再び、イランからの空爆を行うこともありうると発表した由。
この点に関し、イラン外務省は、ロシアとの合意は一時的なもので、今回はこれで終了したとしている由。また、国内にイラン内に外国の基地を認めるのは憲法違反であるとの批判があることについては、hamadan基地はイランの基地であり、イラン以外国の基地は存在しないとした由。
それにしても、たとえ一時的な展開にせよ、多数の航空機を外国の基地から運用するには、相当多数の要員が必要で、また各方面との調整も要する作業のはずで、それがこんな短期間で終了する(ロシア国防省は、任務が成功裏に終了したからとしている由だが、果たして何を成功させたのか全く不明)こととなり、そのやり方も極めて唐突ですが、イランの国防相は22日、ロシアがイランお基地の使用を発表したことは、誇示欲からのもので、十分検討したものではなかったと批判したとのことです。
と言うことは一つの推測としては、イランの基地使用について、ロシアが発表したのはロシアの一方的な行為で、できる限り秘密にしておきたかったイランの意向に反したので、中止させざるを得なくなったところかもしれません。
これは単なる推測ですが、どうもイランとロシアの間に何かがあったことは事実だろうと思います。
http://www.aljazeera.net/news/international/2016/8/22/روسيا-تسحب-قواتها-من-إيران-مع-احتمال-عودتها
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/08/22/روسيا-تعلق-استخدام-قاعدة-همدان-في-إيران.html
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