中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

ガザの戦後構想

ガザ戦争については、カタール等の持ちまわっている、即時停戦案に対してネタニアフが依然反対しているとか、関係者の合意は近いとか種々の情報が乱れ飛んでいます。
これは双方の立場が依然かけ離れているとか、関係者それぞれの思惑が交錯している所為だろうと思いますが、同時にイスラエル内でもネタニアフが戦争の出口戦略を有さないとの批判があるようです。
そのような状況を背景に、アラビア語mディアや一部のイスラエルメディアは、NY timesが、複数の識者筋の情報として、イスラエル政府(首相府)が極秘裏に、アラブ諸国も入れた、戦後のガザ統治案を検討していると報じていると伝えています。
もちろんこの種情報の信ぴょう性の確認は困難ですが、下記の通り流れている情報にはなかなかの信ぴょう性がありそうです【もっともいわゆるfake news というのはいかにもありそうな情報を含んでいるもので、その意味ではこの話が事実なのか否かは不明ですが、とりあえず
因みにal jazeera net は
この話を検討しているのはイスラエルと米のほか、サウディ、エジプト、カタールの5か国で、合意の枠組みとしては
  戦後当分は、これら諸国がガザ統治を監視する
        この間IDFはガザでのプレゼンスを認められる
        イスラエルはサウディが同国との関係正常化すること引き換えに合意に参加する、だが
最大の問題は、パレスチナ人の参加が盛られていないこと(どうやら米国等がこれまで建前としてきたパレsチナ暫定政府の参加は不透明な模様)

とりあえず以上の程度くらいですが、他方国連総会はこの週末、パレスチナの国連加盟を審議するとのことで、国際社会の構造からしても、仮に正式に審議されれば、加盟が容認の決議が採択れることはほぼ確実ですが、憲章上加盟国の承認には安保理の同意が不可欠ですから、実効性の伴わない決議にとどまるでしょう。

とりあえず
نيويورك تايمز: هذه خطة إسرائيل لما بعد الحرب على غزة | أخبار | الجزيرة نت (aljazeera.net)























  
 





トルコの対イスラエル禁輸措置

エルドアンが2日、イスラエルに対する輸入、輸出の全面停止を発表したことは先に報告済みですが、中東のメディアはエルドアンが、トルコは紛争の拡大を求めているものではなく、(ガザ紛争での)戦闘中止を求めているものであると発言したと報じています。
これはイスタンブールでの建設業会の集会での発言とのことですが、エルドアンは先に建設資材のイスラエル輸出禁止を発表したばかりでした。

ネタニアフの戦闘停止反対の表明に鑑みても、このようなトルコの措置が戦闘中止をもたらすとは考えにくいのですが、どうも最近のエルドアンの中東政策は、かっての現実主義的柔軟性を失い、教条的になっているかんじがします。
どうですかね?

أردوغان: تعليق التجارة مع إسرائيل يهدف لإجبارها على وقف الحرب على غزة- (فيديو) (alquds.co.uk)








ダマス周辺に対するIDFの攻撃

ダマス周辺を含むいわゆる北部戦線では、IDFとヒズボッラー(および革命防衛隊)が相変わらずお互いに攻撃しあっているもようですが、その態様はますます拡大しつつあるというよりは、言葉は悪いが、一応「 枠内の殴り合い」に見えます。
アラビア語およびイスラエルメディアは、2日夕IDFがゴラン高言からダマス周辺を攻撃し、8名または7名のシリアが負傷したとのシリア政府系通信社の発表を伝えています。
目標はダマス空港近くの、ダマス西南部の軍事目標とのことです。
アラビア語のal qods al arabi netは、シリア人権網が、本攻撃はヒズボッラーの拠点を狙ったものとしていると報じています。
今のところ更なる戦火拡大の報道はありません
とりあえず



 إصابة 8 عسكريين بهجوم جوي إسرائيلي في محيط دمشق | أخبار | الجزيرة نت (aljazeera.net)

トルコのイスラエル全面禁輸

トルコが先日イスラエルに対し建築資材等の輸出を禁止したことは報告済みですが、イスラエル及びアラビア語メディアは、トルコ当局が2日イスラエルに対する輸入、輸出の全面停止を発表したと報じています。
この禁輸は3日から実施されるよし。

両国間の貿易は年50億ドルに上るとのことで、イスラエル経団連等は、これで本当に損失をこうむるのはトルコ国民と関連の業者等で、エルドアンは独裁者であると非難しているとのことです。また先日、トルコが建設資材のイスラエルへの輸出を禁止したときに、警告として、トルコからの輸入に対しては100%の対抗関税を課すべきであったとも非難している由。

トルコは湾岸諸国の中でカタールが孤立したときにも、同国を軍事面を含め支援し、同国とともにハマス支持の政策をとってきましたが、最近ハマスのカタール離れ、停戦仲介からに離脱が報じられています・。
もしこの報道が事実であれば、カタールをめぐる動き等最近の中東での一連の動きの一環かと思いますが、それにしても1日の余裕でイスラエルに対する全面禁止を実施するとは、エルドアンもますます独裁的になったものです。

もっともトルコの国内政治との関係でも、最近エルドアンは地方選挙で、イスタンブールとアンカラを失っており、エルドアンが焦っているという事情もある可能性がありそうです。


ynetnews - Homepage
 تركيا تعلق جميع المعاملات التجارية مع إسرائيل.. وتل أبيب تصف أردوغان بـ"الديكتاتور"- (تدوينة) (alquds.co.uk)

米大学の抗議運動など

米の中東政策や米国、特に若者たちの中東に対する見方に大きな変化が生じているようで、イスラエルメディア等もその辺の動きに非常に神経質になっているようで、今後ネタニアフの固執するラファ侵攻が再開され、(パレスチナ)市民に多くの犠牲が生じるようであれば、このような反イスラエルの動きがさらに広がる可能性すらありそうです。
イスラエルのメディア等は、米コロンビア大学やカルフォルニアのUCLAなどの有名大学で、反ガザ戦争の動きが強まり、多くの逮捕者を出し、このような反イスラエルの動きは、全米のほかの大学にも拡大する動きを見せていると報じています。
また、これらメディアは、このような学生の動きは、ベトナム戦争の時の反戦活動を想起させるとしています。


もっとも、ベトナム抗議運動のような広範囲かつ激しい抗議に比したら、今回の一部の大学などでの抗議は大きさと激しさの点で、同じようなレベルにまで達しているとは言えないと思いますが、少なくとも記憶にある限りでは、米国で今回のような大きな反イスラエル抗議運動が起きたことはなかったと思います。
それはIDFがベイルートを包囲し、盛んに中心部を砲撃していた時でも、南部レバノンに衛星国家をでっち上げた時でもそうであったし、ガザをめぐる戦闘でもそうであったように思います。
おそらくその最大の要因は、空爆や戦車による侵攻で市民の間に35000名近くの死者が出たとされる、戦争の被害の大きさによるもので、バイデン政権がラファ侵攻を止めようと必死で働きかけている背景も市民の間に大きな被害が生じたり、餓死者が生じたりする場合、米国民の世論がさらにネタニアフ等イスラエルに批判的となり、ひいては米国の対中東政策や外交政策にも大きな足かせとなることを危惧してのものでしょう。

米国は今回も、一面ではイスラエルに慎重な政策をとるように働きかけつつ、他方イスラエルの安全保障への支持は確固としているとして巨額の軍事援助の継続を確約していますが、今後IDFが米の意に反して激しい攻撃を加え、市民の犠牲が大量に出る場合、、現在でさえイスラエルに批判的であるように見えるオースチン国防長官、さらには国務長官等さえに大きな動揺と政権内の亀裂が生じる可能性さえありそうです。
またイスラエルメディアは、米軍がパレスチナ人の人道支援のためガザ沖に建設している、人工埠頭の建設が50%も進んだとしており、一面イスラエル支持、他方パレスチナ人に対する人道的配慮と言う米国の政策がどこまで有効なのかが問われそうです
とりあえず


米海軍とhothyドローンの交戦

紅海で米英海軍艦艇がhothy軍と思しきドローン等と交戦していることは累次報告済みですが、al sharq al awsat netは米海軍が29日、その艦艇が28日紅海で5機のドローンと交戦したと発表したと報じています。
交戦の相手はhothy軍らしいが明確ではない由。また抗戦の結果は不明
他方hothy軍も、27日紅海で米艦艇を攻撃したと発表した由、
الجيش الأميركي: قواتنا اشتبكت مع 5 مسيرات فوق البحر الأحمر (aawsat.com) 

米艦とイエメンのhothy軍の交戦は特に目新しいことではないが、目下交渉の最終局面を迎えている模様のガザのラファアへの侵攻問題とも絡んで、今後の紅海、スエズ運河の運航にも影響があるべきにつき、とりあえず

ガザ戦争と米イスラエル関係

政権交代ごとに大きく揺れる米外交政策と言われますが、中東に関してはイスラエルの安全保障に対する支持というのが一貫した支柱であることは変わりませんでした。

ところが、このところガザ戦争をめぐり、両国間の対立、軋みが目立ってきて、特にy net news やjerusalem post net などのイスラエルメディアには若干ヒステリック的かとも思われる記事が目立ってきているようです。

これは特にコロンビア大学等での学生たちのガザ戦争反対、停戦要求等に対して、強い反発と警戒心を示していて、「イスラエルはガザで戦争には勝ったが、米国内では負けた」等の見出しに典型的に示されており、なかには米国の状況はテロリストが大学や街を乗っ取った1930年代のドイツに酷似している等の見出しさえあります。

いかに何でもこれは極端で、イスラエル批判に対する反対宣伝のにおいさえします。これはいくらなんでも極端で、イスラエルの軍事行動に対する批判に対する反対宣伝のにおいさえしますが、現在イスラエル内では、このような批判に対して、感情的とも言いえる反発も生じていて、また伝統的な米国との「同盟関係」が危うくなる可能性に対する危機感が強まっていることは事実でしょう。

何しろ、これまで米国は巨大な軍事支援のみならず、安保理での度重なる拒否権行使等外交面でもイスラエルに対する支援では国際的に際立っており、その支援なくして現在のイスラエルの安全保障がありえないことは目に見えています。
その米国との関係では、ネタニアフに批判的なバイデン政権でさえ、軍事、外交面でのイスラエル支援が確固としたものであることを何度も確認してきています。
しかし、両国の関係には現在、ガザ戦争の進め方、停戦問題などをめぐって軋みを強めていて、加えて米国各地で有名大学などで、若者のガザ戦争反対停戦要求の声が強まっています。

このようなコロンビア大学等での抗議活動が、どのお程度米の若者の支持を受けているのか不明なところもありますが、米だけが一貫して全面支持国であるイスラエルにとっては、ある意味でその生存にかかわる問題であることは間違いないでしょう。
この問題は、現在イスラエルが準備中であるラファ侵攻作戦の有無、その態様、犠牲者数によって大きく変わることh間違いなく、今後ガザ情勢を注目する必要があるでしょう

半煮えのようなコメントですが、とりあえず
Hamas loses war in Gaza but wins it in US, West (ynetnews.com)

hothy海軍の活動

どこまで攻撃が功を奏しているのかは不明ですが、イエメンのhothy軍が紅海等の水運を攻撃してきたことは何度か報告していますが、al jazeera net は2つの記事で、同海軍が紅海等で24日、コンテナ船等を攻撃したと報じています。

1つの記事は、ギリシャ軍の発表で、EU部隊に参加していたどうこくのフリゲート艦が24日、紅海を航行中のコンテナ船とアカバ湾のエイラート(イスラエルの港)上空で、これに飛来したドローン複数を捕捉したr発表したとしています。
コンテナ船のほうはドローンを捕捉破壊したとのことですが、エイラートのほうは詳細不明です
もう一つの記事はhothy軍報道官が、同軍は紅海とアカバ湾でドローン複数をイスラエル関連船に向け発射したと発表したというもので、内容的には上記記事と同様です。


hothy軍はもともとイランに支援され、北イエメン(その後イエメン統一後はサウディに支援されたイエメン)と激しい内戦を戦ってきており、イエメン内戦はいまだ、明確な決着もついていないのに、サウディ等に対するミサイルや紅海等の水運に対する度重なる攻撃を続けているところ、これがイランの意向によるものか否かは不明ですがとりあえず

الحوثيون يهاجمون سفينة بخليج عدن وأهدافا في إيلات | أخبار | الجزيرة نت (aljazeera.net)

イラン・イスラエル関係

イランとイスラエルは、相互報復を続けているようで、今後の中東情勢はどう動くかで大きく左右されそうですが、特にイランに関しては「まともな」?報道が少なく、何が真相か不明なことが少なくありませんが、イスラエルのメディアからイランに関する興味ある報道次の通りです。
もちろん、敵!による報道ですから、真相は不明ですが、とりあえず

・y net newsは、シリア人権網等を引用して、イランがシリア東部の革命防衛隊を大幅に削減しつつあると報じています、
約3000名のシリア駐屯革命防衛隊は、ヒズボッラーやアフガニスタン民兵等の親イラン勢力により支援されてきたが、このところダマス、ダラア、等の東部シリアから引き揚げつつある由。
ただし、北部のアレッポから引き揚げる兆候はない由
(ソースはシリア人権網というロンドンを拠点とする、反アサド勢力のものではあり、事実関係は若干怪しいところもあろうかと思うも、今回の相互報復劇の直接の発端がイランの在ダマス大使館に対する攻撃と革命防衛隊の駐シリア・レバノン幹部の殺害であったことからすれば、いかにもありそうな話です)
・別のメディアは、最近のヒズボッラー対IDFの相互攻撃で、一部の専門家によると、IDFは南部レバノンのヒズボッラー幹部の半数を殺傷したとしている
(こちらもかなり誇張がある感じはする)
・イランに関し、もう一つ興味のあった報道は数日前のy net news だったかで、テヘラン等イランの大都会では、先日のIDFのイスファハン空軍基地攻撃と同じころから、女性のヒジャーブの正しい着用が厳しくチェックされているが、これはIDFのイラン本土攻撃で国民の士気が落ちることを警戒して、の引き締めの一環だろうとしている模様。
ただしテヘラン在住の外国人によれば、イランが特に緊張している様子は見られず、街の雰囲気も特に変わりはないとのことで、もしかするとがさネタの火星もありそうです

Iran cuts Syria presence after strikes blamed on Israel, war monitor says (ynetnews.com)


イランとイスラエル

イランとイスラエルは、相互報復を続けているようで、今後の中東情勢は両者がどう動くかで大きく左右されそうですが、特にイランに関しては「まともな」?報道が少なく、何が真相か不明なことが少なくありませんが、イスラエルのメディアからイランに関する興味ある報道次の通りです。
もちろん、敵!による報道ですから、真相は不明ですが、とりあえず

・y net newsは、シリア人権網等を引用して、イランがシリア東部の革命防衛隊を大幅に削減しつつあると報じています、
約3000のシリア駐屯革命防衛隊は、ヒズボッラーやアフガニスタン民兵等の親イラン勢力により支援されてきたが、このところダマス、ダラア、等の東部シリアから引き揚げつつある由。
ただし、北部のアレッポから引き揚げる兆候はない由
(ソースはシリア人権網というロンドンを拠点とする、反アサド勢力のものではあり、事実関係は若干あやふやではあるが、今回の相互報復劇の直接の発端がイランの在ダマス大使館に対する攻撃と革命防衛隊の駐シリア・レバノン幹部の殺害であったことからすれば、いかにもありそうな話です)
・別のメディアは、最近のヒズボッラー対IDFの相互攻撃で、一部の専門家によると、IDFは南部レバノンのヒズボッラー幹部の半数を殺傷したとしている由
(かなり誇張された見方かとも思われるも確証はない)
・イランに関し、さらに興味ある報道は数日前のy net news だったかの報道で、それによるとテヘラン等で、IDFによるイスファハンの空軍基地攻撃頃から、女性のヒジャーブ着用の仕方が厳しくチェックされるようになったとのことで、これはイスファハン攻撃とうIDFの攻撃のショックから、体制を引き締めるための措置ではないかとしていました。
もっとも、テヘラン在住の外国人等は、テヘランの雰囲気は特に変わりはなく、格別緊張した様子はないとしているようで、がさネタfake newsの可能性もありそうです。

Iran cuts Syria presence after strikes blamed on Israel, war monitor says (ynetnews.com)


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