中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

イスタンブール空港のテロ(風刺画)

29qpt776[1]イスタンブール空港テロに関する風刺画です。
6本のミナレがあるモスクはスレイマンモスクでしょうか?背景はボスポラス海峡ですね。
そのミナレに食いついている毒蛇にはISと書いてあります。
空を飛んでいる鳥も涙をながしています
http://www.alquds.co.uk/?p=558374

ISのテロの阻止(レバノン)

イスタンブールでの空港テロの死者は41名に上った模様ですが、レバノンでは治安機関が、2のISのテロを阻止した模様です。
これはal arabiya net が、地元紙に基づいて報じるものですが、それによると、レバノン治安機関情報部が、ISがレバノンの観光地で人がたくさん集まるところを狙って計画していた、2のテロを阻止したとのことです。
報道によると、首謀者も含めて関係者5名が逮捕され、目下調査中の由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/06/30/الجيش-اللبناني-يحبط-هجومين-إرهابيين-لداعش.html
取り敢えずのところ以上で、テロの対象地域等も不明です。
レバノンでは、既に報告したかと思うが、過去10日間位に、シリアとの国境地域のキリスト教徒の町で、爆破テロ等が複数回起きていて、これらのテロを行った者たちの目標は、そのキリスト教徒の小さな町ではなく、そこを経由してレバノン内部に入り込んでテロを行うことだと報じられていました。
その事件とこのISのテロ計画が関係するのか否か解りませんが、どうも関連した事件のように思われるので、取りあえず。

F16部品の輸出停止(イタリアーエジプト関係)

イタリア青年のカイロでの死(砂漠地域で拷問のあとを残して殺されている遺体が発見され、エジプト警察の関与が疑われている)を巡り、緊張した関係が続いているイタリア・エジプト関係(イタリア政府は、彼はエジプトの組織犯罪に殺されたとのエジプト政府の説明を全く信用していない。イタリア政府はカイロ駐在にたりア大使を召還したままのはず)がさらに緊張しそうです。

al jazeera net 等アラビアが語メディアによると、イタリア議会上院は、エジプト政府に対してF16の部品を引き渡してはならないとの法改正を圧倒的多数で可決したとのことです(武器輸出ですから議会の同意が必要なのでしょう)
決定は賛成159、反対55であった由。
またこの部品は数日以内に引き渡されるはずであったので、現在タラント(イタリア最南端の長靴の付け根の部分の港だと思う)に保管されている由。
http://www.aljazeera.net/news/international/2016/6/30/تشريع-إيطالي-يمنع-تزويد-مصر-بمعدات-عسكرية
取り敢えず

イエメン情勢

イエメンについては、昨日報告した通りになり、国連特別代表は30日、和平会議は(ラマダン休暇に入り)15日から再開すると発表しました。

この発表と時を合わせてかイエメン各地で政府軍側とhothy連合側の戦闘が激しくなったとのことですが、特に激しかったのがタエズで29日夜から30日早朝にかけて、hothy 連合が激しく攻撃したとのことです。
特に第35旅団に対する攻撃が激しく、戦車、装甲車、連装ロケット砲車を使っての攻撃で、また大量の増援部隊を戦闘地域に送り込んだとのことです。
このため、サウディ等のアラブ連合空軍もhothy連合部隊を攻撃した由
また、サナアに近いnaham でもhothy連合が激しい攻撃を仕掛け、アラブ連合空軍が8回空爆を行った由。
http://www.alquds.co.uk/?p=558629
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2016/06/29/مشاورات-اليمن-تدخل-مرحلة-جديدة-في-الأسبوعين-القادمين.html
どうもこれから6月15日までの間に、交渉での自軍の立場をさらに有利にしようとして、戦闘が激しくなりそうですが、取りあえず

リビア情勢(シルトの戦い)

リビアではシルトの戦いが未だに激しく続いている模様です。
新統一政府軍の攻撃の前に、ISがシルトの港や発電所その他殆どの拠点を喪失し、町の中心の住宅街に包囲されたことは先に何度かお伝えしましたが、その後大きな変化はないようで、ISの反撃があると、その都度政府軍に押し返され、港への進出も失敗したが、その後も自爆テロも含めて、ISの抵抗は続き、未だ降伏する気配はなさそうです。
他方、同地域には多数の爆薬が仕掛けられていて、政府軍、住民にも多くの犠牲が出ているようです。
なお、包囲された地域には未だ30000人の住民が残っているとの報道もあります

http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/6/29/اشتباكات-عنيفة-بسرت-وانحسار-تنظيم-الدولة-لوسطها

タハリール駅の閉鎖(エジプト)

本日は30日、エジプトでムルシー大統領に対するクーデターがあった日から3年になるのですね。

al qods al arabi net は、この日の騒擾の可能性に備えて、市の中心のタハリール広場の地下鉄の駅が終日閉鎖されることになったと報じています。
一部にはムスリム同胞団との和解の動きもあるとの噂があるようですがどうでしょうかね?

なお、ムスリム同胞団とは直接関係はありませんが、高校卒業試験(エジプトでも問題が漏れて一部再試験になったkとは報告済み)が再試となったことに抗議して、高校生数百名が、文部大臣の辞任を求めるデモを報道組合の前で行った由。

今のところ特段の騒ぎは起きていないようですが、取り敢えず
http://www.alquds.co.uk/?p=558614

イラク情勢(イラク軍の北上等)

イラク情勢について、断片的ですが、次の通り

・アラビア語メディアは、イラク軍はファルージャの戦いから、モースル攻撃に焦点を移し、順調にニノワ県を目指して進撃中であるとしていますが、昨日もファルージャの周辺でもまだISの残党との戦いが続いていると報告したかと思います。
その点で、al qods al arabi net は、米軍主導の有志連合は29日ファルージャの周辺で、これまでにない激しい空爆を加え、IS戦闘員250名を殺害し、車両40両を破壊したと報じています。
(これが事実であれば、ファルージャの近辺も未だ安全という訳ではないのか、それともイラク軍と米軍では残党狩り…おそらく町の郊外で城砦化していない所為か?)は空軍によることにしたということでしょうか?)
http://www.alquds.co.uk/?p=558571
・ファルージャでは、その後も焼け、破壊されたコア奥の写真がネットに連日載っているが、その大部分は攻防戦の最後のころに起こったものと思われるが、現地目撃者の話では、また多くの建物がシーア派民兵の報復として、法か、破壊されたと報じている。
ファルージャでもティクリートやbejで起きた宗派対立に基づく報復が起きてのである。
・イラク軍は住民のファルージャへの復帰は、シーア派民兵が撤退した後となろうとしている
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/6/29/منازل-الفلوجة-ضحية-لأعمال-الحشد-الانتقامية
・イラク軍は、有志連合空軍の援護を受けて、ISの支配していた農村地帯を進撃し、al qiyara基地から45卉賄整未泙播達した。
この間の衝突で双方に死傷者が出たが、大部分はIS要員である。
またサラハッディーンではal sharqat とbej 周辺を制圧し、alqiyar への道路を確保しつつある。
alsharqat では有志連合空軍の空爆でISの幹部が家族と共に死亡した。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/6/29/الجيش-يتقدم-شمالا-وضحايا-في-تفجيرين-ببغداد
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2016/06/29/القوات-العراقية-تقترب-من-قاعدة-القيارة-جنوب-الموصل.html
・現地情勢に詳しい物によれば、ISはモースル等で、その支配がますます困難になりつつあると感じている・
一つは、ISが住民を人間の盾として使っているような行為に対する住民の敵意が高まっていることである。
2つめは、特に有志連合空軍の空爆が激しく、また正確になってきて、ISの指導層が自由に動けなくなったうえに、多くの幹部が殺害されたことである。
もともとの幹部43名のうち39名はすでに殺害され、、最近もNo2の男が殺害された。
指導者のバグダーディも頻繁に居所を替えざるを得なくなっている
3つ目は、有志連合の空爆等で戦闘員が多数殺害され、訓練され経験のある戦闘員が減ったことである。
このためISはますます若い世代を前面に出さざるを得なくなっている
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2016/06/29/خسائر-داعش-البشرية-تجبره-بوضع-يافعين-على-جبهات-القتال.html
バグダッドでは東部で自爆テロで2名死亡し、7名が負傷した。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/6/29/الجيش-يتقدم-شمالا-وضحايا-في-تفجيرين-ببغداد

イスタンブール空港事件

イスタンブールの空港事件については、死者が41名に増えましたが、現在のところ犯行声明はないものの、ISの犯行であるという見方では一致しているようです。
従って犯人像や背景等に関する情報はまだありませんが、若干の断片的な関連情報次の通りです。

・トルコ紙によると、トルコ情報局は、事件の20日前にISがラマダン期間中にイスタンブールでテロを行う可能性があるとの警告を、全ての関係当局に発していた由。
その中にはシスタンブール空港も含まれていた由。
但し、特に空港を特定して注意喚起していたわけではなさそうで、これだけで情報の失敗と決めつけるわけにもいかないでしょう。

・米軍は今後、トルコに駐留する米軍及び軍属が家族を同伴することを禁止するだろうと発表した。期限等は不明。

・イランは29日、今後空港の安全が確認されるまですべてのイラン機のイスタンブール空港への着陸を禁止したと発表した。
http://www.alarabiya.net/ar/iran/2016/06/29/إيران-تعلق-كل-الرحلات-الجوية-إلى-مطار-اسطنبول.html
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-intelligence-warned-of-potential-istanbul-airport-attack-around-20-days-ago-report.aspx?pageID=238&nID=101061&NewsCatID=341
http://www.alquds.co.uk/?p=558326

イエメン情勢(「失望する街の声」という記事)

イエメンに関しては、先に国連事務総長が何故か?わざわざクウェイトを訪問して和平会議の双方の代表団と会議をしたことを報告しましたが、その時、現地の消息筋の話では、結局クウェイト会議の延長が決められるだろうということもお伝えしたかと思います。

その点に関して、al qods al arabi net は、「町に広がる失望の声」と題して、クウェイト会議が何の成果もあげずに、中断することにイエメンでは失望感が広がって居ると報じています。
内戦最中のイエメンで「町の声」などというものがあるのか、はなはだ疑問ですが、social networkと科学者の声を集めたものの様で、羊頭狗肉の感じはあるも、、意外とイエメンの人々の感情を表している可能性もあるかと思い、記事のごく要点のみ次の通り。
何らご参考まで

クウェイトでは国連の特別代表が29日、クウェイトの和平交渉は15日間中断され、6月15日に再びクウェイトで再開されると発表することになっている。
このため、イエメンの町ではクウェイト会議が何の進展も見せずに、中断されることに失望感が広がって居る。
というのは今回の会議はアラブ、国際社会の一致した支持を受け、クウェイト政府も首長以下全面的に支援していたので、期待が高かったからである。
しかるに会議は何の進展も見せず、停戦も方々で大きく破られ、捕虜の交換も一部現地で、申し訳程度に行われた程度である。
特に停戦違反がひどかったのはタエズ、ラハジェ、マアレブ、ジャウフ等で、ラハジェのanad 基地はhothy連合に包囲されたままである。
その他hothy連合は積極的に次の戦闘の準備をしていて、国連の警告にもかかわらず、南部で勢力を拡大している。
また和平会議が無策で何らの進展も見せていないことも手伝い、イエメン通貨は暴落し、内戦前1ドル85リアルであったのが、現在では1ドル300リアルとなっている。
このため、食料衣料等は大きく値上がりしている。
http://www.alquds.co.uk/?p=558063

難民とテロリスト(風刺画)

ad9ff9ba-7de9-4bd0-81fe-22f99f770956_4x3_296x222[1]継ぎ接ぎだらけの服を着た大きな男には、難民と書いてあります。
その足にしがみついている小さな男にはテロリストと書いてあります。
IS等が難民に紛れ込んで潜入しようとしているという風刺でしょう

http://www.alarabiya.net/
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