中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アッバス議長の辞任意向(イスラエル紙の解説)

このところ入植地建設凍結解除と中東和平直接交渉の停滞に絡んで、アッバス議長がこのままでは辞任する意向を固めたとの報道が多く見られますが(一つはミッチェル特使に対して辞任する意向を伝えたとかsirtに向かう機内で報道関係者に対して「諸君が大統領としての自分と会うのはこれが最後だと言ったとかの報道ですが)、アッバスとしても交渉不参加を主張するだけではパンチがなく、特に米国に対する最後の切り札を切って見せたと言う感じがします。
アッバスが今辞任したら、イスラエルとしても大きな損失だと思いますが(彼を相手にのらりくらりと交渉している振りをして、米国の圧力をかわしつつ既成事実を積み重ねていくことができなくなる)、一番大きな痛手を受けるのがオバマでしょう。
いずれにしても、この可能性について9日付けのhaaretzが彼の辞任はパレスチナ暫定政権の崩壊を意味するとの解説記事を載せています。
記事の真偽は勿論不明ですが(haaretz のリベラルな立場からすると、余りにアッバスを追い詰めるとイスラエルとしても大変なお荷物を背負いこむことになる、と言う警告の意味がある可能性も否定できない)、この筋書きはこれまでの和平筋書きを完全にひっくり返して、イスラエル、米国、国際社会に問題解決について、その立場明確化を迫ることを意味するような、大きな事件になると思います。

記事の要点のみ
「アッバスの辞任はパレスチナ政権の崩壊を意味する。
何故ならば、ファタハの中では誰も彼の後任として名乗り出ないこと、および新しい選挙は行われないことが合意されている。
パレスチナ筋はパレスチナ政府が崩壊すれば、パレスチナ側はA及びB地域を含めて現在パレスチナが民政に対して責任を有している土地の総てを、イスラエルに返還するか、国連の統治を求めることになろうとしている。
米国筋は、オバマは取りあえず2〜3カ月の凍結延長を受け入れても、基本的には永続的な凍結を求め、また新規建設は一切認められないとの基本政策を変更する意向は無いとしている」
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/abbas-to-mitchell-i-will-resign-if-settlement-construction-continues-1.317930

入植者のパレスチナ少年傷害事件

9日付の中東各紙は写真入りで、エルサレム郊外で有名な右翼入植者の指導者が8日パレスチナ少年2名を車でひき、2人を負傷させた(1日とは軽傷、もう1人は中程度の怪我)と報じています。
報道によると、事件を起こしたのはdavid be'eriと言う入植地指導者で、彼の説明によると彼と息子が車で通行していたところ、パレスチナ少年の一行投石に遭遇し、命に危険を感じたので逃げようとして、2人を跳ねてしまったとのことです。
イスラエル警察は事故の調査をしているが、今のところ入植者は逮捕されてはいないとのことです。
本件幸いけがの程度はひどくはなさそうですが、新聞によっては車が2人をはねているところを捉えており(一人はボンネットの上に跳ねあげられ、もう一人は車の横に倒れている)この写真が出回れば、パレスチナのみならずアラブ、イスラム世界でイスラエルに対する反発、デモ等が起こるのではないかと言う気がしています。
先日はベツレヘムの近くの村で同じく過激入植者によってモスクが焼き討ちされていますが(こちらの方も犯人が逮捕されたと言うニュースは無い)、占領地ではイスラエル警察の入植者の不法行為に対する取り締まりは、極めて手ぬるいと言うのが一般に抱かれている印象です。
更に数日前にはへブロン市でハマスの要員2名がイスラエル軍によって射殺されており、これらの事件を合わせてみると、どうも何かが起こりそうな気がしてきます。
要するに先日インティファーダ記念日に、(確か)イスラエルの新聞だたっと思うが、第3次インティファーダが起きるのは必然、と書いていたように思いますが、どうもまたインティファーダが起こる条件がそろって来たような気がしてなりません。
何しろ入植地の建設は進むし、和平交渉はいっかな進展を見せていませんから、その意味でもインティファーダの政治的条件もそろっているように思えます。
http://www.haaretz.com/news/national/settler-leader-drives-into-two-palestinian-kids-as-they-hurl-rocks-1.317933
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/4CA759A6-A246-4644-9C16-3AE55E533C34.htm?GoogleStatID=1

シリアのミサイル基地でのヒズボッラの訓練

google earth を使えば、自分の家の周辺まで鮮明にみることができますが、8日付のhaaretz net は、最近のgoogle earth のシリアのスキャンでは、シリアのミサイル基地が鮮明に映っていて、だれでも見ることができると報じています。
これまでも極秘のスパイ衛星の能力に民間の衛星の能力が近付いており、誰でも金さえ払えば相当詳しい空中写真を見ることができると言われていましたが、金も払わずに(文字通り)誰でもいつでもgoogleで、世界中の秘密基地を見ることができる時代になった、と言うのは誠に驚きです。
その記事のよると、3月22日のとられた写真ではシリアのいくつかの軍事基地の様子が鮮明に映っていて、その中にはシリアの3のミサイル基地のひとつで、ダマスカスの北西25kmの所にあるadra基地が映っているとのことです。
それによると、この基地は深い山に囲まれ、複数の道路が地下トンネルに通じていて、その中にはミサイルが貯蔵されていると見られるが、写真では5基のミサイルが見え、そのうち3基は駐車場の中でトラックに乗せられ、2基は訓練場所に見られ、周囲には20〜25目の人員及び20台の車両が見えるとのことです。
この点に関し、6月にはシリアが正確な射程を有するスカッドM−600をヒズボッラに供与し、ヒズボッラの要員の訓練に当たって着たことが報道さrたとのことですが、5月には英国紙がイランはダマスカス空港を通じてヒズボッラにミサイルを供給しており、ヒズボッラはadra基地の半分を専用することが認められていると報じたとのことです。
なお、haaretz 紙によれば、当時緊張が高まっていることを憂慮したムバラク大統領とサウディの国王がアサド大統領をカイロでの緊急会議に招集したが、アサド大統領はこの招きに応じなかったとのことです。
http://www.haaretz.com/print-edition/news/hezbollah-militants-training-in-syria-missile-base-satellite-images-show-1.317784

2名のハマス要員のへブロンでの殺害

中東和平交渉は入植地の建設凍結解除問題を巡って迷走中ですが、その間ガザ、西岸でイスラエルとハマス、ハマスとファタハとの間での衝突の増加が注目されます。
この点に関し、8日付の中東各紙は、同じく8日西岸のへブロン(アラブ人の町だが、ユダヤ教の聖地もあるとして一部の強硬派入植者が強引に住みついて問題を起こしているところ)でイスラエル軍がハマスの要員の捜索に向かい、双方の間で銃撃となり、2名のハマス要員が射殺されたと報じています。
なお、現在のところ彼らは西岸におけるイスラエル人に対する攻撃との関係で捜索を受けていたとのことですが、イスラエル人4名が来るかで通行中に射殺された事件との関係がどうかは不明です。
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/report-idf-kills-two-hamas-militants-in-hebron-shootout-1.317867
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2010-10-08-07-02-58.htm

湾岸諸国への米国の武器供給

米国がイランの核開発を恐れる湾岸諸国に対して武器供給を増大させていることは、前にも書いたと思いますが、8日付のal qods al arabi net は米国紙等を引用しつつ、詳しく紹介していますので、記事の要点のみ下記の通り。
なお、同紙はその中で特にサウディに対する巨額の武器供与が目立つが、それはサウディがイランに脅威を感じて、自らも核開発しようとする誘惑にかられるのを止めるためでもある、等興味深いコメントをしています。
核の魔力はすごいものですね。そう言えば、わが国の近海でもいつの間にか、どことはなく北朝鮮の核を受け入れると言うか、黙認するような雰囲気が出てきていないでしょうか?恐ろしいことです。

「米クスチャンサイエンスモニターによれば湾岸諸国はイランの脅威に対処するため米国からの武器購入を急増させつつある。
米政府の数字によれば、米国はサウディ、UAE、バハレン、カタル、オマンに対してそれぞれ360億ドルの武器を2005年から2009年までの間に販売した。
新たなサウディの武器購入で、その金額は600億ドルに上るが、その中には新型F15戦闘機84機、現有機の改装70機分を含んでいる。またその中には70機のブラックホーク、72機のアパッチを含む3機種のヘリコプターも含まれている。
さらに追加として海軍の近代化として300億ドルが含まれることとなる可能性もある。
また来年米国はUAEとミサイル防衛関連で70億ドルの兵器供与も予定されている。
米国の情報通は、この巨額の武器供与の背景として、イランの核開発に対して感じるサウディの脅威、及びサウディが自らも核開発に向かうことを阻止すると言う面があると指摘している。」
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=today\07z49.htm&arc=data\2010\10\10-07\07z49.htm

イスラエルのF35購入(日本への教訓?)

先にもイスラエルが米国製ステルス戦闘機F35を購入すると言うニュースはお伝えしましたが、8日付のhaaretz net は7日NYでイスラエルと米国との間で20機の購入契約書に署名されたと報じています。
記事は更に全体の金額が30億ドルで、イスラエルは機体が高価なために当初予定の75機を20機に減らしたが、それでも高性能のF35を購入することとしたと報じ、この戦闘機でイスラエルはイランを攻撃できる(解説は無いが空中給油を用いてと思われる)と解説しています。

実は日本でも航空自衛隊がこの戦闘機を購入予定と伝えられています。話は最初は高級品好みの日本のことゆえ(政府予算だったかの仕分けで、誰かが「どうして世界2位ではだめで、世界1でなければならないのですか?」発言したことがありましたね)、F22と言うもっと高級で高価なものを購入するつもりであったのに、米国政府が(国防秘密と言うことか)このF22の輸出を禁止したので、次善の飛行機に白羽の矢を立てている訳ですが、問題はその価格です。
イスラエルと言うのは(そう言うことが現実に起こるか否かは別として)イランを攻撃する可能性のある国で、現にこれまでも周辺の国との間で多くの航空戦闘をしてきた国です。
従って、当初75機が必要と言うことだった(その後も機数の削減には反対の声が強かったと伝えられる)のは、作戦上現実的に計算しての上での要求だった訳ですが、それでさえ予算の前にはあっさり3分の1以下に削られてしまいました。
翻ってわが自衛隊を見るに、これまで航空自衛隊が戦闘行為に入ったことはなく、今後とも近い将来そのような事態が起こると想定している日本人はごくごく少数でしょう。
そこに来て昨今の日本財政の大赤字です。さしもの経済大国(尤もこの言葉は今や中国を指すことになっているが)も、航空自衛隊について、これまでのようなお大尽ぶりを発揮することは困難になって来たと思います。
おそらく今後政府内のごく一部では、数は少なくとも高級機で行くか、若干性能は落ちても数を重視するかの議論が行われると思いますが(はずですが)何しろことは国防に関することで、しかも相当高額な買い物です。
一般国民もマスコミも政府一般も憲法9条などと言う既に解釈改憲されてしまった代物の後ろに隠れて、知らんふりをする時代ではなく、皆が真剣に考える時代になってきていると思います。
なにしろ、中国は空母を建設し、昨日ご紹介したようにSU27と言う長距離戦闘機をトルコに派遣して訓練するという時代です。中国脅威論などと言うおどろおどろしい議論をする前に、日本周辺の安全保障環境について現実に即して冷静に議論する時でしょうね。

占領地問題(解説)

これまで占領地の入植地の問題やイスラエルが占領地を保持していることの国際法上の問題等を書いてきましたが、中東問題にあまり馴染みのない方は、小生の議論が余りにアラブに偏って、イスラエルに偏見を有していると思われる方も居られると思います。
そこで以下、占領地の問題と中東和平の問題について、歴史的経緯を踏まえ、ごく初歩的な基本的な要点について、ごく簡単に解説したいと思います。
従って、中東問題に若干でも詳しい方は、読むのも時間の無駄でしょうから、読み飛ばしてください。
なお、国際法上の占領地一般の取り扱いの問題については稿を改めて書こうと思います。

「現在イスラエルが占領している土地はヨルダン川西岸とシリアのゴラン高原ですが、いずれもイスラエルが67年のいわゆる6日戦争で占領して、今日に至るものです。そのうち西岸は、戦争前は隣国のヨルダンの一部でした(48年の第1次中東戦争・・イスラエルの独立戦争・・の時にヨルダンがパレスチナの一部を占領して自国領に編入した)が、そのごPLOが国際的に認められるようになると、ヨルダンはその主権主張を引っ込め、パレスチナ人のものと認めています。
なお、以上の2つの他にエジプトのシナイ半島も占領されましたが、こちらは両国間平和条約で総てエジプトに返還されました。
勿論その他にガザがあるが、ここからはイスラエルが一方的に撤退しています。
そこでこれらの土地の取り扱いに関する国際的な合意としては、同じく1967年に安保理が採択した、あの有名な決議242があります。
この決議は6日戦争の後を受けて、戦後処理をどうするかと言うことで安保理が採択しtものですが、その最も重要な条項は2です。
1が、イスラエル軍の占領地からの撤退
もう1が、総ての域内国の主権、領土の不可侵、政治的独立を認める(要するにイスラエルの承認)
と言うところで、要するによく言われる平和と領土の交換というのが基本です。
この決議の重要性は、イスラエルと周辺国の関係に関する基本的な文書で、イスラエルもアラブも含めて受諾している殆ど唯一の文書だと言うことです。
そのため、この決議がその後の総ての和平交渉の基礎とされてきました。
最近は、イスラエル国内の右翼化、入植地の増加等のためにイスラエル政府は余りこの決議を引用しないかもしれませんが、歴代の政府が受け入れてきて、国際的合意として現在もイスラエルを縛っていることは、厳然たる事実です。
そこで、問題は返還されるべき領土の範囲ですが、これはよく知られているように英文のterritories occupied の前に、意図的に定冠詞のthe
が省かれています(このためこの決議は国連の文書でありながら仏語や西語ではなく英語で解釈することになっている)。と言うことは全領土とまでは明言していない(勿論その逆に一部で良いとも言っていない)。
ここが、決議を主として作った英国大使の苦心の産物で、要するに意図的にあいまいにすることで決議案の採択を可能にした訳です。
しかし、だからと言ってイスラエルの主張するように、相当な領土を併合できるかと言うと、2の点から不可能と言うことになっています。
一つは前文に領土の武力による獲得を認めないという原則を確認していることです。
もう一つは、当時この決議を作った者の間での、暗黙の合意として、双方が合意した極些細な変更は認められるが、それ以上は不可と言うのがあったことです。
英語ではminor rectification agreed upon by the parties とでも言うことだったと思います。要するにせいぜい、西エルサレムの周辺のアラブの村落1−2程度と言うのが、暗黙の了解でした。
従って、イスラエルは自国が認めて受諾した決議242に従って、殆どのパレスチナ領土からの撤退をする国際的な義務がある訳です。
この点に関しては、あれだけイスラエルに偏った米国でさえ原理原則としては認めているところで、ただ現実に声を大きくして云わないと言うだけのことです。
この占領地の中にはイスラエルが既に勝手に併合してしまった東エルサレムも含まれます。このため米国も含めて国際社会は東エルサレムには大使館を置かないで、わざわざテルアビブにおいている訳です。
なお、ゴラン高原もイスラエルが一方的に併合していますが、こちらの方は「ユダヤ人と神との約束の地」と言う今時おどろおどろした話とは縁がないので、シリアと和平が実現すれば当然全面返還されることになると、イスラエル人も含めて考えています(勿論狂信的なユダヤ人は別です)。
勿論、アラブの側にも問題があり、領土だけ返還されたら、食い逃げして、イスラエルとの間の平和を否定して、イスラエルを潰す作戦に出るのではないか、とイスラエル等をして疑わしめるような行動も取ってきました。
その意味でPLOがイスラエルの生存を認めたと言うのは大きな出来事でしたが、それはそれとして、両者の平和の暁には、平和と領土を交換しなければならない、と言うのが国際的に(まともな人ならだれでも)認めている原則と言う訳です。
この原則に反するものは、アラブであれイスラエルであれ、平和の敵だと言うのが私も含めた大方の意見です」
決議242は下のネットで見れます。
http://www.un.org/documents/sc/res/1967/scres67.htm

米国とイスラエルを危惧させるトルコ、中国、イラン軍事協力

ガザ侵攻以来イスラエルとトルコの軍事面での協力は殆ど止まっていますが、7日付のharetz netは替って、トルコ、中国、イランの協力関係が進んで米、イスラエルを危惧させていると報じています。
尤も記事の内容は、トルコー中国協力と中国ーイラン協力について触れているだけで、題名から想像される3国の協力と言う訳ではなさそうです。記事の要点は下の通りですが、尖閣列島に象徴されるように、わが国近辺、東シナ海等における中国海空軍の活動の活発化は、近隣諸国を心配させていますが、その中国がトルコにまで行って戦闘機の訓練をしているというのは、極めて注目すべきニュースと思います。
因みに記事に出てくるスホイSU27戦闘機と言うのは、確か海上作戦能力も有するロシア製の長距離戦闘(爆撃)機です。

「トルコ、中国、イランの軍事協力が米、イスラエルを悩ませている。
2001年以来トルコはコニヤの空軍訓練センターで米、イスラエル空軍と共同の訓練演習をしてきた。
しかし、2008年暮れのガザ侵攻以来、トルコはイスラエルとの協力を中絶し、このため米空軍も参加を見合わせている。
これにとって替ったのが中国で、中国はSU27をパイロットをトルコに派遣した。まtこれまでこの種演習は割合大ぴらに行われてきたが、今回の演習は秘密に包まれている。
西側は最近の中国の軍事的発展、特に海空軍の長距離作戦能力に関心を有しており、今回のような演習は中国が本国から離れた遠いところでの作戦能力を獲得しようとしている証左と見られている。
また中国は最近サイバー戦能力も高めており、その手元には六〇〇〇〇人のハッカーがいると言われる。
また今回中国の戦闘機がパキスタン、イラン領空を通ってトルコに派遣されたと見られることから、トルコのイランとの関係に不快感を示している。
特にイランは中国から多くのミサイル及びその技術を購入している。
ヒズボッラがイスラエル艦に発射した地対艦ミサイルC−802は中国の技術でイランで制作されたと見られる。
中国はトルコと共同で地対地ロケット発射システムを開発したし、今月には中国の首相がトルコを訪問する予定である」
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3965828,00.html

アラブの後塵を拝するイスラエル経済

経済の分野では自国の経済成長を他の国と比較してその現状を考えることが通常ですが、この点に関してはイスラエルも例外ではありません。
7日付のy net news はIMFの統計に基づいて、イスラエルの経済成長を比較していますが、流石中東の国イスラエルだけあって、比較の対象はOECDの国ではなく、近隣アラブ諸国です。
記事の要点のみ
「2010年の経済成長予測で、イスラエルは先進国の中では、スウェーデンに次いで高い3・8%の成長が予測されているが、近隣のアラブ諸国の成長率ははるかに高いことが予測されている。
因みに、数字を上げれば
カタール 18・6%、レバノン 8%、トルコ 7・8%、エジプト 5・3%、シリア  5%となっている。
また先進国は
スウェーデン 4.4%、ドイツ 3.6%、カナダ 3・1%、スイス 2・9%、米国  2・6%、オランダ 1・8%、英国 1・7%、イタリア 1%である。
しかし西側諸国にとっては救いのある!数字もあり、国連の制裁等のためイランの成長率は1・6%と見込まれているが、人口増を考えれば、イランの人々の経済水準は相当程度落ち込むと見込まれる」
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3965828,00.html

アルカイダの欧州方面司令官の暗殺

アルカイダが欧州(特に英、仏、独)で同時多発テロを計画しており、イスラム教徒の独人及び英人がこの計画に関係したいたが、パキスタンの辺境地域で殺害され、計画は挫折した等のニュースが流れていて、現実に欧州では警戒度が上げられたり、米国人に対する旅行警告なども発出されました。
しかし、これらの情報を見るだけでは、どういう状況で計画が挫折し、これらの欧州のイスラム教徒がそれほどの大物だったのか、等多くの疑問があり、どうもどこか不自然な話と言う気がしていました。
この点に関して7日付のal qods al arabi net は、アルカイダの欧州方面司令官が9月に殺害されていたと報じています。
勿論このニュースの真偽も確かではありませんが、仮に真実とすれば、彼を含めて300人の大会議と言い、欧州における大規模テロ計画と、テロ計画のとん挫と言う話発は合理的に説明ができるような気がします。
また同記事は、最近のパキスタン辺境地区における米国無人機の活動の活発化とこれに対して叛徒がアフガニスタンのNATO向けの燃料輸送車を立て続けに襲った事件の背後には、上記の事件があるとしています。
記事の要点のみ
「幾つかの西側筋の6日の情報は、アルカイダの欧州方面司令官が9月にパキスタン辺境地域で暗殺されたことを確認している。
彼はabudl jabbarと言う名前で(注:アラビア語からの音訳)、アルカイダの作戦全般の指揮を執ることになっていたとが、米軍の無人機により暗殺されたとのことである。
また情報によると、西側情報機関はパキスタンのワジリスタン州のambarshajaでタリバンとアルカイダメンバーの300人が会議のために集まるのをフォローしていたとのことで、その会議でjabbarがアルカイダの新しい司令官で、欧州地域、特に独、仏、英国で2008年にパキスタンの過激派が実行したコマンドスタイルの大規模テロを実行する役割を有している、と紹介されたとのことである。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=today\06z45.htm&arc=data\2010\10\10-06\06z45.htm
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