中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2大陸マラソン

ちょっと別の方面のニュースを。
18日付today's zaman net は、17日の日曜日、第32回国際ユーラシアマラソン大会が開かれたと報じています。
ご承知の通りイスタンブールはボスポラス海峡をはさんで、アジアとヨーロッパにまたがる世界で唯一の都市ですが、マラソンはアジア側から出発して、歩行者天国になっているボスポラス橋をわたり、水道橋をくぐってマルマラ海に出るが、その後全行程の走者は、古代、中世の遺跡の多く集まる競馬場で終着となったとのことです。
17日は天気に恵まれ参加者はイスタンブールを存分に堪能したとのkとですが、確かに写真はボスポラス橋を渡る多くの参加者を映していたり、景色の点からはとにかく豪華なマラソンだたったようです。
関心のある方は下のネットをご覧ください。
http://www.todayszaman.com/tz-web/news-224683-thousands-enjoy-iconic-bosporus-bridge-with-eurasia-marathon.html

パキスタン情報部に匿われているビン・ラーデン?

アルカイダ、オサマ・ビン・ラーデンに関しては、昔からパキスタンの情報部(と言うかISIと言う軍情報部だが)と関係があり、今でも情報部の少なくとも一部は彼を匿っていると言う疑惑が絶えず、米国とパキスタン政府の対立点でした。
この点に関して、18日付のal qods al arabi net は、NATOの責任者(具体的に誰かは不明)が米tvのCNNに対して、オサマ・ビン・ラーデンとそのNo2のアイマン・ザワヒリはパキスタン情報部の一部の庇護のもとに、パキスタンの北西の2軒の隣接した家に住んでいると語ったと報じています。
それによると、これらアルカイダの指導者は地方部族とパキスタン情報部の庇護のもとで、洞窟ではなくかなり居心地のいい生活をしているとのことです。
またこの筋は、ビン・ラーデンは中国との国境近くのshitral山地とアフガニスタン国境のtoraboraの間を行き来しているらしいと語った由。
またこの筋はタリバンの指導者ムッラ・オマルは過去数月の間に、カラチとキタの間を行き来していたと語ったが、この情報をいかにして入手したかについてはコメントしなかった由。

この情報源もNATOの責任者とあるだけで、誰かは不明ですが、そもそもこの情報の信頼度及び、何故今頃この情報が流されたかも不明です。
もしかしたらいろいろとパキスタンのISIの少なくtも一部がアルカイダを書くまて散るという確たる証拠が出てきているのに、パキスタン軍部がのらいくらりと追及するのを渋っているために、米国が業を煮やして情報をリークした可能性もあるかもしれません。

なお、何故ISIがアルカイダやタリバンを匿うのかについては、そもそもタリバンはISIが育てた産物だし、独立以来インドが仮想敵国であるパキスタンにとって(確か独立以来大きな戦争3回、それ以外sでも多くの武力衝突がある)、通常兵力ではインドに大きくひけを取り、戦えば負けるので、後方撹乱の意味もあり、インドの抱える悩みの種のカシミールにゲリラを潜入させる手下として、イスラム過激派を使っており、またインドとの関係ではアフガニスタンがインドとは仲が悪いパキスタンの後方としての役割を果たすためにも、タリバンを利用しているとの説が強いようです。
この説に従えば、パキスタン軍部にとって、最大の戦略的な敵はインドであって、イスラム原理主義は場合によっては戦友と言う訳です。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2010-10-18-07-49-50.htm

アラウィ元首相のイラン非難

18日付のal jazeerah netは、イラクの元首相(3月に行われた選挙で、彼の率いる党が第1党になったが、議席の過半数には度ほど遠い状況で、それ以来暫定首相のマリキーとどちらが連立政府を樹立できるかで、激しく争っている)が、イランはイラクの内政に干渉し、イラクの不安定化に責任があり、中東地域の安定を望むどころか、その不安定化を進めているとして激しく攻撃したと報じています。
イラクのシーア派に対するイランの影響力に鑑みて、イランとの関係は総てのイラク政治家にとって極めて微妙なものがあり、特にアラウィーのように政権を取る可能性のあるものは、連立工作を進めるうえでも特にシーア派の政党に対するイランの影響力を慮って、非常に慎重に対応してきて、アラウィにしてもイランの支持を求めて動いていたと思います。
それがここにきて、イランに対して明確に警戒的な態度をとるにいたった背景は勿論不明ですが、先日(確か13日の記事)お伝えしたニュースに、イランとシリアが新しいイラクの政権はマリキーに任せようと合意したと言うのがありましたが、もしかしたらそのようなイランのマリキーへの傾斜に対する反発と、最後の捨て身の賭けに出た可能性もあるのではないかと言う気がします。
しかし、このJ紙の記事が本当なら、アラウィの政権担当の可能性は相当程度低くなっているのではないでしょうか?
因みに、同紙は同時にマリキー首相はイラク内閣組閣の件でヨルダンのアブダッラ国王と会談したしたとのことで、またシリアのアサド大統領がサウディを訪問してアブダラr国王と会談しているとのkとで、もしかしたらイラクの政権樹立問題もそろそろ大詰めにきつつあるのかも知れません。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/AE07C298-2E06-4B03-ACBD-A3CB4414375E.htm?GoogleStatID=9

カナダの安保理選挙敗退

18日付のhaaretz net は最近行われた国連の安保理非常任理事国選挙で、カナダが落選し、ポルトガルが当選したと報じています。
記事によると、カナダの現政権の保守党は、2006年政権について以来、それまでの自由党の外交政策は「弱小国の外交」であるとして、明確なイスラエル支持の政策を打ち出したとのことです(なぜ、弱小国ではない外交がイスラエル支持になるのかは不明です。常識的に考えれば、カナダにとって常に問題になるのが米国との関係ですが、先進国の中での際立った米国のイスラエル支持に鑑みればむしろイスラエルと距離を置くことが、カナダの独自性を主張する政策になるのではないでしょうかね?このあたり良く解りません)。
それによるとカナダはハマスがガザを支配すると、ハマスとの関係を断絶し、それまでのガザ支援金を打ち切り、右翼のイスラエル外相の訪問を大歓迎し、先進国の中で唯一UNRWAへの拠出を削減したのだそうです。
このためアラブ、イスラム諸国からにらまれ、秘密投票である安保理選挙で敗退したのではないかと推測されているとのことです。
確か安保理選挙は総会の3分の2の支持を獲得する必要があったと思いますが、そうなるとアラブ、イスラム諸国の動向は大きい比重を占める訳で、私はどの程度カナダの外交が親イスラエルの反アラブであったかは知りませんが、落選する可能性は十分あったと言うことでしょう。
http://www.haaretz.com/news/international/did-canada-s-support-for-israel-cost-it-a-seat-on-un-security-council-1.319626

ぺレス大統領のモロッコ訪問中止

18日付のharetz net はぺレス大統領がモロッコ訪問を中止したと報じています。
それによると、ぺレスは当初モロッコでの世界経済フィーラムでスピーチをするためにモロッコを訪問する予定であったが、その際モロッコ国王との会談を求めたのに対して、国王側から現時点での会談は不可能であるとの回答を得たために中止することとしたとのことです。
それ以上の詳しいことは不明ですが、H紙はモロッコ国王としては最近の中東情勢にかんがみ、イスラエル統領と会談するkとは不適当と考えたものと思われるとコメントしています。
オスロ合意の後、アラブ諸国の一部にはイスラエルとの関係正常化を目指す政策をとる国が現れ、その代表がモロッコでした。その他にはチュニジアとカタールがありました。
特にモロッコは国王がイスラエルとの関係正常化に熱心で、ぺレス大統領とは極めて親しい関係にあったと思います。
確かそれぞれの国には、大使館こそなかったものの、通商代表部と言う形でイスラエルの外交官が常駐していたと思います。
しかしこれらの代表部もイスラエル政府がネタニアフに代わり、入植地、和平交渉、ガザ問題等で強硬な姿勢を取るにつれ、イスラエルから距離を取るようになり、チュニジアでは確か1998年ごろだったかにイスラエル代表部が閉鎖されています。
ここにきてモロッコ国王の会談拒否とぺレスの訪問中止です。明らかに中東ではイスラエルとアラブの関係は後退しています。それにトルコを加えたら、イスラエルの中東における孤立が進んでいると言えると思います。
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/peres-cancels-morocco-trip-after-king-denies-request-to-meet-1.319623

仏へのテロ警告

アルカイダのテロリストが、欧州、特に英、仏、独を対象にテロ作戦を準備しているとの情報で、欧州が緊張し、特にパリではエッフェル塔が何度か観光客を非難させる事態になったことは、ここでも報告し、また一般にマスコミでも報道されていました。
この点に関し、8日付のhaaretz netは、仏内相が17日つい最近サウディ情報局から仏でのアルカイダのテロ計画について最新の情報を入手したと語ったと報じています。
記事のようん点のみ
「欧州各国は最近欧州におけるアルカイダ系のテロについて、いろいろな方面から情報を得ているが、その中でサウディからの情報が最新のものである。
9月9日にはインターポールがアルカイダが世界中、特に欧州でテロを狙っていると警告した。
9月19日には女性テロリストが自爆テロを計画しているとの情報があった。
また北フリカの複数の情報筋は欧州、特に仏でのテロについてのh情報をもたらした。
これに対して仏当局は警備を強化しており、9月にはエッフェル塔の2回を含む9回の爆弾騒ぎがあった(いずれも爆弾は発見されず)。
テロの計画者については、イスラム教マグレブのアルカイダの名前が挙げられる。そこでは仏は元植民者で、また最近の公共の場でのブルカ着用禁止法のようにイスラム原理主義者を刺激する要因も多い。
仏等ではアラビ半島のアルカイダ(イエメン人とサウディからなる)は馴染みが薄いが、この組織はデルタ航空の爆破未遂のように最近国際的活動を手掛けている」
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/france-fm-saudis-warn-of-fresh-al-qaida-terror-threat-in-europe-1.319636

トルコの悩み(NATOミサイル防衛)

最近のトルコの中東諸国への傾斜が米国等を警戒させていると言う話は何度かご紹介しましたが、今度はトルコが悩む番、と言う訳でもありませんが、NATOが最終決定をしょうとしているミサイル防衛網(注:初めはロシアを対象としていたが、その猛反発でイラン、北朝鮮等を対象とすることになった)との関係で、トルコがNATOとイランの間で股裂きになっているとの記事が17日付al shrqil awsat net とhurryiet net に出ています。
どうも元の記事はH紙のようですが、アラビア語紙の方はよりトルコの抱えた矛盾と言う観点から書いており、トルコ紙に比したら更にネガチブな印象を与える記事ですが、主としてhurryiet netの記事の要点、次の通りです
「 トルコは14日NATO大臣会議で、若干の留保はあるが、原則としてNATOのミサイル防衛ミサイルを領内に受け入れる用意があると述べた。
トルコ外務省は本紙に対してトルコの条件として
1、公式文書にイラン、シリアが対象国であることを記載しない
2、トルコを含めて総てのNATO国が防衛対象となる
の2があるとした。
なお、トルコの外相、国防相はこの機会に米国の国防長官と国務長官とミサイル防衛問題について個別に話し合った。
またトルコ政府はNATOのミサイル防衛がトルコ独自のものと適合するか否かについても検討を進めている。
11月にはnatoは1999年のミサイル防衛に関する基本政策に関するペーパーを改定した文書に合意する見通しだが、1999値の文書に関してはイラン等の名前が出ていたのでトルコが反対を表明した」

http://www.hurriyetdailynews.com/n.php?n=turkey-
conditionally-approve-for-missile-shield-2010-10-15

http://www.aawsat.com//details.asp?section=4&article=591197&issueno=11646

イラン軍事基地での爆発(2)

確か13日に、イランの西部で軍事基地で爆発があり、兵士12名が死亡したところ、原因についてイラン当局は事故としているがテロの可能性も否定できないと言うニュースをお伝えしたかと思います。
今回もjerusalem post net の記事ですが、爆発のあった基地はミサイル基地でクルド問題の関連の可能性があると報道しています。
前回と死亡者数等細部では若干の差もありますが、全体としてなかなか生々しい記事です。真偽のほどは不明ですが、記事の要点のみ
「先週イラン西部の革命防衛隊基地で兵士18名を殺した爆発は、その基地が中距離弾道弾shahab 3の基地であるだけに世界の注目を集めた。
米国の専門家は、この爆発に関して、イランの西部での爆発は国際的な陰謀であるよりは、クルド地区の不安定に基づくことが多く、これまでもクルド勢力は何度革命防衛隊の基地を襲っていると語った。
イラン政府は爆発はミサイル貯蔵庫の火災によるとしているが、専門家はイラン政府がクルド人の活動を抑えることができないでいることを認めるのに消極的であると見ている
因みにクルド人はイラン人口の7%を占め、革命政府の政策に不満で、西部地域では幾つかの事件が起きている」
http://www.jpost.com/IranianThreat/News/Article.aspx?id=191626

南レバノンでの爆薬の発見

17日付y net news に表記の記事が出ていたので、(若干スパイ小説の読み過ぎの気がある身として)これはモサドのアハマディネジャード暗殺計画の一部が露見したのかと身構えましたが、どうやらヒズボッラのものらしいとのことで、しかも南部レバノンでヒズボッラの爆発物が見つかるのは、さして珍しくはないようで、一大スパイ小説にはなりませんでしたが、矢張りあの辺は物騒ですね。
記事の要点のみ
「16日南レバノンのshuba村の近くで、多量の爆薬(約300kg、そのうち250kgがダイナマイト、50kgがC4(注:小生爆薬などに詳しくはないがC4と言えば、確か軍用の爆薬だたっと思います)で、他に若干のカラシニコフも見つかった。
これらの武器はトラクターが工事中に見つけたもので、その後レバノン軍う移管され、近辺は封鎖された。
爆薬の持ち主は不明だがヒズボッラだと思われる。
ヒズボッラは国連決議でリタニ河の南への武器搬入を禁止されているが、こっそりと持ち込んで、一般の民家等に隠しており、先月shihabiya村で大きな爆発があったのは民家の中の爆薬が爆発したためと言われる。
昨年夏の爆発は世間で大問題となった」
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3970225,00.html

アルカイダの活動の活発化(イエメン)

イエメンではしばらく前から、特に南部地区でアルカイダの活動が活発化し、旧南イエメンの首都であったアデンでもつい最近スポーツクラブの前で爆発があり多数が死傷しましたが、17日付のal jazeerah net はイエメン政府がアルカイダの資金提供者を逮捕したこと、また南部では政府軍とアルカイダとの戦闘が激しくなっていると報じています。
記事の要点のみ
「イエメン内務省は16日夕方サナア空港でアルカイダの資金提供者の一人を逮捕したと発表した。
その人物は33歳のサウディ在住のsalih al raimi(注。アラビア語からの音訳)と言う名のイエメン人で、当局のブラックリストに載っていた人物である。
彼は最近アルカイダへの資金提供の疑いsで逮捕された2目の男で、14日には209年11月に日本人の誘拐にかかわったkhaled alabidiと言う男が捕まっている(注:こんな事件がありましたっけ?申し訳ないが良く記憶にありません)。
なお、アルカイダ殲滅のために政府は8名の危険人物に関する情報提供者に対して10万ドルの賞金を約束し、彼らを匿うことを警告した(注・このニュースはお伝え済みです)
他方南部では政府軍とアルカイダとの戦闘が激しさを増しており、アブヤン地方でアルカイダの待ち伏せにより高級将校を含む4名の軍人が死亡した。
この待ち伏せの場所は14日にも待ち伏せ攻撃があり、5名の兵士が死亡した場所である。
またその場所の近くで、アルカイダが爆装した自動車を軍に衝突させようとして、事前に爆発し3名が死亡し、4名が負傷しsた。
またアブヤン地区では政府軍機が低空で飛びまわっており、爆撃もした模様だが、被害のほどは不明。
また、14日には県長が殺害された現場で、対テロ部隊の111部隊の隊長が襲撃されたが、殺害をまぬかれた」
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/5E9B0D1E-9D78-4770-A3CE-E652765D6786.htm?GoogleStatID=1
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