中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

ガザの停戦とイスラエル国防相の辞任

これまでになく激しい衝突のあったガザですが、14日夕双方が2014年の停戦合意のラインで停戦することに合意したとのことです。

アラビア語メディアは、ハマスがエジプトの停戦努力に応えて停戦に合意したとしていると報じていますが、haaretz net はイスラエル当局では、国連、エジプト、スイス、ノルウェイの4つを通じて、停戦したいとのハマスの意思表示があり、イスラエルはこれに応じたが、ハマスの行動如何では、イスラエルの行動の自由を留保するとした由
(今回の事件直前にも、エジプトが仲介した停戦案にハマスもイスラエルも同意しかかっていたと報じられていて、ある意味では、特にハマスは停戦に極めて前向きではなかったのでしょうか?
その意味では、今一つ不明なのがイスラエルで、今回の事件は民間車両に扮したIDF特殊部隊のガザ南部への潜入がきっかけですが、この事件の背景…その目標、規模、何故この時点で行われたのか、誰の指示か等・・・・が今もって不明で、イスラエルのマッチポンプではなかったのか、という印象が強い
それにしても、強い印象を受けるのが、事件を通じての米国の影の薄さで、これまでパレスチナ問題となれば、米国は圧倒的影響力を有して、その平和的解決の上で他の追随を許さない大きな役割を果たしてきたところ、今回は徹頭徹尾、米国抜きで、物事が動いている模様です。
トランプの米国一国主義もここまでくると、米国にとって、国際社会にとって重大な懸念材料だと思います)

事件の余波としては、表題の通りリーベルマン国防相が辞任し、彼の党(「イスラエル我が家」とかいう極右政党だったと思う)の閣僚が引き上げられることにあり、リクード率いる現政権は国会で、過半数より1議席しか多くない状況になり、今年予定されていた総選挙前倒しの可能性が出てきたとのことです。
また国連安保理が16日(NY時間)開催される予定の由
しかし、イスラエル緊急閣議では、最終的にはすべての閣僚が、取りあえずは停戦に応ずべきとのIDFの立場を支持した由
(確か以前からガザに関しては、IDFは軍事的措置には反対していたはずで、それだけに上記特殊部隊のの活動が不思議になります)

それにしても、今回の事件では、死者が双方合わせて15名出たとのことで、ガザからはロケット弾が460発発射され、IDF空軍は160か所のハマス拠点等を空爆しましたが、ロケットの発射数や空軍の空爆回数からしても、これまでにない大規模な衝突でした。
haaretz net は、ガザでは停戦支持のデモがあったと報じていますが、同ネット及びアラビア語メディアは、イスラエル内、特にガザとの境界線では、停戦に反対する住民のデモがあったと報じています
(ということは、今回の停戦は取り合えずの停戦で、パレスチナ内の強硬派等が、停戦合意に反して、ロケット弾を発射する等の行為に出れば、停戦は敗れ、再び衝突が起きる可能性があるのみならず、次回衝突はIDFの地上進攻等本格的な大規模衝突となる可能性があるということで、今後のガザ情勢は要注目というところです)
https://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d8%b3%d8%aa%d9%82%d8%a7%d9%84%d8%a9-%d9%84%d9%8a%d8%a8%d8%b1%d9%85%d8%a7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a7%d9%81%d8%b6-%d9%84%d9%88%d9%82%d9%81-%d8%a5%d8%b7%d9%84%d8%a7%d9%82-%d8%a7%d9%84%d9%86/
http://midan.aljazeera.net/reality/politics/2018/11/14/التفاوض-بالنار-هكذا-تؤسس-المواجهة-في-غزة-لصفقة-طويلة-الأمد
https://www.haaretz.com/israel-news/gaza-on-the-brink-security-cabinet-to-convene-as-israeli-army-strikes-hamas-targets-1.6651674
https://www.alarabiya.net/
最近中東に行っていないので、どうも土地勘がありませんが、今回の事件は、中東諸国にとって、やはり大事件だろうと思います。
然るに上記引用のal arabiya net は、少なくともざっと見る限り、停戦等の最近の動きを全く報じていません。
その背景は不明ですが、サウディが皇太子問題(要するにkhasshougi事件とのかかわり)で、他に関心を寄せる余裕がないのか、余りにトランプ一辺倒になり、パレスチナ問題については、報道する気もしないのか?どうも不思議な動きで、気になったので、何らご参考まで












更新見送りのお詫び

明日は朝早くから日帰りで上京しますので、明日は記事の更新はありません。悪しからず

khasshoggi事件(仏の不思議な動き)

khasshoggi事件に関しては、米英カナダ等は,どうやらこのままにしておくことはできないとして、サウディに圧力をかける方向に動き出した模様ですが、その中で仏は、事件の音声記録はトルコから受け取っていないと表明し、トルコと摩擦を起こしている模様です。
仏は何を求めてこのような動きをしているのか?手練手管のしたたかな外交で、転んでも損はしないという仏のやり方から見て、注目されます。
勿論英米にしても、必ずしも皇太子の責任を追及している訳ではなく、とにかく誰か責任者を処罰した形にしないことには、収拾がつかないぞ!という話かもしれませんが・・・・
取りあえず、関連の記事から次の通り

・英国のハント外相はサウディ国王と会談しているが、それに先立ち英首相報道官は、ハント外相はサウディ政府に対して、khasshoggi事件に関して、正義を解明し、責任者を処罰するように、またイエメン内戦を終結させるように圧力をかけるだろうと語った由。

・また米国務長官は、サウディ皇太子に対して、11日電話で、米は事件の関係者すべての責任を追及するが、サウディ政府も同様の立場をとることを期待する、と伝えた

・カナダのトルゥードウ首相は12日パリで、カナダ情報局は事件の音声記録を聴取したとして、西側政府で、初めてトルコから音声記録の提供を受けたことを公式に認めた

・他方仏外相は、仏TVに対して、自分の知る限り、仏政府は音声記録の提供は受けていないとして、トルコ大統領は何らかの政治的ゲームをしているのではないかと語った由。
これに対して、トルコ外相は、仏外相の発言は非礼であるとして、外相としての真剣さにかけると非難した由。
また大統領府対外局長は、トルコは10月24日に仏に対しても音声記録を提供したとして、エルドアンに対する発言は受け入れられないと非難した由
また彼は、仏政府内の行政的不手際があったとしたら、それはトルコの所為ではないと皮肉った由。
http://www.hurriyetdailynews.com/canadian-intelligence-has-heard-khashoggi-tapes-trudeau-138791
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/11/12/تحركات-بريطانية-وأميركية-لمحاسبة-قتلة-خاشقجي-وإنهاء-حرب-اليمن
まあ、日本でも記録があるないで、国会等が長いことすったもんだしたことを考えれば、何かの行き違いがあった可能性も考えられなくはないが、トルコが仏だけに渡したつもりで、渡していなかった、などと言うことは考えにくく、名うての官僚国家の仏で、情報機関が外務大臣にこのような重要な話(それにチェックすればすぐばれる話)を隠すとは考えにくい。
ということは、仏がこの事件に関して、何らかの政治的ゲームを演じている可能性が強く、音声記録をもらっていないとの等主張は、もしかすると今後サウディと英米の間に立って、何らかの仲介に動くときに、そんなひどい話は知らなかった、との逃げ口上に使うためではないかと邪推される。
いずれにしても、この手の胡散臭い話では、これまでの仏のやり口からしても、何らかの裏があるように思われて仕方がありません。
勿論それが何かは現時点では不明ですが・・・・


チュニジア政治危機の終息?

チュニジアの与党「チュニジアの声」の内部分裂(大統領シブシーの息子と首相のal shajed の対立と首相の与党からの追放)から始まり、さらに首相がその地位を強化するための内閣改造に対する大統領との対立と続いてきた、チュニジアの政治危機は12日議会が新閣僚を信任したところから、取りあえずは終息した模様です。
これを報じるアラビア語メディアは、「チュニジアの声」が欠席した議会は、新閣僚の一人一人について、信任投票を行い、いずれも過半数の支持で、これを信任した由。
シブシー大統領は、議会が信任すれば、大統領による就任の宣誓式は行う、と表明していたことから、取りあえずはさしものチュニジアの政治危機は取りあえず終息した模様です。
しかし、「チュニジアの声」は信任投票を欠席しているほか、首相としては彼を支持する方に回った、イスラム主義政党のナハダに益々依存せざるを得ず、その影響力は強まったと見られ、世俗派との関係で、未だ未だ不安定要因は多いと思われます。
それにしても「チュニジアの声」の内紛、分裂に対して、その気になれば政権をとれる可能性もないわけではなかった、ナハダのガンヌーシ党首が、表面に出でて権力闘争に参加したㇼせずに巧みに、その政治的影響力を増大したように見える(報道も少ないし、本当のところは不明)ところは、なかなかの政治的手腕ではないかと思われます。
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2018/11/13/البرلمان-التونسي-يصادق-على-تغيير-الشاهد-الوزاري-.html
https://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d9%84%d8%a8%d8%b1%d9%84%d9%85%d8%a7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%aa%d9%88%d9%86%d8%b3%d9%8a-%d9%8a%d8%b5%d8%a7%d8%af%d9%82-%d8%b9%d9%84%d9%89-%d8%a7%d9%84%d8%aa%d8%b9%d8%af%d9%8a%d9%84-%d8%a7%d9%84/




ホデイダを巡る戦い

先日報告した通り、ホデイダ攻防戦については国連事務総長のみならず、米国までも戦いが長引きホデイダ港が破壊されたり、機能しなくなると、イエメンの人道危機を深めるとして、至急停戦と和平交渉再開を求めていますが、アラビア語メディアの報道を読む限り、当面停戦は難しく、ホデイダを巡る戦いはさらに続きそうです。

・al arabiya net (サウディ系)は、アラブ連合軍報道官が、停戦の報道(そんなものがあったとは知らなかったが)は誤りで、政府軍とこれを支援するアラブ連合軍には、ホデイダを開放する権利があると主張したと報じています。
また同報道官は、政府軍はホデイダ市を複数方向から封鎖し、市内でhothy軍との間で、市街戦を繰り広げていると語った由
・報道官は更に、ホデイダの確保はイエメン国民への食糧供給、紅海の安全航行の観点からも重要だとして、紅海の自由航海については、バーブルマンデブの安全を確保するために、近くに存在するal bawadir島にあるhothy 軍のレーダーを破壊したと語った由。

・他方、al jazeera net (カタール系)は、hothy軍が政府軍のホデイダ港への攻撃を阻止し、少なくとも当面は政府軍の港の占拠はないだろうとの現地軍筋の情報を伝えています
・同ネットはまた、政府軍は未だホデイダの中心部には前進しておらず、市の周辺でhothy 軍と戦闘を行っているとして、先日政府軍が占拠した「5月22日病院」も再度hothy軍に奪還されていると報じています
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/11/12/معركة-الحديدة-تحذير-أممي-والحوثيون-يوقفون-تقدم-المهاجمين-نحو-الميناء
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/11/12/التحالف-عززنا-قدرات-تزويد-الطائرات-بالوقود-جوا.html

以上の通り、ホデイダの現在の戦況については、矛盾する報道もあり、正確な所は不明ですが、アラブ連合軍の報道官も政府軍がホデイダ港に前進したとか、港の中で戦闘が起きている等の発言はしておらず、ホデイダ港の攻防は未だのようです。
この間、サウディ軍等の航空機、攻撃ヘリの活動がかなり大きく報じられていますが、国連等の警告もあってか、港を破壊しているとの報道はありません
しかし、戦闘が港に移った場合には、特に戦闘ヘリ等による攻撃は、なかば不可避になると思われ、港に対する影響が危惧されます




gaza情勢の緊迫化

案の定というべきか、ガザでは12日午後から夕方にかけて、双方の攻撃が極めて激しくなり、まるで戦争前夜の状況を呈している模様です

・IDF特殊部隊の潜入とハマス軍事部門の現地司令官の殺害等に対して、ガザからは300発(報道では200というのもある)のロケット、臼砲がイスラエル国境地帯に撃ち込まれた。
そのうち60発はiron domeが捕捉した由
・これに対してIDfはガザのハマス拠点など70か所を攻撃したが、その中には al-Aqsa TV局も含まれる(ただし、この放送局は直ぐ放送を再開した模様)
・この攻撃でパレスチナ側では3名が死亡したが、IDF兵1名も重体
イスラエル側ではその他19名が負傷し、31名がショックの療法を受けた由
パレスチナ側での負傷者については不明

https://www.alquds.co.uk/%d8%b9%d8%af%d9%88%d8%a7%d9%86-%d8%a5%d8%b3%d8%b1%d8%a7%d8%a6%d9%8a%d9%84%d9%8a-%d8%ac%d8%af%d9%8a%d8%af-%d8%a7%d8%b3%d8%aa%d8%b4%d9%87%d8%a7%d8%af-3-%d9%81%d9%84%d8%b3%d8%b7%d9%8a%d9%86%d9%8a%d9%8a/
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/11/12/المقاومة-تمطر-محيط-غزة-بالصواريخ-وطائرات-الاحتلال-تصعد-قصفها
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2018/11/12/صواريخ-من-غزة-تصيب-حافلة-في-اسرائيل.html
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5398776,00.html

取りあえずのところは以上ですが、その後更なる動きがある可能性もあり、犠牲者等がさらに増える可能性があると思います。
問題は現在の状況もさることながら、次の2つが最重要でしょう
・一つはIDFが、特殊部隊の潜入と衝突は氷山の一角で、作戦はさらに大きく、イスラエルの優越性を確立するためであったと述べたことですが、IDFは何の目的で、どのくらいの規模でまたなぜこの時点で、その様な作戦をおこなったか?です
軍事作戦お必要性からか、これらの点はすべて不明です
この点haarretz net は作戦の失敗が大規模衝突をもたらしたと書いているが、そもそもの作戦とは何かが不明
・さらに重要なことは、今後双方が事態をどのように収拾しようとするかでしょう
イスラエル側ではネタニアフが急きょ帰国して、安全保障関係閣僚、軍首脳らと協議していますが、双方の力関係からしtも、イスラエルがどのような作戦を選択するかが、大きな影響を有しているでしょう
特に境界線近くの住民に多数の負傷者やショックを受けたものが出たことは、強行作戦への圧力をなるのではないでしょうか?
パレスチナ側では、対イスラエル強硬派がさらに影響を強め、報復攻撃、また大規模な境界線への抗議デモを再開する可能性は否定できなさそうです
・こうなると次の金曜日16日がどうなるのか危惧されます

ホデイダ攻防戦 2

ホデイダ攻防戦が激しい市街戦に移ったことは既に報告済みですが、国連事務総長は12日AFPとのインタービューで、ホデイダ港が破壊された場合には、イエメンで真の道危機が起こるだろうと警告し、同港の破壊を止めるための即時停戦を要請したよし。
(現在のところ、戦闘は市の中心部を含めた各地で行われているも、港湾地域に戦闘が広がっているとの報道はない。しかし、現在の状況から見れば、港湾地帯にも戦闘が広がるのは時間の問題かと思われる。
その場合、一つの問題はサウディ等の航空機、攻撃ヘリが、港の損傷を避けるために、どの程度攻撃を差し控えるかだが、これまでのサウディ等の戦術から見れば、その辺は余りあてにはできないと思われる)

他方ホデイダ市での戦闘は熾烈で、現地軍事筋によれば、過去24時間で、hothy戦闘員110名、政府軍32名、民間人7名の訳150名が死亡した模様。
(これで見ると、戦闘員に比し、民間人の死者が非常に少ないが、これはホデイダ住民の多数が既に避難したためかとも思われるが、さらに民間人に関しては詳しい情報が入っていない可能性があろう)
https://www.alquds.co.uk/%d9%86%d8%ad%d9%88-150-%d9%82%d8%aa%d9%8a%d9%84%d8%a7-%d8%a8%d9%8a%d9%86%d9%87%d9%85-%d9%85%d8%af%d9%86%d9%8a%d9%88%d9%86-%d9%81%d9%8a-%d8%a7%d9%84%d8%ad%d8%af%d9%8a%d8%af%d8%a9-%d9%81%d9%8a-%d8%a7/
htts://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d9%84%d8%a3%d9%85%d9%8a%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%b9%d8%a7%d9%85-%d9%84%d9%84%d8%a3%d9%85%d9%85-%d8%a7%d9%84%d9%85%d8%aa%d8%ad%d8%af%d8%a9-%d8%aa%d8%af%d9%85%d9%8a%d8%b1-%d9%85%d9%8a%d9%86%d8%a7/

ガザ情勢 2

ガザではその後大規模な衝突は報告されていませんが、衝突に至った経緯についてはまだよくわかりませんが、取りあえずのところ次の通り

・aljazeera net はイスラエル放送を引いて、IDFはハマスのハンユーネスの軍事部門の長を暗殺するつもりはなく、彼を誘拐して情報を得るのが目的であったがが、発見されて銃撃戦となったと報じています

・他方y net news は、IDF報道官は死亡したイスラエル士官は特殊部隊の中佐で、彼らのグループがガザ内で行動中に発見され、銃撃戦になったが、彼らの目的は、ハマス要人の暗殺でも誘拐でもなかったと発表した由。
その目的が何であったかについては言及はないが、死亡した中佐のグループの活動は、イスラエルの優越性を確立するための作戦の、ほんの「氷山の一角」であるとして、作戦が大規模なものであったことを示唆した由。
また中佐というのは、2014年以来ガザで死亡した、IDFの最高ランクの軍人の由
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5397926,00.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/11/12/شهداء-بينهم-قائد-قسامي-حاول-الاحتلال-خطفه-بغزة

取りあえず、今次衝突の背景は今で不明ですが、何しろ中佐が作戦に加わっていたということは、「氷山の一角」という表現通り、かなり規模の大きな作戦であったと思われ、今後の進展ぶりが注目されます




シリア民主軍のIS攻撃の再開

al arabiya net は、シリア民主軍(YPGが主力)が11日、これまで中止していた、ISのシリア・イラク国境に残る最後の拠点に対する攻撃を再開したと発表したと報じています。
記事によると、シリア民主軍はトルコ軍の、北部シリアのトルコとの国境地帯、特にkabane とtel abyadhに対する砲爆撃のために同地域の緊張が増大し、民主軍としてはデリゾル地域における対IS攻撃を暫定的に取りやめ、かなりの部隊を国境地帯に移動させていた由。
そしてその間ISとの関係では先方の攻撃に対して応戦することにとどめていた由。
これに対して、米軍等の有志連合が、トルコとの緊張緩和のために仲介に立ち、国境地帯にそのパトロールを派遣していたが、8日の会合で、米と仏がシリア民主軍に対して、トルコが国境地帯での攻撃を行わないと約した連絡した由。
シリア人権網によると、このような状況を受けて、シリア民主軍はISに対する攻撃再開のために、かなりの部隊をデリゾル地域に移動させている由
取りあえず
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/11/11/-سوريا-الديمقراطية-تستأنف-عملياتها-ضد-داعش-شرق-البلاد.html

アハワズでの集団処刑?(イラン)

イランでは、アハワズでの軍事パレードに対するテロ(ISが犯行声明を出した)に関連して、アハワズのアラブ系活動家800名が逮捕されたとの報道については、先に報告していますが、同じal arabiya net は、イラン当局が22名を集団処刑したと報じています。
これは匿名条件の人権活動家の情報によるものとのことですが、アハワズの革命裁判所は、複数の処刑された者の家族に対して、彼らが8日処刑されたと通告し、死亡証明書を手渡すとともに、葬儀儀式等を行わないように警告したとのことです。
遺体がどうされたかは明らかにされていない由(イランでは処刑された遺体は集団埋葬され、その上にコンクリートがかけられ、遺体の発掘ができないようにすることはよくあることの由)
現在までイラン当局から処刑について何らの発表はない由
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2018/11/11/ايران-أنباء-عن-اعدام-أكثر-من-22-في-الأهواز.html

何しろイランと敵対しているサウディ系のメディアの報道で、そのソースも人権活動家というだけのことなので、どこまで信頼できる話か、という問題はあるも、イランは国連の報告書等によっても、人口当たり最も処刑数の多い国の一つとのことで、特に革命防衛隊委員24名死亡の後であれば、十分あり得る話かもしれない、ということで、取りあえずご参考まで





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