イランでは金曜日のハメネイ最高指導者の強硬な演説にもかかわらず、21日も抗議デモがあってかなりの負傷者が出た模様で、今後の情勢が注目されますが、そろそろ世界各国の反応が大きく報じられ始められました。
パリをはじめ世界各地で亡命イラン人などを中心に大規模な抗議デモが行われているようですが、世界の指導者の発言として注目されているのがオバマです。彼に関しては、イランとの対話を打ち出していること、反体制派を支持しすぎるとイラン内政への干渉として帰って反体制派の立場を悪くする等の理由から、きわめて慎重であったが、上下両院の厳しいイラン非難決議もあり、そろそろと慎重ながらもイランの動きを世界が注目しているとして、イランの体制側に注意喚起しだした様です。
オバマが極めて慎重になっていることは、えてして中東では米国があからさまに支持することはkiss of deathとなりかねないことに鑑み、まことに懸命だと思いますが、矢張りここで注目されることは、BBC等も、世界の指導者の発言としてはオバマ以外に注目していないことです。
如何にブラウンの評価が差が下がっているとは言え、彼だってイラン問題について発言しただろうし、必ず一言言うサルコジが何か発言していないはずがない。
しかし、BBCが注目しているのはオバマだけ。要するにイランの問題(と言えば他の中東の問題もそうだが)について意味のある発言をできるのは、米国の大統領だけ、他の連中は雑音にしか過ぎない、ということを英国のBBCでさえ認めているということと思います。
勿論、イランの問題について中国やロシアが何か発言しても、どうせ体制擁護の発言で、報道にさえ値しないと私も思います。
それと報道との関係でもう一点指摘すれば、BBCはかなり長く東京(新宿か?)のデモの様子も報じていましたが(突然感じの抗議文が沢山画面に出てきて驚いた)、少なくともこれまで見たNHKでは全く報じていない。随分くだらない話もニュースで流しておきながら、東京での抗議デモの様子に全く触れないのは、NHKの国際感覚のなさの表れとしか言いようがない。こんなところに聴衆料を払うのは厭になるね。一般民衆の関心のある話しか報じないというのなら、NHKなど要らないね。全部民放にしたほうが良いくらいだ。