エジプトでは近く任期を迎えるムバラクの後継(尤も彼がなんと6期目を目指して選挙に出る可能性もあり、後継と言うのは誤解を生むが)者の選挙が注目を集めています。
特に最近は元エジプト外相でアラブ連盟の事務総長のアムル・ムサが出馬の可能性をほのめかしたことがアラブ世界のわだいになっていますが、何といっても最大の話題はムバラクの息子のガマルが後継者として出てくるか否かのようです。本人はそのような野心を否定しているようですが、アラブ世界や西側の報道では、ムバラク大統領が慎重に息子を後継者として育成してきたとして、アラブ最大の共和国で世襲制大統領が実現するのではないかと疑う評論が増えています。
ご存じの通り、シリアのアサドは前の大統領の息子ですし、リビアのカッダーフィの息子も最近ますますその影が大きくなってきたし、サッダムフセインが没落しなければ、ウダイかクサイのどちらかが大統領となったことはまず間違いなく、今やアラブ世界の共和国が軒並み北朝鮮並みの世襲制の影に悩まされている状況です。
ムバラクが疑われる最大の理由は彼がこれまで多くの要人の助言にもかかわらず、頑として政権のNo2を作らなかったことです。自分自身の独裁を強めたいと言うのが最大の理由でしょうが、世襲制を考えていなかったと言えば嘘になるのではないでしょうか?
勿論このような動きに対しては強い反発もありますが、イスラエルの論調などによると、どうも一つの鍵を握っているのがムスリム同胞団のようで、世俗主義の権化のムバラクも、親子の情愛のためにイスラム原理主義にひざを屈したなどと言うことにならないことを願っています。
特に最近は元エジプト外相でアラブ連盟の事務総長のアムル・ムサが出馬の可能性をほのめかしたことがアラブ世界のわだいになっていますが、何といっても最大の話題はムバラクの息子のガマルが後継者として出てくるか否かのようです。本人はそのような野心を否定しているようですが、アラブ世界や西側の報道では、ムバラク大統領が慎重に息子を後継者として育成してきたとして、アラブ最大の共和国で世襲制大統領が実現するのではないかと疑う評論が増えています。
ご存じの通り、シリアのアサドは前の大統領の息子ですし、リビアのカッダーフィの息子も最近ますますその影が大きくなってきたし、サッダムフセインが没落しなければ、ウダイかクサイのどちらかが大統領となったことはまず間違いなく、今やアラブ世界の共和国が軒並み北朝鮮並みの世襲制の影に悩まされている状況です。
ムバラクが疑われる最大の理由は彼がこれまで多くの要人の助言にもかかわらず、頑として政権のNo2を作らなかったことです。自分自身の独裁を強めたいと言うのが最大の理由でしょうが、世襲制を考えていなかったと言えば嘘になるのではないでしょうか?
勿論このような動きに対しては強い反発もありますが、イスラエルの論調などによると、どうも一つの鍵を握っているのがムスリム同胞団のようで、世俗主義の権化のムバラクも、親子の情愛のためにイスラム原理主義にひざを屈したなどと言うことにならないことを願っています。