中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2014年04月

お詫び

いくら引退の老人でもゴールデンウィークの声を聞くと、少しは田舎に行きたくなるもので、場合によっては明日から5日ほど田舎に行く可能性があり、その場合おきっぱなしのパソコンが動かない場合には、その間このブログもお休みになりますので、予めお詫び申し上げておきます。

対テロ戦争と黒幕(風刺漫画)

13b3bc5d-6f97-4b73-a296-f31af2a94b11_4x3_296x222[1]久しぶりに風刺漫画を一つ。指人形が掲げる幕には「対テロ戦争」t書いてありますが、右のマリキ―らしき人物も、左のアサドらしき人物も、抱えた投票箱には3選目と書いてあります。
真ん中のイランを表す人物の防止にはテロと書いてあります。
要するにマリキー首相もアサド首相もテロ戦争を叫んでいるが、彼らを操っている大親分のイランがそもそものテロの親元と言う意味でしょうね。
サウディ系のal arabia net の漫画です。
http://www.alarabiya.net/

イエメン情勢(アルカイダとの戦闘)

昨日お伝えした通り、イエメン軍は民兵等と協力して南のアブヤン及びシャブワ県で、地上戦を開始しましたが、28日は特にシャブワで激しい戦闘があり、双方に早生て27名の死者が出たとのことです。
内15名が政府軍側で、12名がアルカイダ側とのことですが、アルカイダの死者にはその幹部3名が含まれているとのことです。
他方政府軍兵士10名が捕虜になったということです、
(アルカイダの抵抗が非常に激しことをうかがわせます)
またhadi大統領が警察学校の卒業式で、アルカイダには70名の外国人が含まれている(アラブと言っていないので、非アラブ人ことかと思われる)事及びアルカイダの活動で、外国石油会社34社がイエメンから撤退したとして、政府はアルカイダを相当するまでは作戦を中止しないと発言した由
取り敢えず
http://www.alquds.co.uk/?p=162445

シリア情勢(29日)

今朝も時間がないのでごく一言だけ

・29日もダマス周辺、アレッポ、ダラア、イドリブ、ホムス、ラタキア等の各地で戦闘が続き、又アレッポ、ダラア等では相変わらず缶爆弾の投下等空爆が行われました。
・他方ダマスとホムスで、政府の支配下に対する車爆弾および臼砲による攻撃で多数の死傷者が出ています。
そのうちホムスでは、政府側支配地区で車爆弾が爆発し、36名死亡し、75名負傷したが(重傷者が多く死者はさらに増える可能性がある由)、その30分後にロケット弾が落下し、9名死亡し、10名負傷した由。
ダマスでは中心地の宗教学校等学校群の地域に、臼砲弾が落下し、先生等17名死亡、87名が負傷した由。
http://www.aljazeera.net/news/pages/c2f16c20-3141-4c72-ba31-b4f418163e67
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/04/29/45-قتيلاً-و85-جريحاً-في-انفجار-سيارة-وصاروخ-وسط-حمص-.html
・シリアで最近塩素系ガスが使用された疑惑について、シリア政府がOPCW調査団の受け入れに合意したので、同組織は調査団を近々シリアに派遣することになった。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/04/29/النظام-يوافق-على-بعثة-منظمة-حظر-الأسلحة-الكيميائية.html
・(イラクとシャムのイスラム国家の蛮行はとどめを知らないようです。下記のネットに十字架に架けられた死体の写真がありますが、残酷でもあり見るのはお勧めしません)
「イスラム国家」はラッカで7名を処刑して、そのうち2名を十字架にかけた
http://www.alquds.co.uk/?p=162222
・政府軍はdir al zur 空港への輸送管を砲撃で炎上させた。輸送管への攻撃はこれで4回目になる。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/04/29/فيديو-النظام-يضرب-خط-نفط-بدير-الزور-للمرة-الرابعة-.html
・國際人権団体は、ギリシャが実力でシリア難民の入国を阻止していることを非難した。
http://www.alquds.co.uk/?p=162234

エジプトの判決に対する米大統領府の非難

昨日エジプトのメニア裁判所があまりの常軌を逸した判決を下したのではないか、この判決に対しては国際社会よりも厳しい非難が向けられるだろうと書きましたが、早速米大統領府が、非常に厳しく非難をして、判決のキャンセルを呼びかけました。
これはal arabiyaa net 及びal qods al arabi net が報じているところですが、流石の政権擁護派のal arabiya も米政府の反応に反発することなく、取り敢えずは事実を報じています。
記事によると、米大統領府報道官は、この682名に対する死刑判決は、先月の529名だったかの死刑判決と同じように、国際的な正義の観念に完全に反しており、エジプト政府に対してすべての個人が公正な裁判を弁護士付きで受けられるようにすべきとして、このような集団裁判の中止と死刑判決のキャンセルを求めたとのことです。
またエジプト政府が司法の独立を主張していた点についても、司法の独立は民主主義の重要な要素ではあるが、このような人権無視の集団裁判を正当化することにはならないと批判した由。

記事の要点は取り敢えず以上で、欧州連合等の反応は報じられていませんが、当然米大統領府と同じように、このような判決の拒否ということになると思われ、今後欧米とエジプトとの対立の種がますます深刻になりつつあるという印象を受けます。
米政府としても、エジプトとの関係を修復すべくアパッチヘリの供与を決めたりしましたが、このような民主主義と言うか、人権問題の根幹にかかわることでは、欧米諸国は妥協はできないのではないでしょうか?
ヘリの供与はどうなるのでしょうかね?
http://www.alquds.co.uk/?p=162068
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2014/04/28/واشنطن-تدعو-الى-إلغاء-أحكام-الإعدام-الصادرة-في-مصر-.html
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