中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2014年09月

トルコ・シリア関係

ISがトルコ国境のkobaniの4km地点まで迫っていて、トルコ軍戦車がkobaniを見下ろす丘の上に布陣したことハスでの伝えしましたが、al arabia net、al jazeeranet はトルコ政府がシリアでのトルコ軍使用を可能にする法案と反IS連合参加を可能にする2の法案を30日トルコ議会に提出すると報じています。
today's zaman net も2の法案の提出を報じているが、これは昨年10月シリアからの大量の難民の流入に対応するもので、今回はその更新だが、そのタイミング、中身、何処でトルコ軍が活動できるかで異なっているとしています。

取りあえずの報道は以上で、today's zaman net は、トルコ野党は法案に対する態度は中身を見てから決めるとしているとしているも、議会で果たしか与党が圧倒的に強いので、恐らくは可決され、トルコがシリアの国境地域で安全地域設立のために介入する(確かエルドアン大統領はその可能性を言明していた)ということになるのでしょうかね?
http://www.todayszaman.com/diplomacy_syria-and-iraq-motions-expected-to-come-to-parliament-on-tuesday_360234.html
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/30/تركيا-تعتزم-تقديم-مشروع-قرار-للبرلمان-يجيز-استخدام-القوة-في-سوريا.html
http://www.aljazeera.net/portal

IS関連情勢

本日ももう直ぐ授業なので一言だけ・・・
それにしてもこの2日ほどようやくCNN、BBCのトップにゅーすがISから香港の平和的抗議に移ってきたのは、若干の救いでしょうか?尤も御岳山もトップ扱いで、こちらは本当に悲劇ですが・・・・

・シリアではISがトルコ国境近くのkobani(ain al arab)から4kmのところに迫っているとのことです(米連合軍の空爆はあまり効果を上げていないのでしょうか?)
ISの砲弾がkobani のみならずトルコ領にも落下した由。
これに対して、少なくとも15両のトルコ軍戦車がkobaniを見下ろすトルコ領内の丘の上で、砲口をkobaniに向けて布陣しているとのことです。又、さらに増援の戦車、装甲車がげ地に向かっている由。
(果たしてトルコが、少なくともトルコ国境付近で、対IS戦闘に参加するか否か判らない・・・現状では国境の防衛に限定との可能性も強い・・・が、目と鼻の下でクルド人民衆が虐殺されるのを見過ごしている訳には行かないと思う・・・そんなことになればトルコ領内のクルド人の反応は目に見えている・・・ので、このままいけばトルコ軍の(限定的な)介入の可能性も出てきたように思えます。安全地帯の設置ということになるのでしょうか?)
・国連での演説で、興味があったのはネタニアフとシリア外相ですが、シリア外相は反政府派に対する支援はシリアの流血を長引かせるだけだと発言した模様ですが、シリア内戦で最大の流血の責任は政府軍とシャビーハであることをもう忘れているようです。
ネタニアフの方は、ISも危険だが、ハマスとイランも同じ位危険だと語ったとのことです。これに対してパrスチナ大使がガザで2000名も殺したのは誰か?と反論したとのことです。
要するに、物事どちらから見るかで、ことわざの「敵のテロリストはテロリストで味方のテロリストは英雄だ」という話というか、いろいろな見方ができると言うことでしょうか?
http://www.hurriyetdailynews.com/turkish-tanks-take-up-position-on-syrian-border-next-to-besieged-kurdish-town.aspx?pageID=238&nID=72319&NewsCatID=352
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/29/-داعش-يواصل-تقدمه-نحو-عين-العرب-من-الجهة-الشرقية.html
http://www.alquds.co.uk/?p=228071
http://www.alquds.co.uk/?p=228068
http://www.aljazeera.net/portal

イエメン情勢

イエメンの情勢は混とんとしていますが、その後の動き及び若干の解説をとりまとめたところ断片的ですが、次の通りです。
どうやらhothy グループのサナア掌握は「一巻の終わり」という訳ではなく、これからイエメン各地、周辺国にも影響を及ぼしことになりな予感がします。

・hothy グループはその後もサナアを放棄する意図は示しておらず、軍等から捕獲した車両等を北部(彼らの本拠地)に移送し続けるとともに、サナアからホデイダへ進出する様子を見せている(ホデイダはサナアから最も近い紅海の港で、仮にイエメンが内戦にでもなり、、hothyとしてイランからの補給に頼るようなことがあれば、極めて重要な戦略上の要地となる)
・イエメンの観測者は、現在のhothyグループの動きは、サナアは確保しつつ、その動きが地域の周辺国の干渉を招かないように慎重に行動していると見ている。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2014/09/29/بعد-صنعاء-مسلحو-الحوثي-يتحركون-نحو-الحديدة.html
・hothyグループのサナア掌握を南部イエメンの人々、特に独立主義者は、重大な関心を持って見ているが、その意見は分裂している。
一部の独立主義者は、如何なる動きであれイエメンの中央政府の力を弱める動きは歓迎すべきもので、その意味でhothyの勝利は革命とも呼ぶべきもので、今後そのような中央から自立の動きがイエメン各地で強まることを期待している(要するに南イエメンの独立に貢献するということか?)
これに対して別の考えのものは、そもそも宗派的に彼ら(シー派の強硬派)と南部イエメン(大部分がスンニ派)は異なっており、hothyがイエメンを抑えるようなことになれば、南部も抑えられると警戒している。
この点でhothyの指導者が、勝利演説で南部問題に触れなかったことが危惧されている。
いずれにしても、これらのものは、hothyが武力でサナアを掌握したことはred line を越えたものと見ており、今後のイエメンの状況は武力がものを言う、要するに内戦的状況に向かって行くと、悲観的に見ている
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2014/9/29/الحوثيون-بميزان-الجنوب-مخاوف-ومحاذير

イラク情勢(28日)

シリア情勢の影に隠れていますが、イラクでも米と同盟国は活発な対Is攻撃を行っています。
先ほど紹介したオバマの言葉ではないが、どうやらイラクの方がシリアよりは、少しは有利に動いている感じがします。勿論本当のところは判りませんが・・・・
取りあえず断片的ですが・・・

・米と同盟国はイラクの北部及び西部でISの拠点を攻撃し、兵員数十名を殺害した。
モースル近くのクルデスタン南部では同盟軍の爆撃で30名のISが死亡した。
イラク治安筋によれば、上記30名の中にISのモースル地区司令官が含まれている。
ファルージャ近辺への爆撃でも、ISのファルージャ地区指揮官を殺害した。
・米と同盟軍はキルクーク南部のIS拠点を空爆した。
・イラク軍はal sdour ダムを奪還し、ファルージャダム奪還の準備としてそこにつながる複数の村を攻撃している。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2014/09/29/العراق-استعادة-سدّ-الصدور-وخطة-أمنية-لسدّ-الفلوجة.html
http://www.alquds.co.uk/?p=227886
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2014/09/29/العراق-أنباء-عن-مقتل-مسؤول-داعش-العسكري-بالموصل.html

シリア情勢(28日)

28日のシリア情勢につき断片的ながらとりまとめたところ次の通り

・対IS連合は、28日深夜にかけて、dir al zur のシリアで最重要な天然ガス田、ラッカ市、北部平原(トルコ国境方面か)、アレッポ近郊を攻撃した。
このうちkoniko(アラビア文字からの翻訳)油田は、シリア各地ん発電所にガスを供給する最も重要なもので、ISの重要な資金源となっているが、本年初頭dir zur でISとヌスラ戦線が戦ったのはこのガス田を巡ってであったが、その後ISが完全に支配していた由。
米国との同盟国は過去数日間、ISの支配するガス、油田の関連施設を主たる攻撃目標として来て、製油所等の施設に大きな損害を与えた由。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/9/29/التحالف-يقصف-أهم-منشأة-غاز-بيد-الدولة-بدير-الزور
・オバマ大統領は米TVとのインタビューで、米情報機関はISの危険性について謝った判断をしていて、シリア情勢の悪化がこれほどISの勢力拡張をもたらすとは考えていなったと認めた。
大統領はさらに、米軍がイラクで戦っていたアルカイダがシリアで戦線を立て直し、ISを作り、国指摘過激派のマグネットとなったと述べ、ISに勝利する可能性はイラクの方がシリアより大きいと述べた。
又シリア反政府軍の武器供与に関しては、彼らが穏健派なのか過激派に傾いているのかを知る必要があり、非常に難しいと述べた由。
(おそらくこの辺が米国が躊躇していた理由と思われるが、正規軍からの離反兵士が大部分であった初めのころに比べて、自由シリア軍の力が大幅に低下し、又分裂状況が深まっている現在、この問題はさらに困難なものとなっていると思われるが、米政府は現実に誰を訓練し武器供給しようとしているのでしょうか?
それにしても、この報道が事実とすれば、正直と言えば正直だが、こんな国の主導で対テロ大作戦をすることは非常に危なかしい印象を与え、宣伝活動上拙劣だと思うのですがね・・・・)
http://www.aljazeera.net/news/international/2014/9/29/أوباما-يقر-باستهانة-واشنطن-بخطر-تنظيم-الدولة
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/29/أوباما-يعترف-استهنا-بالمتشددين-في-سوريا.html
・北部のクルド地帯でのISとの戦いが激しさを増している。
・kobani市は、連合空軍のIS拠点に対する空爆にも関わらす、ISは同市を包囲し、クルド勢力と衝突するとともに、同市に砲撃を加えている・
・さらにイラク国境に近い別のクルドの町al yaarabia でも攻略するために、包囲を強めている。
またISは自爆テロ(自動車爆弾)を検問所に対して行い、クルド兵に多くの死傷者が出ている。
・シリア人権組織によれば、24日以降kobaniを守り、65の町村を奪還するために、1500名のトルコクルド人がシリアに越境した(クルド筋にyれば1800名になる由)
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/28/سوريا-داعش-يستعد-لاقتحام-اليعربية-الحدودية.html
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/29/أكثر-من-1500-مقاتل-كردي-تركي-يواجهون-داعش.html
・ヌスラ戦線の指導者al jaulaniは、米連合の空爆に対して、同戦線としてはこれらの国に対する報復攻撃を行うと警告した
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/09/29/جبهة-النصرة-تهدد-بنقل-الحرب-إلى-دول-غربية.html
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