中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2014年12月

良いお年を

今年もあと1時間強となりましたが、来年もよろしくお願いいたします。
先日お伝えしたイスラエル軍情報部の分析では、来年は中東は非常に不安定で、テロが吹き荒れ、暴力も盛んな、非常に悪い年になるだろう、ということで、恐らくこの見方はかなり良い線を行っているような気がしますが、それでもチュニジアでは民主的な選挙で選ばれた大統領が、年末ぎりぎりに就任式を行ったように、完全に悪いニュースだけでもなく、来年も悲観的にばかりなる必要もないような気がします。
いすれにしても皆様、良いお年をお迎え下さい。

チュニジア新大統領の就任

チュニジアの新大統領al baji qaid al sibsiは31日チュニジア国会で大統領として宣誓を行った。
http://m.aljazeera.net/news/arabic/2014/12/31/تباين-بشأن-رفض-مجلس-الأمن-مشروع-إنهاء-الاحتلال
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/tunisia/2014/12/31/الرئيس-التونسي-يؤدي-اليمين-الدستورية-أمام-البرلمان.html

パレスチナ問題(安保理決議の敗北)

安保理でのパレスチナ和平決議案の敗北については、先ほども書いたところですが、パレスチナ代表団は相変わらず、決議案が採択されなかったのは米国の所為だなどと発言しているようです。
しかし、今回の決議案の失敗の最大のもんだいは、決議案が米国の拒否権で葬られたのではなく、拒否権とは関係なしに、要するに決議採択に必要は9票の賛成さえも得られなかったところにあると思われます。
決議の採決に先立ち、パレスチナ代表団は、9票は確保したとしていたとのことですが、最大の誤算はナイジェリアの棄権だったようです(棄権したのはこのほか、英国、リトワニア、ルワンダ、韓国の4国)。
ナイジェリアの棄権についても、アラブ外交筋は、米国の圧力によるとしていますが、恐らくはそれよりもハマスの反対等パレスチナの足並みが乱れ、そもそもアラブとしてどの程度この決議案に重要度を置いているのか、疑問を持たせるところがあったのが、大きな要因かと思われます。
アフリカの主要国たるナイジェリアとしては、仮に米国の圧力があったとしても、アラブが一致して全力で推進している決議案に棄権することは、今後の国連等における動きの点からも決して、得策ではないはずでその意味では、アラブが全力を挙げて決議案を推進しているという印象を与えられなかったことが、決定的な要員かと思います。
他方、イスラエルは決議案に対して、反対キャンペーンを張ってきたが、採決後、一方的な措置は国際的に支持されないことを改めて示したとして、満足の意を表明したとのことです。
なお、採決後EU外交担当の報道官は、今回の決議案問題はパレスチナ問題は、和平のために対話と交渉が必要なことを再確認させたと語ったとのことですが、これはある意味で当然のことですが、上記イスラエルの立場をを強化させるものともいえるでしょう。
http://www.alquds.co.uk/?p=272642
http://m.aljazeera.net/news/arabic/2014/12/31/تباين-بشأن-رفض-مجلس-الأمن-مشروع-إنهاء-الاحتلال

トルコの大雪

n_76306_1[1]トルコではイスタンブールを含む西部、中部地域に年末年始に大雪警戒警報が出ているとのことですが、確かアルジェリアでも雪で死者が出たとかいう話ですし、年末年始の大荒れの天気は日本だけではなさそうです
http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-welcomes-new-year-with-snowfall.aspx?pageID=238&nID=76306&NewsCatID=341

アラブのスローガン(風刺漫画)

30qpt777[1]「アラブのスローガン」と題する風刺漫画ですが、男の胸にはアラブ人と書いてあり、風で飛ばされたいちじくの葉にはスローガンと書いてあります。
説明は不要でしょう
http://www.alquds.co.uk/
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