中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2015年12月

中東の大雪

dc5hur-6nseyf8u93ocxw7rdne_original[1]中東ではトルコからパレスチナにかけて多くの地域が、多量yの降雪に見舞われているようですが、トルコのイスタンブールでは大雪のために、市民の生活もマヒしている由。
取りあえず
http://www.hurriyetdailynews.com/snowfall-paralyzes-life-in-istanbul-.aspx?pageID=238&nID=93253&NewsCatID=341

イスラエルのテロ警戒

欧州各地の首都では、年末年始にかけてIS等イスラム過激派によるテロの可能性を警戒して、厳重な警備が敷かれている模様ですが、イスラエルでもテロに対する計画が厳しくなっている模様です。

なお、日本のマスメディアも報じていましたが、トルコのアンカラでも自爆テロを計画したとして、ISのメンバー2名を逮捕し、多数の爆薬等を押収したとのことで、どうも年末から年始にかけては多くの国で、IS等のテロの可能性に備える羽目になりました。
http://www.hurriyetdailynews.com/police-capture-two-isil-bombers-in-turkish-capital-ahead-of-new-years-eve.aspx?pageID=238&nID=93213&NewsCatID=341a
・al qods al arabi net は、イスラエルが北部及び南部戦線における、IS等のテロの可能性に備え、IDFを最大の警戒態勢に置いたと報じています。
イスラエル放送は、IDFの言として、ISのアブバクルがイスラエルに対する攻撃を口にしてから、イスラエルに対する脅威が増加しているとして、特にゴラン高原とシナイ半島で、その関係グループが活発に活動しているとしている由。
 http://www.alquds.co.uk/?p=458482
・特にガザとの国境地帯では、IDFはイスラム過激派とかハマスが地下トンネルを通ってイスラエル内に浸透することを防ぐために、ガザとの南部国境で複数の地下トンネルを掘るとともに、塹壕を掘っている。
これは2014年のガザ戦争での苦い経験に鑑みてで、40日間も前からIDF及び民間業者が地下トンネルを掘っているのが目撃されている。
但し、このようなイスラエルの努力もガザからの浸透を防ぐことは困難とみられている。
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2015/12/30/ماذا-يفعل-الجيش-الإسرائيلي-على-حدود-غزة


イエメン情勢

イエメンでは、相変わらずアデンの治安の悪化が目立ちますが、北部では政府軍等が地歩を拡大しつつある模様です。

・アデンでは、先日の判事の暗殺に続いて、何者かが地元抵抗組織の有力指導者を銃撃し、彼とその3名の護衛を射殺した。
何人の身元等は不明。
アデンの中心地クレイターでの爆発事件は、どうやら中央銀行の強盗未遂事件だった模様である。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2015/12/31/مجهولون-يغتالون-قياديا-بالمقاومة-اليمنية-بعدن
・ハッジャでは激しい戦闘が相変わらず続いているが、アハマル将軍(確か反サーレハ大統領の先鋒で、元第1機甲師団長)の指揮する政府軍がサウディ国境から、ハッジャに侵入し、国境のイエメン基地を占拠した。
特に戦略的に重要なal nar 山地で激戦が続いているが、政府軍の増援部隊が到着した。
政府軍は紅海沿いの地帯を開放しようとしている。
・バハレン空軍のF16戦闘機が30日サウディ南部で、故障のために墜落した、乗員は無事であった。
http://www.alquds.co.uk/?p=458213
・hothy連合は、30日夕刻サウディのアブハ国際空港向けに地対地ミサイルqahir 1を発射した。
過去20日間で、hothy 連合の発射した、サウディ向け地対地ミサイルは10発となった。
同空港には損害はなかった模様
http://www.alquds.co.uk/?p=458451
・アラブ連合空軍は、サアダ(hothyグループの本拠地)の洞窟の一つを空爆し、同グループの指導者のひとりおよびabdel malik の近親者を殺害した。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2015/12/31/اليمن-مقتل-مسؤولين-حوثيين-في-أحد-كهوف-صعدة.html

イラク情勢(ラマディの奪還と今後)

ラマディはイラク軍等が奪還しましたが、アラビア語メディアは、観測筋は、ラマディでの勝利はイバーディ首相の勝利であるとしつつ、重要なことはその作戦で、イラク軍が自信と信頼を取り戻したことで、イラク軍がこれまで、ティクリート、ベジ、ダヤーリ、jaraf alsaharを奪還した後の今回の勝利は、今後のイラク情勢については、イラク軍がイニシアティブを取り戻したことを意味するとしています。
また、今回の作戦の成功は、イラク軍がラマディを完全に包囲し、ファルージャやシリアからのISへの補給を遮断したことであるとしてます。
また、今回の作戦からシーア派民兵を除外したことからの問題は解決されている由。
イラク軍は現在ラマディ及び周辺でのIS戦闘員の完全な掃討作戦を続けている由。
また、一部の観測筋は最近の重要な流れとして、ロシアのシリアへの軍事介入後、米国がイラクの作戦により積極的になったことであるともしている。
アンバール県の議員によれば、激しい長期間の戦闘で、ラマディ市の80%は破壊されたよし。

さらにイラク軍事筋は、イラク軍がファルージャ周辺に向かって複数のルートから前進中であるとして、イラク軍としてはファルージャ周辺からISの戦闘員を掃討し、ファルージャ市を完全に封鎖し、その補給を完全に遮断することを狙っているとしている。
しかし、ここでもISの設置した大量の道路爆弾や、激しい抵抗が、前進を遅らせている由。
また軍事専門家は、イラク軍は有志連合空軍の近接支援の下で、前進するとのラマーディ作戦をファルージャにも適用しようとしていると見ている。

イバーディ首相は、2016年にはイラク全土からIS勢力を駆逐すると強調したが、ラマディ訪問中の首相から500mのところに臼砲3発が着弾したことが示す通り、今後のISとの闘いはしかく簡単なものではないともみられている由。
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2015/12/29/معركة-الرمادي-تعيد-الثقة-للجيش-العراقي
http://www.alquds.co.uk/?p=457698

イエメン情勢

イエメン情勢につき取りまとめたところ、次の通りですが、相変わらずアデンの治安は悪い(というか報道が事実であれば、さらに悪化している)模様で、またhothy連合がかなりサウディ領まで近づいて攻撃しようとしていることが注目されます。

・内戦の状況はその後も大きな変化はなく、ジャウフ、タエズが戦闘の焦点ですが、そのほかホデイダ、ベイダでも戦闘が行われている模様です。

・アデンでは、29日裁判官が何者かに銃撃されて死亡した。
これまでのところ犯行声明は出ていない。
・同じくアデンで、クレイター(官庁や中央市場などのあるアデンの中心)で、29日夕刻爆発があった。
爆発の原因に関しては異なる説があるが、一説では、ムスリム同胞団系の政党の前で車爆弾が爆発したよし。
・同じくアデンでは、アデン大学の経営学部、法学部、工学部に武装グループが乱入し、大学では男女共学であるとして、授業をやめることを要求し、学生たちを教室から追い出したよし。
グループは数十名の規模で、すぐに要求に従おうとしなかった学生2名を連行したよし。

・サウディ・イエメン国境ではhothy連合が攻撃を増加させていて、サウディ領土に侵攻しようとしたところを阻止されたために、臼砲、RPGその他の大砲で攻撃してきた
(RPGのような短射程の武器が使用されるということは、彼らが相当国境近くで作戦していることをうかがわせる)
・同じくサウディ南部で、バハレンの将校3名が死亡した
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2015/12/29/المقاومة-اليمنية-تواصل-تقدمها-في-الجوف
http://www.alquds.co.uk/?p=457667
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2015/12/30/عدن-انفجار-في-كريتر-قرب-حزب-الإصلاح-.html
http://www.alquds.co.uk/?p=457702
http://www.alarabiya.net/ar/saudi-today/2015/12/30/صد-محاولات-ميليشيا-الحوثي-لاستهداف-الأراضي-السعودية.html
http://www.alquds.co.uk/?p=457673

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