中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2017年12月

来年もよろしくお願い申し上げます

本年も拙いブログにお付き合いいただき有難うございました。

2018年はイラン情勢やら、パレスチナ問題やら、サウディと湾岸、イラン、イスラエル、米との関係やら、エジプトの状況やら、ISのテロの可能性やら、どうも中東情勢は、大幅に明るくなりそうにもありませんが、来年もなるべく、意味のある客観的な情報を発信できればと思っています。

来年もよろしくお願い申し上げます。

イスタンブールの昔の市外電車の復活

5a48a76e7af5071d300424c7[1]何時も殺伐なニューうばかりですので、少しは「良い話」を・・・
hurryiet net は、これまで1年改装していた、タクシム広場が完成した機会に、30日歴史的な古い市外電車が復活し、知事の出席の下でセレモニーがあったと報じています。
残念ながら、この電車の年代に関する記述はありませんが、昼間はイステクラール通りはこの電車と公用車以外は通行禁止となり、またそのインフラはあと20〜30年ははもつだろうとしている由
http://www.hurriyetdailynews.com/historic-tram-on-istanbuls-istiklal-avenue-back-in-operation-125011



IDF機のガザ空爆

29日のガザからのロケット3発の発射とこれに対するIDFの報復(戦車砲による攻撃とお伝えしましたが、合わせて空爆もあった模様)については先に報告しましたが、ynet news は、30日夕刻IDF機がさらに空爆をしたと報じています。

この攻撃に関し、IDF報道官は、攻撃はイランの侵略の表れで、イランはならず者の過激派分子を使いイスラエルを攻撃しているが、ガザをも侵略の基地とすることで、無辜のパレスチナ民衆を巻き添えにしていると非難した由
またイスラエル国防大臣も30日、イランはシリア、イエメン、レバノンを破壊するだけでは満足せず、ガザを持基地として使用しているが、イランはガザの厳しい現実などに関心はないと非難した由。
また同大臣はガザの指導者は、完全にイランの支配下にあるとして、彼らはガザ住民の福祉など念頭にないとして、住民に指導者の変更を勧めた由
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5064088,00.html

これまでもイスラエルはガザに対するイランの支援や影響を非難してきたが、今回ほど明確にイランを非難したのは珍しいかと思われます。
イスラエルが今回のロケット発射について、イランの関与の具体的な証拠を有しているか否かは不明ですが、もしかするとサウディ、米とイランとの敵対関係の先鋭化、最近おイラン各地での反体制デモなどが念頭にある政治的発言かも知れません。
どうも気になる発言なので、念の為に取り敢えず










パレスチナの駐パキスタン大使の本国召還

アラビア語メディアは、パレスチナ外務省が30日、ラワルピンディ―で開かれたエルサレムに関する抗議集会に出席したことは間違いであったとして、その駐パキスタン大使を召還したと報じています。
問題はこの集会には、2008年100名を超す死者を出した、パキスタンから来たテロリストのムンバイ襲撃事件を起こしたとされるアスカル・タイイバの指導者が出席していたことで、パレスチナ外務省はその出席は意図していたものではないが、間違いであったとしている由。
パレスチナ外務省は、パレスチナとしてはインドの協力を非常に高く評価しているとして、国連等におけるインドの立場を高く評価した由。

http://www.alquds.co.uk/?p=853027
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2017/12/31/باكستان-تنتفض-في-جمعة-غضب-للأقصى

この事件そのものは一過性のものでしょうが、、まさかまたこのカシミール回復を目指す組織が、エルサレムに関しても、テロ活動などしないでしょうね!
世の中複雑に関連しているものです。 

ヨルダン王族の退役問題

先日ヨルダン国王の異母弟2名ともう一人の王族が、軍から退役して、名誉称号を与えられたことを報告しましたが、al qods al arabi net は、同国の王宮庁が、彼らの退役について、嘘の噂や悪意ある書き込みがネット上に流れているいるが、これらの悪意ある中傷や誹謗で国家を傷つけるものについては、法的措置を講じると警告した報じています。

http://www.alquds.co.uk/?p=853039

記事は、それ以上の中傷や、嘘の内容については触れていませんが、このような警告を王宮庁があえてしたとすれば、かなり多くの噂が流れ飛んでいて、王宮としてもほってはおけなくなったものと見られます。
また内容的にはおそらく、政治的なもので、時局柄、エルサレム問題や、サウディとの関係等に絡んでいるのではないかと思われます。
因みに、2人の国王異母兄弟は、母親がレバノン系米国人(確かPA航空の会長の娘だったかと思う)だったかと思うので、トランプとかサウディの何らかの手が伸びていた可能性も考えられるも、完全な推測以外の何物でもありません。
こんなことを書くとヨルダンから警告が来るかもね。
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