中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

2018年09月

パレスチナ同士の対立(風刺画)

23qpt777[1]実はこれ2〜3日前に見た風刺画ですが、先ほど書いたPLOとハマスの対立抗争に、ピッタリの風刺画なので、改めて紹介しておきます。

題は「コメントなし」・・・要するに呆れて言うこともないという意味か?
大きな口を開けた恐ろしいサメを前にして、小舟で争っているのは右がハマス、左がファタハ(PLO)です。

過激派容疑者の逃亡(チュニジア)

関西地方に台風が上陸したとのことで、京都でもかなり激しい雨脚の音がしています。今年は強い台風が良く来ますね。
てなことで、若干気分転換に、社会面的ニュース(と言っては悪いか?)を一つ・・・

日本では大阪の警察署から逃走した男が、ようやくのことで山口県で逮捕されたようですが、al qods al arabi net はチュニジアでも過激派の容疑者が裁判所から逃走したと報じています。

場所は海岸沿いのモナスティールの裁判所で、29日、男はトイレに行って、そこから警備のすきをついて逃走したとのことです。

これを報じる記事は、事件はまるで映画のシナリオのようで、犯人は警備が手薄なことを利用して、監視の目を上手く逃れたとしています。

アラブ世界(風刺画)

28qpt777[1]アラブ世界、と題した風刺画です。
米国(トランプ)が、イスラエルと言う撹拌機を使ってアラブ世界を滅茶滅茶にかき回しているところです。
確かにトランプの登場以来アラブ世界の混乱と混沌は急増したように思いますね
地図の色分けはどういう意味か?良く分かりません

http://www.alquds.co.uk/?p=1023842



hothyドローンのドバイ空港攻撃?

確か8月にもイエメンのhothyグループはドバイ国際空港をドローンで攻撃したとしていたかと思いますが、al jazeera net とal qods al arabi net は、hothyグループのTVが、同グループのドローンsmad 3が30日早朝ドバイ国際空港を攻撃したと発表したと報じています。

取りあえずは以上で、空港等に対する損害の報は今のところありません(確か8月の時もドバイ空港は平常通り運航していたかと思う)ので、おそらくは大きな損損害などは与えられなかったものと思われますが、ドバイ空港は多くの民間航空の利用するハブ空港だったかと思うので、今後とも同じような攻撃が行われる場合には、空港の機能が混乱し、また最悪の場合には大きな災害の可能性もあるべく、取りあえず。

どうせhothyグループが自力でドバイまで航行できるドローンを作れるとも思われず、イランからの密輸品か、イランまたはヒズボッラーの技術者が協力したものと思われるところ、イランはドローンに関してはかなりの能力を有し、また不時着した米のプレデターを模造しており、イラン製のドローンはかなり能力が高いので、今後注意が必要か?

リビア情勢

リビアでは長いこと、国際的に認知された統一政府(大統領評議会議長がセラージ)と実力者のhaftar将軍に支えられたトブルク議会が覇権をめぐって争ってきて、その間に各地の治安は乱れ、いったんは後退したISが再び、特に南部で勢力を盛り返すという状況が続いていきましたが、さらにこの2週間ほどでしょうか、首都トリポリ周辺で2つの民兵勢力が衝突を繰り返すという状況が生じていました。
その間、あまりに動きが早く、また過激派との戦いや、2つの政権?の対立はともかく、首都等での民兵同士の戦いの背景がどうにも良く分からず、このブログでも単にアラビア語メディアの記事を紹介する形をとることが多かったと思います。

しかし、どうやら、国連も含めて、一時は彼の指導下にリビア問題が政治的に解決され、治安部隊が統一され、過激派対策も進むかと期待したことは裏切られ、セラージの下ではリビア問題の政治的解決は困難との見方が広がった模様で、新しいリビアの政治体制の模索が始まった模様です。

al jazeera net とal arabiya net は、国連の支援の下で、トリポリで大統領評議会(新統一政府)と国民議会(haftar に支援されたトリポリ議会)の間で、新しい統治機構を選ぶための交渉が始まったと報じています。
それによると、この交渉では現在の9名だったかの大統領評議会に代えて、大統領1名、副大統領2名からなる新大統領評議会を選ぶことになる由。
特にサウディ系のal arabiya net(これまでも、サウディやUAE,エジプトなどの意を受けてか、基本的にはトブルク政権寄りであった)は、3名からなる大統領評議会は東西2地域の他に南部からなるリビアの地理的構成を反映して、それぞれの地域出身のものが1名づつ選出されることになるとしています(この考え自体は以前から伝えられ、特に目新しいことではないが・・・・)
またトブルク議会側は、この交渉に1週間の期限をつけ、それまでに合意できなければ選出に動くとの意向を示している由

このような動きに対して、国連リビア特使は基本的に歓迎と支持の意向を示し、トリポリの停戦は重要な動きであると指摘した由

因みにこの1週間程度のトリポリを巡る戦いで、140名が死亡し、300名が負傷した由
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2018/09/29/ليبيا-اتفاق-بين-الفرقاء-على-إعادة-تشكيل-المجلس-الرئاسي.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/9/29/بحثا-عن-سلطة-جديدة-مفاوضات-ليبية-برعاية-أممية

何しろリビアのことですから、今後どう動くのか分かりませんが、取りあえず
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