現在激しい戦闘が続けられたいるのが、東部の石油精製施設のあるraas lanufa ですが、ここの石油施設が爆破された（どの程度のものか等詳細は不明です）模様で、この爆破について９日付のal qods al arabi net は政府側及び反政府側双方ともに相手がやったとして、非難合戦を繰り広げていると報じています。
要するに反政府側がカッダーフィの航空機が爆撃したとするのに対して、カッダーフィ側はアルカイダと一緒になった（まだアルカイダの名前を出している！）反政府側が故意に爆破したと非難しているとのことです。
尤もこの点については、ＢＢC及びＣＮＮとも現地に特派員が行っていて、映像とともに航空機の爆撃によるものと報告していますので、客観的にはカッダーフィの航空機の爆撃によるものであることは、まず間違いないのではないでしょうか？
それにしても未だにアルカイダの関与を主張したり、反政府の青年たちは麻薬で狂わされて政府に反攻しているとしたり、カッダーフィと言うのはもしかしたらゲッペルス以来の稀代の嘘つき（最大の嘘つきは自分の嘘を信じてしまうので手に負えない）ではないかとさえ思えます。
彼が狂人かどうか（狂人にしては作戦がうま過ぎるというのが西側マスコミの評価ですが）は別にして、誇大妄想狂、嘘つきの天才であることは先ず間違いなさそうです。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2011-03-09-15-15-39.htm