エジプトではコプト教徒とイスラム主義者との間の衝突が続いていましたが、10日付のal ahram net はこの衝突での死者が13名に上り、負傷者は140名(その大部分が銃撃によるものとのこと)に達したと保健大臣が発表してと報じています。
同記事には死亡した者の名前も掲載されていますが、同じネットの別の記事はこの事件で焼かれた車50台、破壊された工場が4、アパートが100と物理的な損害も大きいことを報じています。
また同ネットはこれまた別の記事で、このような引き続く騒擾に対処すべく、首相が閣議を中座して関連閣僚とともに最高軍事評議会を訪れ、騒擾事件責任者に対する罰則を強化する(その結果死者が出た場合には死刑も導入)ための措置について協議したと報じています。
但し、この点については、9日付のal qods al arabi net は、9日午後
2時と4時の2回にわたり、ムバラク支持の群衆がタハリール広場に乱入して、民主化運動の支持者を排除しようとして、投石やこん棒を使う衝突がおきたが、2回とも群衆が彼らを押し戻したと報じています。
そして、この事件を受けて首相らが閣議を中座して最高軍事評議会に赴き、私服の者(注:この言葉は抗議運動が政府と衝突を繰り返していた時に、警官や治安本部の者が私服で紛れ込んで乱暴を働い手いる、という文脈で使われました。今回も同じ意味で使われているかどうか不明です)の乱暴行動に対する規制強化の法律改正案について協議したと報じています。
また首相等は治安維持のための警官隊の完全な配備も求めたとのことです(と言うことは現内閣の内相にはその辺の完全な権限はないということでしょうかね?)。
この事件に関して、警官隊または軍隊による排除または規制の有無については報じられていませんが、ニュアンスから見れば両者の衝突はそのままほっておかれた感じです。
軍としては未だどこかにムバラク体制(ムバラク自身ではなくとも)の復活の可能性に備え、日和見の態度をとっているのでしょうか?
どうもよく解らない事件ですが、報道のまま。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2011-03-09-14-15-41.htm
http://www.ahram.org.eg/Al-Ahram-Files/News/66632.aspx
http://www.ahram.org.eg/The-First/News/66681.aspx
同記事には死亡した者の名前も掲載されていますが、同じネットの別の記事はこの事件で焼かれた車50台、破壊された工場が4、アパートが100と物理的な損害も大きいことを報じています。
また同ネットはこれまた別の記事で、このような引き続く騒擾に対処すべく、首相が閣議を中座して関連閣僚とともに最高軍事評議会を訪れ、騒擾事件責任者に対する罰則を強化する(その結果死者が出た場合には死刑も導入)ための措置について協議したと報じています。
但し、この点については、9日付のal qods al arabi net は、9日午後
2時と4時の2回にわたり、ムバラク支持の群衆がタハリール広場に乱入して、民主化運動の支持者を排除しようとして、投石やこん棒を使う衝突がおきたが、2回とも群衆が彼らを押し戻したと報じています。
そして、この事件を受けて首相らが閣議を中座して最高軍事評議会に赴き、私服の者(注:この言葉は抗議運動が政府と衝突を繰り返していた時に、警官や治安本部の者が私服で紛れ込んで乱暴を働い手いる、という文脈で使われました。今回も同じ意味で使われているかどうか不明です)の乱暴行動に対する規制強化の法律改正案について協議したと報じています。
また首相等は治安維持のための警官隊の完全な配備も求めたとのことです(と言うことは現内閣の内相にはその辺の完全な権限はないということでしょうかね?)。
この事件に関して、警官隊または軍隊による排除または規制の有無については報じられていませんが、ニュアンスから見れば両者の衝突はそのままほっておかれた感じです。
軍としては未だどこかにムバラク体制(ムバラク自身ではなくとも)の復活の可能性に備え、日和見の態度をとっているのでしょうか?
どうもよく解らない事件ですが、報道のまま。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2011-03-09-14-15-41.htm
http://www.ahram.org.eg/Al-Ahram-Files/News/66632.aspx
http://www.ahram.org.eg/The-First/News/66681.aspx