シリアの南部の町ダラアでの抗議は、治安部隊との衝突による犠牲者が多数に上り(これまでの衝突で、37名死亡、21名死亡等の数字があるが最も多いのでは200超と言う数字も見られる。24日付のal jazeerah net の記事。この最後の数字は他とかけ離れており、おそらく正確ではないと思われるが)、町には治安警察が多数配置されている、その正確な数字を把握するのは困難であるが、事態が極めて緊張していることは間違いなく、中東の一連の民主化の動きが最大ので独裁国家シリアにも迫ってきたことが実感されます。
そのような状況を反映して、アサド大統領顧問が24日記者会見して大統領の犠牲者に対する哀悼の意を伝えるとともに、バース党指導部が大統領の議長の下、緊急会合にて改革を進めることを決定したと述べたとのことです。
それによると決定されたのは、腐敗防止のための機構、非常事態宣言廃止の検討、政党法の検討、情報に関する法律等について実行することだそうです。
また顧問によればダラアの事態が何故発生したのか、犠牲者が多く出た責任は何処にあるのか等について調査が行われるとのことです。
また大統領顧問はダラアの人々の要求は正当だとしながらも、抗議運動がダラアで生じたのは、その町が国境に近く武器の密輸が容易だからだと、硬軟相反する説明をした模様です。
他方、同日ダラアでは前日死亡した9名(報道によっては10名)の葬儀が行われ、20万人が行進したとのことです。

以上l jazeerah の記事からダラアに関する動きをお伝えしましたが、今回の事件の背後関係(例えば抗議を組織した主要な団体とか、そのようなものはなく他と同じでfacebook か何かで自発的に青年が集まってきたのか等)は依然として不明です。
シリアのバアス党はアサドの父親の時に、ハマと言う町でのムスリム同胞団の蜂起を鎮圧するために町自体を破壊した前歴(死者数は1万人ともそれをう上回るとも言われるが不明)、流石に1世紀の世の中で、そこまで野蛮なことはできないのでしょうね?しかし、今後動揺が国中に広まったような場合のシリア政権の反応については予断を許さないと思います。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/7F55050A-5E60-4114-954F-C329E23E1346.htm?GoogleStatID=1