もう一つシリアのニュースですが、こちらの方は経済、金融と言うか、政治不安と金の流れの話です。
24日付のal qods al arabi net の記事によれば、最近(と言うか一連の治安警察と群衆との衝突の後)多くのシリア人投資家が巨額の資金を個人の口座から引き出しているという噂が流れているとのことです。
また実際に町の闇両替商(これは中東でもどこでも社会主義政権等が厳重な為替管理を敷いているところ、町によく見られる光景で、ドルとかサウディリアルとかの外貨を闇値で交換してくれる店で、このような闇市場での交換相場が、その国の通貨の実勢相場を示していると言われます)ではドルの交換レートが4ポイント上がったとのことです。
他方シリアの中央銀行は、このような多額の引き出しが起きていることを否定し、誰でも資金を引き出したいものは、いくらでもまたいかなる通貨でも引き出せるとして、噂の拡大を防ごうとしている由。

何しろレバ・シリと言われる商業国民のシリア人のことですから、政治情勢の自己の金融資産への影響にはことのほか敏感で、もしかしたらこのような動きがシリア人(特に富裕層の)現状認識を最もよく示しているかもしれません。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=today\24z499.htm&arc=data\2011\03\03-24\24z499.htm