アラブ諸国の抗議運動を純粋な国内の民主化運動と見ることのむずかしさを、先ほどのバハレン問題にkんする湾岸協力理事会の反応に見ましたが、今度はシリア情勢とハマスです。
3日付のhaaretz net の記事は、ハマスが2日の声明にて、イスラエルに対するシリアの一貫した強硬政策を評価したうえで、今回の事件でハマスはシリア国民とその指導者とともにある(と言うことはアサドを支持するということしか意味しないが!)として、アサド政権の支持を初めて公式に表明したと報じています。
同紙は、パレスチン人の解放運動として自己主張してきたハマスが果たして公式にアサド政権の弾圧を支持するか否かが注目されてきたが、アサドの父親の時代から一方でハマでムスリム同胞団を虐殺すると同時に、レバノン内戦でパレスチナ人を殺していたキリスト教民兵を支持しながら、同時期にハマスとの関係を育ててきたアサドの政策が大きくものを言っていると評しています。
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/syria-protests-must-not-compromise-stand-against-israel-says-hamas-1.353760
記事は以上の通りですが、最後の所のハマの虐殺とレバノン内戦でのシリアのキリスト教民兵支持とハマスとの関係の所は、時系列的に事実と反しています(ハマの事件は1982年、シリアが突然政策を180度逆転させてキリスト教徒民兵のパレチナ人攻撃を支持したのはその更に前ですから、1987年と言われるハマスの設立とは時間的に食い違っている)。文字どおりの同時並行と言うよりは、そのようにパレスチナ人、ムスリムにとって酷いこともして来たシリアだが、そのハマス支持の政策がハマスの理解と支持をもたらしたという意味かと思います