シリアでは17日も各地で抗議デモが行われ、特にホモスの近郊のtelbisah(注:アラビア語からの音訳)では最低4名が死亡したとのことです。
アサド大統領が先日今週中に非常事態法を撤廃し、その他の改革も行うと約束したばかりのところですが、シリアの情勢は収まるどころか逆に抗議運動がさらに広がりつつある感じを受けます。
これはその前におこなれた演説が、非常事態法の撤廃について研究するという非常に後ろ向きな発言で、おまけに抗議運動に対する外国勢力の介入を非難するという、シリアのお決まりの主張であったために、逆に抗議運動に火をつけ、慌てて非常事態法の撤廃を約束したが、効果がなかったというシナリオみたいです。
要するにアサドの対応が所謂too little ,too lateと言う小出しの出し惜しみ政策で、他方それまでは力で有無を言わさず押さえつけるというシリアの強権(漢字転換しようとしたら狂犬と出たが、それでもあえて間違いではないほどのひどいもの)政策 に緩みが出たということで、若干見くびられたという側面も見えます。
今後政権側が一転して有無を言わさぬ力の政策に転じるのか、それとも改革政策を一層進めるのか、アサドとしては極めて難しい局面に来ていると思われますが、時期尚早ながら流石のバース党支配にも終わりの始めが来たのではないかと感じています。
早とちりでしょうか?希望的観測も入っているとは思いますが・・・

17日付のal jazeerah net の記事の報じるシリア情勢次の通りです。
「17日のシリアでは各地で抗議デモが行われた。特にホモスの近郊のtelbiah と言う町では、先に死亡したものの葬儀が行われ様としているところ、多数の治安部隊と戦車が町を包囲した。これに対して一部の青年が治安部隊ん向かっていこうとしたが、長老がこれを鎮め、治安部隊に撤退するように求めたが、結局衝突となり目撃者の談では最低4名が死亡した。
ダマスカス郊外のal maadhamiah(注:アラビア語からの音訳)では4000人の抗議デモがあり、町を包囲した治安部隊と衝突が続いている。
ドゥルーズが多数居住しているal suweidah(注:同)では400名の抗議者と治安部隊が衝突した。
南部の都市ダラアでは数千人が抗議デモをした。
シリアの第2の都市アレッポでも数百人が抗議デモをした」
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/41E25321-6D20-4753-B1F1-D9E82E35A5F4.htm?GoogleStatID=1