シリアの情勢は悲惨なことになってきました。
23日付のal jazeerah net の記事によると、22日(金)のシリア全土での死者は100名に上ったとのことですが、同紙は更に、その葬儀の行われた23日、葬列に治安部隊が発砲して最低11名が死亡したと報じています。
同紙によれば、内訳は、ドゥマで4名、ダラア近郊で5名、ダマスカスで2名となっています。
他方22日のal qods al arabi net の記事は、23日の死者は最低14名と報じています。
これらの数字はシリアのことですから、確認は困難でしょう。
22日の段階でシリアの一連の抗議運動での死者が300名を越えたとの数字が出ていましたが、エジプト革命の時と同じような数字になってきました。人口がずっと少ないシリアですから、エジプト以上に悲惨な状況と思います。

いずれにしても、アサド政権は遂にその本性をむき出したと言えそうです。1982年のハマの事件以来、アサドのバース党政権は、政権維持のためなら国民の生命などどうとも思わない政権と思っていましたが、全国的な抗議運動の激化を前に、その本性をむき出しにした、と言うのが当面の感想です。
それにしても治安部隊が大量虐殺をし、死者の葬列にまた発砲して、さらに死者が出て、その葬列がまた抗議のデモになって行く、と言う経過は皮肉なことに、シリアの同盟国イランのホメイニ革命の時の状況に似てきました。
アサドもシャーの運命を辿るのでしょうか?