シリアでは未だ所々で民衆に対する弾圧が続いていますが(15日付のal jzeera net の記事によれば、ホムスの近郊で7人が殺害された由)、基本的には武力弾圧の効果があったと見た所為か、シリア政府は情報大臣の談話で来週からシリア全土で国民的対話を始めると発表していました。
これに対して、15日付のal qods al arabi net の記事は、シリア・ムスリム同胞団が、この対話は虚偽のものだとして参加を拒否したと報じています。
記事によると、ムスリム同胞団の前総監督者(注:同胞団の組織について無知なため、アラビア語から直訳しましたが、エジプト等では最高幹部を指す場合には指導者と言う言葉を使っていたと思うので、彼の具体的地位は不明です)のali sadr al din al baynouni(アラビア語からの音訳)が、外国通信社に対して、政府の言う対話は全く対話としての実態を欠いている、国民を大勢殺し、8000名を逮捕しておいて、国民を弾圧かにおいての対話と言うのは対話ではなく、同胞団としてこれに参加するつもりは無いと語ったとのことです、
同氏は更に、政府が真に変革をいとし、シリアを民主政体に変えようと言うのであれば、同胞団としても喜んで政府との対話に参加するが、政府の変革を全く意図しない対話は無意味であると付け加えたとのことです。
また、同氏は同胞団として政府の変革を要求するのかとの質問に対して、政府を民主的なものに変革すべしとは国民の声であり、同胞団はこれを支持するとしたうえで、イスラム運動として同胞団は民主的な政府以外は支持できないと語ったとのことです。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2011-05-15-11-28-13.htm