G8がロシアを含んでシリア政府に武力行使を止めるように要求し、欧米の国が制裁を強化しても、シリア政府は抗議運動に銃撃を加え、犠牲者の数が増大する一方で、全国的な民衆の抗議は激しい政府の弾圧にもかかわらず収まりそうにもないと言う、シリアの悲劇的な状況は変化の兆しが見えません。
27日付のal jazeerah net 及びイスラエルのhaaretz netをとりまとめ、27日のシリアの状況次の通りです。なお、数字や死亡しT場所等に若干の差がありますが、シリアには外国報道が入っておらずに(禁止されていて)人権運動組織等の情報等に頼っている以上、正確な情報は難しいという制約がある以上やむを得ないところと思います。

al jazeerah によれば、27日シリアの治安当局は方々で抗議の民衆に発砲して、少なくとも8名が死亡したとのことですが、そのうち3名が首都近郊のqatanaで、もう一人がzabdaniで死亡し、3名がダラア近郊のdail で死亡したとのことです。
他方haartz は、全体で7名が死亡したが、そのうち3名がホムスで殺され、3名がダマスカスの郊外のqatanaで殺され、1名がzabadaniで死んだと報じています。
抗議デモについては、ほぼ全国的に行われた模様で、ダマスカスでも市内数か所でデモがあったとのことです。その他ではホムス及びその近郊数か所、ダラア近郊、ハマ、ラタキア、東部の町等でもデモがあり、治安部隊は彼らを解散させる為に実弾を発射したとのことです。

一方でG8の宣言はあるものの、中国、ロシアは安保理の行動には反対しているとのことで、haartz はロシアの外交官が安保理メンバーの欧州諸国が回覧している決議案(シリアの行動は人道に対する罪に該当するとして、人道に対する罪、恣意的逮捕、拷問を非難する者の由)に対して、ロシアとしてはこの問題を安保理で取り上げることに反対で、決議案は読んでさえいないと語ったと報じています。
http://www.haaretz.com/news/international/syria-forces-kill-seven-protesters-as-world-pressure-on-assad-grows-1.364493
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/95A5AD8D-A776-4EE7-A692-39457485D760.htm?GoogleStatID=1