シリアでは先週末から北西部の町jisr al shghour を治安軍等が包囲し、群衆に対する弾圧を続けてきましたが、7日朝(日本時間)のbBC放送やCNN、及び6日付のal qods al arabi net 等は、シリア政府が武装勢力の攻撃で治安部隊等に120名の死者が出たと発表したと報じています。
この数字自体は、外国報道機関がシリア内に入ることが認められていないので、未確認ですが、これまで多数の治安部隊が厳重に包囲して攻撃してきた町での、政府軍の被害としては如何にも大き過ぎる気がしてなりませんが、実際の数字がどうであれ、治安部隊にかなりの被害が出たことは事実のようで、シリアの国営TVは現地の映像と称する物を放映したようですし、また内務大臣がシリア政府は反政府の武装勢力を徹底的に断固制圧すると述べている姿も放映されていました。
これらの映像を流したbbC放送に出た元ヨルダンの外相(現在はカーネギー財団の研究員の由)が、数字と事実関係はともかく、シリア政府の言い分が少しでも事実とすれば、少なくともこの地方で政府に対する武装蜂起が起きていることは確実で、アサド政権は重大な一線を越えてしまい、大方のシリア国民にとって完全に統治の正当性を失ったので、遅かれ早かれその崩壊は避けられないとコメントしていたのが印象的です。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/860095CC-E4A6-436F-B424-9205932938C7.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=today\06z500.htm&arc=data\2011\06\06-06\06z500.htm