アサド大統領は20日午後ダマスカス大学で予告されていたスピーチをしましたが、BbC放送や20日づけのal jazeerah net の速報記事に見る限り、殆ど具体的な改革の約束はなく、ある意味でトルコ政府などの期待していたもの(トルコ政府の切迫した期待についてては本朝お伝えしました)とは全く相反するものであったと思われます。
尤も、アサドのスピーチがこの程度のものであることは、これまでの彼の2度のスピーチが逆に反政府運動を燃え上がらせたこととに鑑みても、当然予測されていたところで、今後シリア情勢はトルコとの関係等を中心に更に混迷を深めていくのではないでしょうか?
尤もアサド及びその一派としては、とにかく国際社会が介入に踏み切れないことを見越して、いくら非難されても暴力で反対派を制圧できると踏んでいると見られるので、とにかく今後暫くが山場であるかもしれません。

速報から見るとアサドのスピーチの骨子は
・シリアは昔から多くの陰謀に曝されてきtが現在も陰謀に直面している
・抗議者の中には、正当な改革要求を有する者、打ちこわし者、過激主義者の3が居る
・このうち正当な改革要求者とは対話を継続して具体的な改革を話し合う用意がある
・残りの2者に対しては断固として対処しなければならない
・避難した者に地する報復はないので、なるべくは早く正常な生活に戻ってほしい
と言う程度のものだったと思います。
尤もアラビア語のスピーチも日本語と似たところがあり、英語みたいなビジネス語!と違い、必ずしも直截に物事を表現しないところがあり、さらにより根源的には当方のアラビア語の能力(特に晩酌の後では)の問題もあり、もう少し深いニュアンスがあるのかもしれませんが、その辺は各国のメディアのコメントを見れば少しははっきりするでしょう。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/69DBF805-DD45-4725-8B8F-05867FDD0343.htm?GoogleStatID=1
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-13835393