シリアの抗議運動と治安部隊の弾圧は全土に広まりつつありますが、その経済的な影響も深刻なものがあると推定されます。
しかし、この種の経済的側面は(あまりエクサイティングでないこともあってか?)殆ど報道されませんが、20日付のle fihgaro international netがかなり詳細な記事を載せていますので、要点のみご参考まで。

シリア経済は崩壊の危機に瀕している。
アラブの春が始まって以来、ダマス証券取引所は35%の損失を被ったし、IMFは成長率を下方修正し、シリア通貨も価値も下がっている。
ダマス証券取引所は開かれてから2年強と新しいが、当初h順調であった。しかるにアラブの春の始まり以来、そのカーブは一貫して下げて、17日には遂にこれまでの最安値をつけ、アラブの春以来35%の価値を失った。
IMFも2010年及び2011年のシリアの経済成長見通しをそれぞれ5%から3・2%へ、5・5%から3%へと下方修正した。
金融当局も外貨の流出を止めるために、この5月以来初めて国民に対しドル及びユーロ口座の開設を認めた。
シリア人は6カ月は引き出せない制約の下で、12000ドルまで預金でき、ドル口座に対しては2〜3%、ユーロ口座に対しては1〜2%通常よりも高い金利が適用される。
また通常の口座の金利も従来5〜7%であったのが、7〜9%、高額預金に対しては10〜15%もの金利が適用されることになった。
しかし、これらの措置の効果も短期的であったようで、銀行関係者によれば、最近では毎日預け入れよりも払い戻しの請求の方が多いとのことである。
要するにシリア人は『万一の際には手元に現金を置いておく」と言う伝統的な知恵に従って行動しているのである。
http://www.lefigaro.fr/conjoncture/2011/05/14/04016-20110514ARTFIG00534-l-economie-syrienne-menacee-d-effondrement.php