シリアの情勢に関しては、ロシアも含めて国際社会の発言が厳しさを増していますが、これまでのところアラブ諸国が沈黙を守っていることが注目されてきました。
この点に関して6日付のal qods al arabi net の記事は、湾岸協力理事会GCCが6日、暴力行為の即時中止と国民の要請に応える改革の実行を求める声明を発したと報じています。
記事によると、GCCはシリアのおける暴力の行使と人命の喪失に悲しみを表明したうえで、暴力行為の即時停止を訴えています。

GCCの声明はシリア政府を非難したり、暴力行為がシリア政府によるもの等の表現は避けていますが、シリアの情勢を見れば、暴力行使の即時中止を求められたのが政府であることは明らかではないかと思われます。
いずれにしても、リビアの場合でも、アラブ連盟が明確な意思表示をできないでいるところに、GCCがカッダーフィ政権非難、飛行禁止地域設定を求め、それがアラブ連盟の意思表示につながり、さらには安保理決議につながったことをかんげると、その意味は小さくないと思われます。
ロシア大統領の厳しい発言と並んで、アサド政権の国際的立場は極めて難しいものになりつつあると思いますが、アサド政権は今後とも発言だけは前向きにしながら、せっせと弾圧に努めるのでしょうか?
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-08-06-12-11-42.htm