10日のシリアに関する情勢をal jazeerah net 及びal qods al arabi net から取りまとめると、次の通りです。
なおトルコ首相の発言に関する報道でも、双方で力点の置き方が違うことが興味があります。

・シリアは10日も各地で弾圧活動を続け、人権団体等によれば全土で20名以上が殺され、そのうちホムスだけで18名が死亡した。またシリア軍はホムス等で砲撃を続けるとともに、adlib等で大量の逮捕を行った由。
なお、ハマの住民は(戦車)部隊が撤退を始めたとの報道を否定した(これは次の項のトルコの首相などの戦車がハマスから撤退し始めたとの発言等を否定するものと思われます)
・alqods al arabi net によれば、トルコ首相はトルコの大使がハマを訪問し、戦車が撤退し始めたことを確認したと発言し、また同外相もシリア政府は同外相の助言に従って、ハマに初めて外国報道の訪問を認めたが、同外相訪問後24時間以内にシリア政府が積極的な政策をとったことに満足を表明した。また首相はシリアは流血に歯止めをかけなければならないとも発言した。
同じ発言に関し、al jazeerah の記事は、エルドアン首相がシリアは流血をやめ、民衆に対する暴力をやめるべきとと強調したと報じていますが、他方今後最長2週間以内に改革が行われることへの希望を表明したとも報じています。
・他方シリア外相はシリア軍が治安を回復したので、ハマから軍が撤退を始めたと発言した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/463A3EF4-FE94-4599-A595-2C53C0EA43B2.htm?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/2FE8C4D7-CBE9-4081-8853-557F7CD969F7.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-08-10-13-49-38.htm

以上とりあえずのニュースを取りまとめましたが、その後10日付のalqods al arabi netにもう一つ別の記事があることに気が付きました。
この記事は、10日トルコ国境に近いシリア北西部の2の町を戦車が攻撃しているというもので、その一つは国境から30kmのtaftanazの町で、12両の戦車、装甲車が攻撃して、女性1名が死亡したとのことです。
またその近くの町bansh でも9日4名が殺されたとのことです。
記事もこのシリア軍の攻撃はトルコ外相訪問直後のこととコメントしていますが、果たしてこれがトルコの要求に対するシリア政府の回答であるか否かは、今のところ不明ですが、その有無にかかわらず、トルコとの関係では挑戦的な行動に思えますが、如何でしょうか?
 http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-08-10-11-56-59.htm