シリアについては、17日付のal jazeerah net などが、シリア軍、治安機関、民兵(幽霊)が多くの町の攻撃を続けていて、特にラタキア、ホムスでは住宅地への攻撃で死傷者が出ていると報じています。
記事によると、ラタキアのパレスチナ難民キャンプでは、死者4名に軍服が着せられ、シリア軍の死体に偽装されたとの人権組織の報告はあるが、未確認とのことです。
このシリアの情勢に関して、同日付のal jazeerah netの別の記事は、シリアに対する国際的圧力が強まっていると報じています。他方、同日付のal qods al arabi netの記事は、国際的な圧力にもかかわらず、ロシアはシリアに対する兵器の供与を継続すると表明したと報じています。
シリアの状況に関して国際的な反応に関する報道取りまとめると次の通りです。
・米国はシリア大使館の大使以下に首都以外への旅行の場合には、事前に国務省の許可が必要との制限を課した(もっとも、これはシリアが米大使がハマを訪問したことに対抗して、米外交官に対する旅行制限を課したことに対する相互主義での規制とのことで、特別米国単独の制裁ということではなさそうです)
・米国、欧州諸国、一部のアラブ諸国はシリア問題を審議するために安保理の緊急会合を要請した。安保理はシリアの弾圧を非難し、暴力行為に関する調査開始を要請することになろう(この点先日シリア非難の議長声明が出たばかりで、今回さらに何らかの意思表示をすることとなれば、正式の決議下、議長声明の場合にはさらに厳しい表現としなければ意味がなく・・逆効果ですらある・・また安保理の調査に対してロシア、中国等がいかなる反応を示すかが注目されます。メデべデフ大統領に比したらプーティン首相の方が、シリア擁護の色彩が強い感じがしますが、どうでしょうか?ここのコメントはどうもネットの希望的見方も含まれている感じがします)
・国連はシリア在住の国連職員のうち、必要不可欠でない職員及びその家族26名を離任させた。
・チュニジアはその大使を召還したが、これはアラブ諸国の大使召還で5番目(これまで、サウディ、クウェイト、バハレン、カタールが召喚)
・トルコ政府のシリア批判のトーンがさらに厳しくなった。トルコ外相はシリアがこのまま住民の弾圧を続ける場合に、トルコが全く何もしないということはあり得ないと発言した。また、シリアとの国境に無人地帯を設けるとの報道を否定した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/EF30618C-DD46-4EBD-89BA-0388B252F8E3.htm?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/0C4FEE18-126D-44AB-BD27-3EBB49D9DCFF.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-08-17-13-49-01.htm