シリアでは相変わらず政府軍の武力行使が続いているようですが、29日付の al qods al arabi net は、アンカラで移行評議会が設立された、と報じています。

記事によると、評議会の目的はシリア内外にいる反アサド勢力を結集して、民主的シリア政府の樹立を目指すというもので、評議会のメンバーには94名が選ばれた(そのうち42名がシリア内在住、残りは外国に居住)とのことです。

評議会の議長には burhan gharyoun (アラビア語からの音訳、以下同じ)が選ばれたが、彼はパリ在住の学者とのことです。
副議長は3名いて、1名が faarouq taifour で、シリアムスリム同胞団の指導者、もう一人が riyad seif  で、シリア在住の元国会議員、もう一人が wajdi mustafa でアラウィ派の独立系とのことです。

声明では、評議会は、宗派、民族等に基礎を置かず、すべてのシリア人のための民主的国家をめざし、その手段はあくまでも平和的なもので、国際社会の支援にも期待しているとしています。
またこの時点で評議会を設置したことについては、アサドの圧政に反対する運動の統一、より有効な活動を求める若者の声にこたえるものであるとしています。

シリアの反対勢力については、ムスリム同胞団の存在は比較的よく知られているかと思いますが、同胞団も含めて総ての反政府勢力は、アサドの弾圧で国内的な基盤はなく、またシリアの国情をを反映して、種々の勢力の少数のグループが多数存在するが、それぞれの影響力は未知数というのが一般的な感じで、上に名前が挙がっていた人たちに関しても(少なくとも私は)よく知りません。

果たして、この評議会がシリアの反アサド勢力を結集して、国民的運動の中心になれるのか、今後注目していきたいと思っています。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-08-29-12-15-54.htm