8月29日付仏le figaro international netの記事は、表記の題でイランがシリアの反政府派とも接触を始めていると報じていますが、この記事を31日付のjrusalem post netが引用してイランはポストアサドに備えつつある、と報じています。
仏紙の内容がかなり漠然としていたので、ご紹介しませんでしたが、イスラエルの有力紙も引用しているので、真偽のほどは不明ですが、記事の要点のみ次の通り。
確かに、記事の言うとおりイラン政権は、教条主義的な宗教の面と合わせて、現実政治ではしたたかな現実主義 を見せることもあったかと思います。

シリアの最大の保護者であるイランがシリアからの距離を取り始めた。
イラン外相がシリア支持の発言をしている一方で、イラン要人は可成りはっきりとシリア批判の言葉を口にし始めている。
アハマディネジャードは、政府と民衆が意見が違う時には、対話を通じて解決を図るのが通常であると発言し、殺し合ってはいけないとも発言してる。
本誌の情報によれば、イラン政府関係者がさる欧州の首都(いずれの地か不明)で、シリアの反政府指導者複数とコンタクトをとった。そして、この特使(仏紙の言葉のまま)は、反政府派の幹部、内部のイスラム主義者の重要性、新シリア政府のヒズボッラとの関係、アサド政権との妥協の可能性等について、質問をした。
ベイルートでもヒズボッラが反政府派とコンタクトを取ろうとしている。
特に書記長のナスラッラはシリアへの支持が、アラブ諸国からのヒズボッラへの支持を弱めたこともあり、アサド支持に慎重になっている。
このようなヒズボッラの動きはアサドに対する大きな警告である。
事情は反政府派も同様で、同じく現実主義である彼らとしても、イランに対して完全に背を向けようとは思っていない。
これまでシリアはヒズボッラのへその緒で、その武器の主要な貯蔵所でもあったが、現在ヒズボッラは新シリア政権がヒズボッラとのこのような関係を切るとは考えていない。
この点で、先日のカタール首長のテヘラン訪問は大きな意味を有している。
カタールはイラン及びヒズボッラと良好な関係を有しているが、昔の友好同盟国シリアに裏切られ、カタールはヒズボッラに将来のシリアの政策について安心させ、イランに対してシリアから距離をとるように働きかけている。
http://www.lefigaro.fr/international/2011/08/29/01003-20110829ARTFIG00617-l-iran-prend-ses-distances-avec-son-allie-syrien.php
http://www.jpost.com/MiddleEast/Article.aspx?id=236203