シリアに関しては、13日アラブ連盟が事務局長のダマス訪問の報告を聞いた後、シリアに関する声明を発表しましたが、抽象的な内容にとどまっています。
他方現地では、13日もシリア軍等の民衆に対する攻撃が続いており、13日付のal jazeerah net の記事によれば、死者は21名に上ったとのことです(12日の死者はその後増えて26名に上った模様)
アラブ連盟は、その事務局長の嘆く通り(下記参照)シリア問題に関しては全く無力なことを示し、アサド政権はアラブの声を完全に無視する意向(シリア外相はアラブ連盟の会議を欠席)であることがますます、明らかになっただけの結果だと思います。
記事によると、アラブ連盟外相会議の声明では、シリア政府に対して、暴力の行使の中止と実行的な改革を求め、そのためには事務局長のダマス訪問の際に約束したことを至急実施する必要があるとしているとのことです。
また合意があれば、アラブ連盟事務局よりのハイレベル使節団を、銃撃およびすべての暴力行為停止のために派遣する用意があるとしている由。
なお、アラビー事務局長は、アラブ連盟がアラブの危機に対処することができなくなったと指摘して、アラブ諸国が連盟の決定に必ずしも従わないという文化は変更する必要があると指摘したとのことです。
また、一部のアラブ諸国がアラブ連盟ではなく、別のフォーラムを利用することを嘆いたとも報じられています。
(この部分は、湾岸諸国がますます実行上はアラブ連盟ではなくGCCを重視する姿勢を示していることを指すと思われますが、実際の動きを見ていれば、湾岸諸国の首脳でなくとも、どちらをとるかは自明のように思われます)
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/4F60572E-A011-403B-AE1D-37BE40340FFF.htm?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/FDF7AD91-DB7C-4BD6-A58C-6EACC0B227EA.htm?GoogleStatID=1