先ほどトルコが中東の問題に積極的に関与してきた話を紹介しましたが、報道の面でもトルコのネットが大事になってきたみたいです。
これは2日付のhurriyet net のシリアの国民評議会設立に関するトラブルの報道を指していますが、同様の記事は他では見当たりません。尤も会議があったのがイスタンブールですから、トルコのネットにニュースがあっても不思議はないと思いますが、昔はシリアの情勢についてトルコの新聞ネットに当たるなどと、考えても見ませんでした。
それはともかく、先日国民評議会のスポークスマンが、結成には大きな困難があったと語った事情に関する2日付の記事の要点のみ。

シリアの反政府勢力は2日イスタンブールで国民評議会を結成し、総ての反政府勢力を結集したと豪語したが、その会合は初めから内部対立で混乱した。
まず、会合に招待されなかった、シリア内部のアラブ部族や「街の反対者」と自称する者がホテルの会場に入ろうとして、小競り合いが起き、口論となり、会合は1時間遅れた。
衝突を抑えるために警官隊が導入された。
アラブ部族の代表と言う男は、「自分たちはシリア内部で血を流して、実際にアサド政権打倒の為に戦っているのに、外国在住者の作った評議会では代表を入れられていない。評議会には1月の余裕を与えたが、評議会がその間にアサド政権を倒し、シリア内部の者に自由を与えないのであれば、評議会は非合法と言うことで、別の組織を立ちあげる」と語った。
この要求は評議会により拒否され、シリア内部の勢力も十分代表されているとした。
http://www.hurriyetdailynews.com/n.php?n=raid-rift-cloud-syrian-opposition8217s-unity-deal-2011-10-02

記事の要点は以上で、一見リビアの場合と同じように、国内外の反政府勢力間の権力闘争に見ますが、それ以上の背景は不明です。特にムスリム同胞団の位置などについて。
いずれにしても、シリアの政治は昔から、分裂の激しさ、敵を前にしての見方ないでの闘争、分派活動で知られており、この記事を見ても、矢張りそうかと思ってしまいますが、こんなことであの激しい弾圧をするアサドに対抗できるのでしょうか?