シリアでは治安機関に逮捕された者が拷問の末に殺害される事件が多発しています(先にもこのブログで、何故明らかに拷問と解る証拠のある遺体を家族に引き渡すのか不思議でならないと書いたことがあります。おそらく唯一の説明は反政府派に対する見せしめでしょう)が、今度は部族長の死です。
7日付のal sharq al awsat net の記事は、イラクと国境を接するdir al zur 県のa bakarah族の大部族長(sheikh mashaikh )が治安機関に逮捕されていたが、牢獄で拷問の末に死亡したと伝えています。
このニュースを伝えた大部族長の近親者は、大部族長の拷問と死は、同地方一帯に火をつけるであろうと警告したとのことです。
他方、政府系のネット等はこの部族長の死を否定しているとのことです。
記事によると、この大部族長nawwaf l bashir はシリアだけでも百万人が属する部族の長であるが、1975年父親から大部族長の地位を引き継いで以来、民主化運動に携わってきて、アサドの父の前大統領が作った連立政権(要するにバース党の1党独裁ではないことを示す為に御用政党に連立への参加を許していた)をなす政党の一つに属していたということで、抗議運動発生以来、一貫して抗議運動を支持してきたとのことです
(この記事の通りであれば、かってシリア軍が執拗に砂漠、判砂漠地帯のdir al zur を攻撃していた理由が解ってきた感じがします)

記事の要点は以上で、シリアのことですから、この情報を(少なくとも当面は)確認することもできませんが、仮にこの記事が本当とするとアサドはますます血迷ってきているように思えますが、如何でしょうか?
http://www.aawsat.com//details.asp?section=4&article=643894&issueno=12001