シリアが受諾した、していないと種々の情報が乱れ飛んだ、アラブ連盟委員会の調停案ですが、結局シリアはこれを受諾した模様です。
但し、反政府の国民評議会は、未だアサド政権の受諾の意図を疑っているようで、また米国も改めてアサドに退陣を促しました。
これはal jazeerh net の2日付の記事の報じるところですが、アラブ連盟の調停案の骨子は下記の通りですが、仮に文字通りこの条件が実現されるとすれば、少なくともホムス、ハマ、ダラアその他これまで激しい抗議運動の続いてきた所は「開放区」のような状況を呈することになることは明らかで、シリアの政治に地滑り的変動をもたらすことになり、アラブの春の最大の成果ともなると思います。
但し、問題は実際にこのようなラディカルな措置をアサド政権が本当に実施する意図があるか否かの問題です。
最近までのアサドの態度に鑑みれば、今回もかれ(と言うかバース党政権)一流の時間稼ぎか策謀かと勘繰る方が普通だと思います。
仮にアサドが真面目であるとすれば、最近政権内で何かが起きたのではないか(例えば権力争いとかアサドの健康問題とか?)とも思えますが、それは何でしょうか?
この辺の事情は遅かれ早かれ明らかになっていくと思いますが、取りあえず記事の要点のみ。

アラブ連盟は2日シリアが連盟の調停案を受諾したことを明らかにした。
外相会議後記者会見をしたカタール首相(アラブ連盟委員会の議長)がアラブ連盟の調停案の骨子を次の通りと説明した:
・暴力行為の停止
・逮捕者の釈放
・総ての武装者及び武装の市街地からの撤収
・アラブ連盟及び国際的報道機関への入国と完全な行動の自由の許可
・シリア政府のこれら措置実施確認後、アラブ連盟が国民会議準備のための政府と反政府化の対話を2週間以内にアレンジする。

同首相はまた、シリア政府ん受諾を歓迎するとともに、これら条項の即時実施を呼び掛けるアラブ連盟の声明を読み上げた。そして同首相はシリアがこれら条項を即時実施すれば、更により幸せであり、仮にシリア政府g実施しない場合には、アラブ連盟は再度会合を開くことになると述べた。

これに対して国民評議会は、アサド政権の真の意図に対して疑念を表明した。
その一人はアラブ連盟の調停案g提示されてから2週間になるが、その間400名が殺され、当日だけでもホムスで20名が殺害されたと述べた。
また別のものは反対派h合意を実施すると言う政権の言葉には信頼性が全く無いとみていると述べた。
他方アサド(父)時代の副大統領でその後政権と別れ、パリに亡命しているkhaddam は国際社会が保護しTくれなければ、シリア国民は武装抵抗することを余儀なくされる、と警告した。

国際的反応として、米政府は改めてアサドの退陣を呼び掛けた。
メルケル首相とエルドアン首相はパリで(G2会合の機会と思われる)、シリアに対する厳しい厳しい国連の措置が必要で、シリア政府g国民を殺害することは受け入れがたい、としてシリアの人権侵害を非難した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/97725290-B32F-4BE3-A436-FC399C5A0E37.htm?GoogleStatID=1