4日朝(日本時間)のBBC放送等は、ホムスの映像を流しながら、シリア政府の調停案合意後も、特にホムスなどで政府軍の攻撃が続いていると報じていますが、al jazeerah net の3日付の記事は3日ホムスでは少なくとも19名が政府軍の砲撃、銃撃で死亡したと伝えています。
ホムスでは、装甲車が重機関銃を住宅目がけて発射しているが、特に反政府勢力の強いババ地区に集中し、4日続けて電気も切られ、通信系統もジャムされているとのことです。
なお、先にご報告した通り、4日は[神は総ての抑圧や暴君より偉大である」と銘打った平和的デモが行われると報じています。

他方、カイロではアラブ連盟の事務局長が、3日国民評議会の執行事務局の代表団と会談し、延命の調停案について詳しく説明したとのことです。
これに対して、代表団はホムスでおきていることを例にとりつつ、問題はアサド政権の信頼性がないことで、彼が約束を実行しないことを危惧していると事務局長に伝えたとのことです。
また記者からの、政府との対話に応じるか?との質問に対して、否定的に応え、評議会としては独裁のアサド政権kら民主政権への権力移譲の交渉でなければ、応じる用意はないと答えたとのことです。
またアラブ連盟委員会と参加を希望する他のアラブ代表からなる代表団が、合意の実施状況の検証のため近くダマスカスを訪問するとのことです。

記事の要点は以上ですが、少なくとも3日の状況では、アサド政権には合意を誠実に実施する意向はなく、矢張り時間稼ぎ、あるいはアラブ諸国あてのアリバイのため(要するに自分はともかく反政府派が協力しなかった、という言い訳に使うため)の合意表明であったように見ますが、4日の抗議運動に対する対応が注目されます。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/363DEE47-456E-4F77-ADAA-CBB68478EBB2.htm?GoogleStatID=1