シリアではこれまで政府の力が強く(未だ現在でもそうか?)反政府勢力は弱体な上に分裂していたので、抗議運動の激化後も名前は聞くが、その性格とか相互の関係等は不明のところが少なくありません(少なくとも私にはそうです)。
この点に関して18日付のle figaro international netの記事は、主要な反政府組織をリストアップして、簡単な説明を加えているので、ご参考までに記事の要点のみご紹介します。

シリア国民評議会(CNS)
CNSは8月末イスタンブールで設立されたが、パリで政治社会学を教えるBurhan Ghaliounに率いられる。
仏と米に支持されて(但し承認はされていない)CNSは最大で最も多くを代表する反政府組織である。
メンバーは230名で、半数はシリア内に居住しているが、ムスリム同胞団からリベラル、民族主義者まで多彩な傾向を含んでいる。
CNSはアサドの退陣と国際的なシリア人民の保護を要求している。
地方調整委員会(CLC 英語名はLLC)
国内の主要反政府組織。抗議運動後、町や地区の抵抗運動が全国的に組織された。特に相互援助組織を組織し、シリア軍が支配する病院外での治療等を提供している。
主要なメンバーは青年達で、よく知られた過激派はおらず、連絡はネットで行っている。
一部のものはCNSを支持している。
自由シリア軍
7月末にアサアド大佐により組織され、アサド政権に反対し、軍から離脱した軍人からなっている。
最近、シリア空軍情報本部の攻撃等活動を活発化化させている。
CNSと目標を同じくするが、cNSの方では抗議を軍事化して内戦を招きかねない、として距離を置いている。
最近臨時軍事評議会を設立したが、CNSではアサド政権崩壊後軍人の力が強くなりすぎることを懸念している模様。
シリア内の反対者
Michel Kilo, Fayez Sara, Hassan Abdel Azimとう昔からの反政府者達。
CNSと同じ目標を有するが国内にいる分、より穏健である。
アサドとの対話を受け入れ、総ての外国干渉に反対である。
9月半ばにHassan Abdel Azimに率いられた民主的改革のための国民委員会(CNCD)がこれら勢力の一部の組織化に成功した。
世俗・民主主義勢力
外国にある反政府組織でのイスラム主義者の圧倒的力を恐れて、世俗主義者はアサド後世俗的政府を樹立するために、パリで連立CFLDを樹立した。
彼等はアッシリア・キリスト教徒、クルド人、その他すべての世俗派が参加しているが、その勢力はCNSに比して遥かに弱い。
http://www.lefigaro.fr/international/2011/11/17/01003-20111117ARTFIG00609-qui-sont-les-forces-d-opposition-syriennes.php