昨夜お伝えしたトルコの巡礼に対するシリア兵士の攻撃について、どうやらバスの方にも誤りがあった模様で、トルコ政府は事件が両国間の重大事件にならないように処理しようとしているように見えます。
日本時間本日朝のトルコ・メディアのネットで、hurriyet は特に本件報じていませんが、today's zaman net の方は、英国を訪問中のギュル大統領が、記者団に対して、バスは間違ってホムスの緊張地帯に入った模様で、それが事件の主たる原因と思われるとした上で、事件は誇張されるべきではないとして、このような事件の再発がないことを希望している、と極めて冷静にのべたことを報じています。
またシリアからの非難の的になっているエルドアン首相は、アサドの時間は限られている等と言う刺激的な発言をしても、本件については特に発言していないとのことです。
尤も、記事は、首相は本件について未だ報告されていない可能性があるとも書いており、未だ未だ今後の発展がないとは断言できませんが、事が巡礼に対する攻撃と言うムスリムにとってはきわめて刺激的な事件ですから、国民の反応が抑制困難にならないように、トルコ政府も慎重に対応しているのではないでしょうか?
またシリア外務省はトルコ国民に対して、シリアへの旅行に対する警告(渡航情報)を2度発していたが、今回の事件を受けて警告を繰り返したとのことです。
なお、事件そのものは20日夜起こり、負傷者2名はトルコに帰国後国境に近いAntakyaの病院で手当てを受けたとのことです。
本件アラビア語紙ではal qods al arabi net が事実のみを簡単に報じています。
http://www.todayszaman.com/news-263530-syria-tensions-mount-with-attack-on-pilgrims-pm-lashes-out-at-assad.html
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-11-21-11-39-09.htm