シリアの情勢において、トルコの重要性が極めて増大しているところ、hurriyet net 及びtday's zaman net の記事は、シリア情勢との関係で幾つかのトルコの動きを伝えています。
とりまとめると次の通りです。
・Davutoğlu外相は30日の記者会見で、トルコはシリアに対して制裁を実施すると発表したが、制裁の内容としては
   シリアとの総ての金融取引の停止
   シリア資産の凍結
   総ての武器の供給停止
   協力協定の停止
等を含むとしており、またアサド政権は終点に来たので、トルコとしては新しい正当政府の成立を待って、新しい協力関係を築くと述べた。
・シリアの国民評議会議長Burhan Galiounは28日シリア・トルコ国境に近いhatay県で秘密裏に自由シリア軍のアサアド大佐らと会合した。会合にはSNCからAhmed Ramadan及びAbdulbaset Seidaも参加した。会合でSNC議長は自由シリア軍の闘争を支援すると約束した由。
またトルコの外相は会合について質問され、会合の事実は知っているが内容は知らないと答えたとのことです。
(秘密会合と言うが、hurriyet net には両者の並んだ記念写真も載っており、場所がシリア国境に近いhatay県と言うのはシリアにとり刺激的であり、またトルコ外相が季語の事実を知っていたと公に認めたことは、何らかの形でトルコ政府が関与していたことを示唆しており、トルコがSNCと自由シリア軍の協力を裏で支援している可能性が強いように思われます)
・トルコのシリア制裁にともない、トルコ政府はこれまでシリアを経由してヨルダンその他のアラブ諸国へトラックを通じて運輸に当たっていた輸送路の検討を始めた。シリア向けの輸送は既に大幅に落ち込んでいるが、他のアラブ諸国向けの輸送路の開拓は、トルコ輸送業界にとって極めて重要な由。
またトルコの大企業のシリアでのセメント工場の操業及び建設は既に中止しているか、操業率が極めて低くなっている由。
・(その他不思議な事件として)イスタンブールのトプカピ宮殿で、リビア国籍の男が銃で警備その他計2名を負傷させ、本人は警官に射殺された。この男はシリアのナンバープレートの車で現地まで来ており、当初はシリア人と思われたが旅券等でリビア人と判明した由。犯行の理由、シリアの事件との拘わりは不明の由

http://www.hurriyetdailynews.com/n.php?n=turkey-imposes-sanctions-on-syria-2011-11-30
http://www.hurriyetdailynews.com/n.php?n=secret-syria-meet-in-hatay-2011-11-29
http://www.todayszaman.com/news-264296-turkey-plans-alternative-routes-for-exports-bypassing-syria.html
http://www.todayszaman.com/news-264348-libyan-gunman-injures-two-in-topkapi-palace-shooting.html