シリアに関する10日付のal jazeerah net 及びal qods al arabi net の記事をとりまとめたところ次の通りです。
アラブ連盟の外相会議が1週間先に予定され、その間イラクが動いていると言うことは、手づまり状況の中でアラブ連盟としてはイラクの動きに期待すると言うところなのでしょうが、その間にも多くのシリア人が殺害されていきます。
また制裁と言うのは当然のことながら即刻性はないので、制裁を決めたら、他の道も探りながら、辛抱強く状況の変化を見守る必要があり、シリアの要求で制裁を見直すことは、アサドに足元を見られるだけだと思うのですがね。

・アラブ連盟筋によれば、アラブ連盟はシリア問題検討の為に、今週末外相会議を開く予定(10日ドーハでシリア委員会が開かれたはずですが、その結果については全く報道されていません。意見がまとまらなかったのでしょうか?)
・他方、イラク外相はイラクはシリアがアラブ連盟の調停案を受け入れるように働きかけると話すとともに、アラブ連盟がイラクにシリア問題解決について期待するのは、連盟の調停が行き詰まりに直面しているからであると述べた(イラクへはアラビー事務局長が訪問して、シリア問題について話し合ったことは事実だが、今回イラクが如何る資格・・連盟の委任か代表か独自の立場か等・・で動くのかは不明です。なお、イラクはシリアの資格凍結には反対、制裁には棄権していると思います)
・国連事務局長はハシリアでの殺戮にアサドは責任があると発言
・仏の要請で、国連安保理は今週非公式協議を行う。
・シリアの国民評議会議長は、アラブ諸国、国際社会は、ロシアが安保理での具体的な措置を阻害しないように圧力を加えるべきであると語った。
・シリアでは10日アサド軍により16名が殺害された。仏等はアサド軍のホムスに対する本格的攻撃の可能性がり、その場合かってのハマの大虐殺の再現になると危惧している。
・シリアに隣接するトルコのアンタキア市の住民の多くがアサドと同じアラウィ派だが、彼等の間にアサド政権が倒れると、シリアのみならず周辺地域まで不安定になるとの不安が広まっている由、(もしかすると、シリアの情勢がますます宗派対立の様相を呈し始めた兆候かもしれません)
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/D9603126-6824-40A6-BEF6-B369470D45B9.htm?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/34442370-B599-4E88-8995-2D8EA185B509.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-12-10-13-59-53.htm