ダマスカスでの2の爆破事件は未だに大きな謎です。

24日付のal jazeerah net 等によると死者は40名に上り、負傷者は150名に上るとのことです。
シリア外務省報道官によれば、爆発の2日前にレバノン内務省からシリア政府に対して、アルカイダのグループがレバノンからシリアに潜入したとの情報があったとのことで、更に同人は爆発の態様はアルカイダの手口に酷似しており、またアルカイダの指導者アイマン・ザワヒリがシリア政府に対するジハードを支持したと指摘したとのことです(車爆弾で自殺攻撃をするのはアルカイダの専売特許ではなく、昔のベイルートの米海兵隊兵舎や仏軍等に突っ込んだのはヒズボッラーの自殺攻撃でした。またアイマン・ザワヒリがシリアのジハードを支持したと言うニュースは・・少なくとも私は・・初めて聞きます)
他方反政府派はアサド政権の自作自演としていますが、爆発のタイミング等の状況証拠以外には、その主張の根拠は示していません。
他方ヒズボッラーは爆発は米国によると、その責任を追及したと言うことです(ヒズボッラーがシリアの影響下にあることは周知の事実ですが、2つを合わせると、天敵の米国とアルカイダが協力したと言う、誠にグロテスクな主張になります!)
米国等はテロ事件を非難しながらも、この事件でシリア問題の解決に関するアラブ連盟の活動がそらされてはならない、との趣旨の立場を表明した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/3C2325FB-F6B9-4548-881D-9335DAC13A1A.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-12-23-13-12-04.htm
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-12-23-13-54-32.htm
取りあえずのニュースは以上で(イスラエル紙のネットも覗いてみましたが、今のところ特段の具体的な情報はないようで、事実関係のみを報じています)、シリア外務省のレバノンからの情報の話はありますが、それでもってアルカイダの犯行と決めつけるには時期尚早と思われます。
いずれにしても、仮にシリアの主張が正しければ、事前の情報があったにもかかわらず、政権にとって最重要施設の2を爆破された、アサド政権の治安維持能力の低下が浮き彫りにされ、またアルカイダが介入して来たことで、ますます宗派戦争の色彩が強まることになると思われます。