シリアに限らず中東の情勢は、方々で陰謀渦巻く、下手なスパイ小説よりもはるかにすごい世界ですが、シリアでは首都での2つの車自殺爆弾事件の裏に、政権の自作自演と言う噂が消えません。
更に、ここにきてロシアが出てきて、副大統領の秘密裏のロシア訪問に関する報道です。
これは25日付のal qods al arabi net がイスラエルのマアレブ紙を引用して報じているものですが、この記事が本当ならば、ロシアは表面ではアサド政権支持を声高に唱えながら裏でその幕引きの工作をしていたことになり、仮にこの報道が偽物であれば、おそらくアサド政権内に疑心暗鬼を生じさせようと言う情報工作の可能性が高く、いずれにしても中東情勢の裏をのぞかせるものではないかと思います。
下手なスパイ小説より面白いと思いませんか?
記事の要点のみ

イスラエル紙マアレブは25日 、ロシアがシリアの副大統領faarouq alsharaa に対して、シリアの移行期間で選挙までの期間アサド大統領の後を継いで、大統領職を務めないか、またアサドにはロシアへの亡命を認めると打診して、シャラアは数日前にロシアを訪問したと報じた。
イスラエル紙は複数のイスラエル高官の言葉として、シャラアは今月16日に秘密裏に訪問してロシア外相その他の政府関係者と会談したと報じている。
イスラエル紙は、ロシア筋によれば、シャラアの訪問はアサドに対する抗議の増大に対応するものとしているが、それ以上の説明はないとのことである。
またイスラエル紙は、この提案はロシアのシリア危機解決の提案の一つで、米国も支持しているとしている。
またイスラエル紙は、この動きの裏には、シリアのおけるムスリム同胞団の影響力増大に対するロシアの危機感があり、またシャラアがスンニ派であることも、彼の起用がシリア国民に受け入れられやすいものと考えているとコメントしている。

以上ですが、マアレブ紙のネットであるy net newsの25日版にはこの記事は見あたりません。
またシャラア氏がスンニ派であることは事実で、彼はかなり長いこと外相を務め、国外では若干名前を知られていましたが、国内の政治的基盤はなく、アサドのイエスマンなので無難な男として、副大統領と言うお飾りの地位を与えられているはずです。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-12-25-07-09-51.htm