9日のシリア情勢について同日付のal jazeerah net から取りまとめたところ次の通りです。
・9日シリア各地でアサド軍の銃撃で少なくとも21名が死亡した。特に婦人、子供の犠牲者が多かった。また、拷問で死亡した者の数も9名に上った。
・アラブ連盟監視団の団長はカイロからダマスカスに戻った。監視団の一部がホムスから首都へ帰るところで、その車に銃撃があった。被害や犯行者等は不明。
・反政府派のシリア国民評議会はイスタンブールの会議で、その議長の任期(3ヶ月であった)を1月延長した。
(1月の延長と言うのは極めて奇異だが)議長は昨年末、主として国内にいる反政府派の国民調整機構と協力協定に署名したことに対して、評議会内から厳しい批判を受けていた。
評議会の報道官は、任期延長について言及せず、後刻声明が出されるとのみ発言した(これはまたどういうことでしょうか?決定がひっくり返る可能性があるのか、説明ぶりで合意ができていないのか、いずれにしても評議会内部の混乱を窺えせます)
・アサド大統領は10日重要な演説をする予定の由。
・バース党の一部がシリアを救い、多党制からなる民主国家を作るためとして、政権に反対し、反政府側に立つことを表明した。但し、そのメンバーの氏名、数等は一切不明。

取りあえずのところ以上ですが、状況は全く改善されずに、シリア国民評議会の内部での対立が顕在化し、バース党でも分裂が起きている模様(実際のところは全く不明だが)等シリア政治の重大な欠陥である、個人主義、分派主義の傾向が顕著に見られると言う気がします。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/22E0DBC2-AAE6-4314-84C7-14846F470B91.htm?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/119F19D0-1B10-451C-A7CF-726C8FFE495F.htm?GoogleStatID=1