18日のシリア関連情勢についてal jazeerah net 及び al qods al arabi net から取りまとめたところ次の通り。

・18日シリア各地でアサド軍の銃撃で23名の市民が死亡したが、その多くはホムス、イドリブ及びダマスカス郊外であった。ホムスでは9名が死亡した。 
・他方、ダマスカス郊外のzubdaniでは、政府軍と自由シリア軍の休戦(地元の有力者が国防次官に対し斡旋したものの由)が維持され、マーヘル・アサド(アサド大統領の弟で国民弾圧で悪名高い)の指揮する第4師団が町から撤退した模様。自由シリア軍は市街地には姿を見せないことになっている由。
この休戦は政府軍が町の攻略に失敗したためで、自由シリア軍は政府軍の装甲車4両と輸送車2両を破壊した模様。
(zubdaniの休戦は前から伝えられていたが、詳しい情報は初めて。勿論反政府派の情報に頼るこの報道の信憑性は確認できないが、仮にかなり真実に近いとすれば、首都の近くで、しかも恐れられている第4師団が攻略に失敗し、地元有力者の斡旋で撤退したと言う意味は、今後のシリア情勢に大きな影響を及ぼす可能性もあるように思われます)。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/05D531DB-A422-49B0-B966-9050B77D80DA.htm?GoogleStatID=1
・他方、レバノンのヒズボッラーは、zubdaniをカチューシャ・ロケット(ロシア製の連装ロケット砲)で攻撃したとの反政府派及び一部アラブ報道を、事実無根として否定した。
(ヒズボッラーのシリアへの干渉の可能性については種々議論されていますが、少なくとも私の知る限り、ヒズボッラーが実際に加担したと言う報道はこれが最初です。勿論記事の通りヒズボッラーは否定しており、事実関係は不明です。なお、この街はダマスカスからレバノンの方向にある、割かし国境に近い町だったと記憶しているので、レバノン内からロケット砲で攻撃することは可能だと思います。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-01-18-17-24-02.htm
・EUはシリアの治安関係者22名及び機関、組織8を追加的に制裁に加えることとした。但しこの措置は外交官レベルの合意で、23日の外相会議で確認される必要がある。
英国首相は18日議会で、シリアに対する制裁を更に強化する必要があるとして、英国はそれを主導する用意があると述べた。
同首相はまたイラン及びヒズボッラーがアサド政権の国民の弾圧を支援していると非難した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/07E1D8C2-10DD-4F17-BE8C-08F57388806E.htm?GoogleStatID=1