7日のシリア関連情勢al jazeerah net 及びal qods al arabi net 等から取りまとめたところ次の取りです。

ロシア外相がアサドと会談し、シリアは流血防止と改革に真剣であると語った一方、ホムスでは更に砲撃が激しく再開されたとのことで、具体的な合意はこれから発表されるのでしょうが、残念ながら(と言うか当然ながらと言うべきか?)ロシア外相の訪問で事態は一向に改善しないと思われます。
何しろアラブ連盟の暴力停止などの一連の厳しい要求に同意する一方で、平然と殺戮を続けたアサド政権ですから。
尤も、ロシアが武器供与の停止の警告やロシア軍を中核とする監視団の派遣(そうなったら自由シリア軍から攻撃される可能性がある)等の措置に出るなら話は別ですが、そんなことが想像できますか?

・ホムスではアサド軍の激しい砲撃が再開された。イドリブとzubdaniでも激しい砲撃が続けられている。
(少なくともこれらの地域では重装備のアサド軍がカラシニコフしか有さない自由シリア軍に比したら、圧倒的に優勢だと思います)
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/84E550BB-DC6A-4553-A1D1-32517F6DF4D8.htm?GoogleStatID=1

・GCCは7日、GCC諸国がシリアの大使を追放し、自国の大使を召還することを決めた。
また、GCCは11日の会議で断固たる措置をとると声明した。(それらが何かは不明)
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/69EE8301-54C3-4BDB-977E-B2ACA074642D.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-07-14-23-48.htm

・クウェイト内相は在クウェイトのシリア大使館に乱入したシリア人抗議者は、本国では身に危険があるので、シリアに送還しないと発表した。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-07-12-53-04.htm

・ラブロフ外相との会談で、アサド大統領は流血の中止とアラブ連盟監視団の拡大に賛成であるとの立場を伝え、外相は改革の実施を求めた由。

・トルコ首相は安保理の拒否権行使を大災難と表現し、アサド大統領の自国民虐殺を激しく非難し、トルコが近くイニシアティブをとると言明した(その内容は不明)
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/036EA8A9-946F-43BC-A509-874AECF1FA46.htm?GoogleStatID=1

・シリア政権系の放送局は、シリアが逮捕している49名のトルコ情報局員の釈放について、両国間の交渉が始まったと7日報じた(49名と言う妙に具体的な数字が気になるが、トルコの情報局員・・スパイ・・がシリアに潜入していることは当然予測されても、49名もの多数が逮捕されるほど間抜けとも思えない。当然と言うべきか、トルコのネットではこの記事は見当たらなかった)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-07-17-42-01.htm

・シリア国民評議会と自由シリア軍は共同の声明で、海外のシリア人実業家及びアラブ実業家に、シリア国民の自衛及び民間地区をアサド軍から守るための行動に対して、資金的援助をするように呼びかけた。
またシリア国民評議会はアラブ政府に対しても同様の呼びかけをおこなった。
国民評議会の幹部の一人はアラブ諸国による国民評議会がシリア国民の代表であるとの承認は近いだろうと述べた。
(このシリア国民評議会のシリアを代表する組織としての承認が、上で言うアラブ諸国の「断固たる措置」に当たるのでしょうか?もし、そのような事態になれば、アラブ諸国は公然と国民評議会を通じて、資金や武器の援助をできることになります・・何しろ承認された正当政府ですから、勿論尚早の承認として内戦干渉というそしりは免れませんが。勿論単なる推測です)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-07-06-58-27.htm